みざきさんのレビュー一覧

『吸血鬼と愉快な仲間たち 2』コミコミスタジオ限定SS小冊子「忽滑谷刑事の事件簿2」 特典

忽滑谷好きにはたまらない短編その2

コミコミスタジオ限定の書き下ろし小冊子。
こちらの忽滑谷刑事の事件簿シリーズ、今後も刊行に合わせて付属されていくのでしょうか。
今作も忽滑谷好きにはたまらない短編となっています。

1作目に引き続き、忽滑谷の後輩であり相棒の柳川視点で綴られていく忽滑谷刑事の華麗なる事件解決記録。
出来すぎて突飛な行動を取っては、スタンドプレーになりがちな忽滑谷に苦労をする柳川の図は相変わらずですが、それ…

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吸血鬼と愉快な仲間たち 2 小説

木原音瀬 

新装版2作目

新装版2作目。
1作目に続き今作でも細かな表現が時代に合わせて変化していて、旧版をお持ちの方は読み比べてみても楽しめるかもしれません。
そして、挿画を担当されている下村富美さんのイラストも旧版ver+1部リニューアルされて収録されています。
スマートフォンを掴んで一生懸命に飛ぶアルの愛らしさったら!
アルと暁がよく訪れるスーパーの店員視点の書き下ろしも微笑ましくて、にこにこしてしまうな素敵…

4

ヤンキーとキャラメリゼ コミック

梅渋ちうこ 

君はかわいい魔法使い

なんてこった。真木くん、なんて愛いのか〜!!
すごく不器用でとってもキュートな男の子でした。
ぶっきらぼうな態度の中にあるかわいさが隠しきれていないんですよ…!こんな子愛さずにはいられんってもんです。

一見近寄り難いルックスで誤解されやすい彼ですが、その実態はというとかわいいものが好きなだけ。
ただそれだけだというのに、幼い頃から生き辛い境遇にあったのがなんともやるせないのです。
そ…

3

さよならトロイメライ 小説

尾上与一  笠井あゆみ 

罪の共有とトロイメライ

変革の時を迎えた明治大正という時代と家に翻弄され、罪を共有して生きるしかすべがなかった少年たちの激動の物語。
激しくも狂おしい2人に寄り添うのは、飴色をした小さな木箱が奏でる素朴なトロイメライ。

愛して、焦がれてやまないけれど絶対に許されない。
朗らかに笑い、同じ夢を見たあの頃には戻れない。
港に押し寄せる荒波のように苛烈な彼らの人生と、儚さと懐かしさを感じさせるトロイメライの曲調の対…

4

なつめさんは開発(ひら)かれたい コミック

マミタ 

優しい手ほどき

もうちょっと長くこの2人を読みたかったなあ…でいっぱいになる作品でした。
レビュー数と評価の高さに読んで納得。ほぼセックスの手ほどきシーンだというのに、この沁みるような優しい甘さは一体なんだろう。

いつもお世話になっている家事代行スタッフが、性指南を求めて依頼をしたデリヘルキャストとしてやって来た。
…と、実際にはまずあり得ないファンタジーな設定です。
でもですね、それが気にならなくな…

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ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

21歳差のときめきとかわいさ

終始穏やかな雰囲気進む、とっても甘くて素敵なお話でした。21歳の年の差ものはなかなかないのではないでしょうか?

人気実力派ベテラン俳優の攻めと、ひょんなことから攻めの家に居候をさせてもらうことになった大学生の恋の物語。
両視点で語られる日常生活の中に小さなときめきがあちこちに散らばっていて、読み進めながらときめきを拾い集めてはじわじわと萌えが積み重なっていくようで、最初から最後までふわ〜っ…

1

ホワイトライアー コミック

芹澤知 

瞳がもの言う丁寧な心理描写

少しぼやけて映る笑顔の慧をバックに、座って佇む大河。
印象的なカバーイラストだなあと思っていたら、読後に見るとこれがなかなかに憎い演出で、やられた〜!と思いました。なんて素敵なセンスなの。

事前情報を何も入れていない状態で読んだのですが…
人気俳優と美容師の恋…と、もっとパッと華やかな雰囲気なのかと思いきや、じっくりと浸れる系のお話ではないですか。
芹澤先生のコメント通り、初読時と2度…

4

コワモテの隣人がΩだった時の対処法 コミック

ニクヤ乾 

童貞を殺すかわいさ

すーーっっごく良かった…!!最高でした。
読み終えたばかりなのに、その後の2人が読みたい気持ちでいっぱいです。

タイトル通り、強面の隣人がΩだったというお話なのですが…隣人の宮永がもう、とってもかわいらしくて色っぽいお兄さんなんですよ…!
どうしよう困った…頭を抱えました…
一見体温が低そうな宮永が見せる何気ない仕草とギャップに、晃太と共にツボをぐっと押されて悶絶してしまうこと間違いな…

5

王様に捧げる千夜一夜 小説

安西リカ  Ciel 

とびきり甘い千夜一夜

なんて素敵なお話なのでしょうか。
ほろほろと口どけの良い砂糖菓子のような、甘くて心地の良い柔らかな雰囲気が漂います。
流れるように「ああ、なんだか良いな」が続いていくのです。
静かな夜にぴったりの1冊だと思います。
ゆったりとしたテンポで綴られる優しいお話でした。

タイトルの千夜一夜から連想するものといえば、やはり千夜一夜物語ことアラビアン・ナイト。
下働きのアーシェが語る御伽話の…

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うい恋 ~南の島で先住民に求愛されています~ コミック

彩月ユリィ(ユリィ) 

褐色の溺愛先住民

先住民!褐色肌!言葉が通じない相手!南の島!大自然!
と、好きな要素がたっぷりと詰まった作品でした!
攻めのラキがツボにどすどす刺さりました。太陽のような笑顔がまぶしい溺愛攻めです…!

地理学教授の父親たちと共に架空の南の島の先住民族の調査に訪れた日本人大学生・ウイ(初)と、先住民族の青年・ラキの一夏の恋の物語。
帯やあらすじも「えっち」を推していますが、それ以上に言葉が通じない2人の…

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