Sakura0904![]()
受けの持田が抱えている秘密は結構重いものなんですが、それをほとんど感じさせないくらい、読後は爽やかな印象が残る作品でした。どこまでも純粋で思いやりに溢れている進藤と、底抜けに明るい持田のおかげで、これだけ後味のすっきりした作品になったんだと思います。進藤があまりにも善良で、持田に何を言われても彼を責めることなく自分の中ですべて完結させてしまうようなキャラだったので、もう少し自分の気持ちを相手と共…
受験期から高校卒業までの間の話ということで、進路と卒業後は一緒に住むのかどうかということについて、2人がそれぞれ考えるストーリーになっていました。楢崎は母親と幼い弟達だけを残して1人暮らしはできないと考えていましたが、兄が結婚して実家に残ると言ってくれたので、寺島に同棲しないかと誘います。でも、寺島も母子家庭で大切な母親1人を残したくはないと考えているので、その案は却下。2人とも母親思いで素敵だ…
大きな環境の変化があったりするわけではないのに、2人の心情の変化だけでストーリーを展開させているところが単純にすごいなぁと思いました。初めてのセックスで生じた寺島の性欲への戸惑いと、彼の周囲の人物に楢崎が初めて覚えた嫉妬。2巻はこれだけで話が成り立っているんです。恋愛って、ちょっとしたことで日々感情を揺さぶられるものだよなぁということを、改めて感じさせられた気がします。
寺島は楢崎とのセ…
最初メインの2人は図書室で距離が縮まっていくんですが、その時はどちらもとても淡々とした物静かなキャラで、テンションの低い男同士のやり取りだったのが、後半にいくにつれてヤンキー寺島のテンションだけどんどん上がっていくのが、見応えあって面白かったです。先生もあとがきで言及されているように、本来は後半の姿が素で、今まで心を強く動かされる物事に出会わなかったから隠れていただけなんでしょうね。そんな寺島を…
くれの先生が描く、ちょっと強引だったり言い回しに狡さがあったりする攻めって、とても素敵だなぁと改めて感じました。攻めの四十住は、三十路も越えていて十分に大人の余裕と魅力を持っているキャラ。高校生の良に初めて会った時から惹かれ、完全に胃袋を掴まれます。四十住が良に引かれないよう細心の注意を払って接しつつも、好意を伝えてからは堂々とした態度をとったところが気遣いと積極性を両立させていて、さすが大人だ…
タイトルからいわゆるBL作品へのメタ要素のあるものかと想像していましたが、BLゲームを作成するために男の体を研究するという名目でした。お金に困っている佐藤を、友人の幡と要が研究に協力してくれれば報酬を出すと言って誘い出すところから始まります。2人に同時に、あるいはそれぞれに体を責められた上に、ゲームの脚本作りのために様々なBL作品を読まされた佐藤は、普段から会う人会う人に欲情される妄想をしてしま…
お喋りで1人で突っ走りがちなリーゼントヘアのカッチーと、あまり繁盛しなくて経営不振気味のバーのマスターという組み合わせで、「動」と「静」のような正反対のイメージを持つ2人の掛け合いが面白かったです。『僕の先輩』シリーズの雰囲気が私にはあまり合わなかったのですが、そちらに比べるともう少しギャグも落ち着いていて、しっとりしたシーンとのメリハリもついているので、羽生山先生独特の描き方を楽しみながら読む…
最初は攻めの赤坂の性格を好きになれるか未知数でした。良く言えば裏表がない、悪く言えばちょっと図々しいようなタイプの彼。でも、猫を被りがちな受けの八木に素を晒け出させるには、他人の領域に躊躇せず踏み込める赤坂みたいな人間じゃないとダメだったんだなぁと思います。相手によっては遠慮のない踏み込み方が悪く作用することもあるでしょうけど、八木にはそうやって踏み込んでくれる人がきっと必要だったんでしょうね。…
前巻よりは柴×秋山の関係性に萌える余地が出てきました。柴が秋山に一方的に感情を押し付けたり欲情したりするのではなく、自分の望みを素直に伝えたり秋山を守ろうと行動したりと、成長している部分が見られたのがとても良かったですね。秋山も、自分の柴に対する好意をちゃんと自覚して、やっと2人は対等な恋人同士になれたんじゃないかと思います。冴えない星間もなかなか面白いキャラだったので、また星間と柴の絡みが見た…
色気と漢気が濃密に混ざり合った雰囲気の作品でした。着物の裾のはだけた部分から覗く、むっちりとした生白い脚がたまらないですね。脚と脚が絡み合う様や、相手の股間に顔を埋める様など、濡れ場の1つひとつの動作の描き方が非常に生々しくて魅了されました。
もちろん見所は濡れ場だけではありません。受けの雪が元ヤクザなので刃傷沙汰も多く、ハードな要素も含んでいる作品です。でも、ただただ血を流すわけではな…
