Sakura0904![]()
飄々としつついざという時には受けへの愛を見せてくれる攻め×相手に媚びない強気受け、大好物です。前巻の『GAPS』のスピンオフということで、片桐の腐れ縁として登場した矢島がメインのストーリーとなっています。腐れ縁である片桐には砕けた接し方でしたが、本来はどちらかというとクールな性格で仕事のデキる人間なのかなぁと想像していました。が、実際にはまともな常識人且つ少しお人好しで人を疑いにくい面もあり、巡…
前巻の最後で日本とニューヨークに分かれることになったリョウと聡。互いがいない間に、ふとした瞬間相手のことを思い出したりして、益々想いを募らせていきます。別件でのニューヨーク行きをきっかけに、先に聡の方がリョウに会うため行動することになります。一方リョウは、死んでいなかったというボスのハロルドを追いかけ、今まで引っかかっていた疑問の真相を確かめるべく動きます。ハロルドとリョウがどのように決着をつけ…
前巻は2人の現在と過去を織り交ぜながら描かれるも、どちらかというとリョウの過去の比重が大きかったかな?という印象でしたが、今作は聡の帽子職人としての葛藤が非常に大きな割合を占めていたように感じます。前巻ではライバルとして登場した後藤に、ニューヨークでのファッションウィークで帽子メインのショーを任されることになり、聡は過去に賞を獲った帽子をいかにして越えるかということに囚われ、自分との戦いに苦しみ…
今回は番外編や描き下ろしまで、すべて麻見×秋仁となっていました。前回麻見の部屋で銃撃戦があってから、秋仁が側にいると彼も自分も守れないと判断した麻見は、秋仁を山奥の寺院に預けて1人で行動し始めます。香港編でも思ったのですが、2人が離れ離れになるといちゃいちゃが見れなくて寂しい反面、普段はあまり聞くことのできない麻見の秋仁に対する想いの強さがモノローグや表情、台詞などから伝わってくるので萌えるんで…
まずは表紙から想像できない画力の高さに驚きました。表紙も十分綺麗なのですが、イメージしていたタッチの方向性と全然違うというか、洋画っぽさを感じさせるような大人なタッチなんです。特に攻めの片桐の顔がドンピシャでタイプでした(笑)。そして、タイトルでイメージできる範囲からもストーリーがかけ離れていて、ある意味衝撃を受けました。ついついエロに重点を置いた、スパダリ系攻めと絆され系受けの快楽漬けの物語だ…
5作品収録されていますが、どれもキャラ設定が素敵で印象に残る作品ばかりでした。緒川先生の短編だと病んでいるものも多く、身構える人もいらっしゃるかと思いますが、この作品に関しては無用な心配です。似たような雰囲気でいうと『誤算のハート』や『溺れる魚』みたいな感じでしょうか。コメディでも病んでもいない、爽やかな、でもどこか緒川先生らしさを感じさせる、そんな作品が5つ描かれています。
特に好きだ…
受けの豪が幼い頃から輪に入るのが苦手でずっと孤独に感じてきたという設定なんですが、その悲観的な性格をあまり表に出すこともなく、とても素直でストレートに行動するキャラで好感が持てました。虐められてきたわけではないので、人と接すること自体は彼にとってそこまでハードルの高いことではないのかもしれませんね。対する攻めの勇亮はゲイで、響というセフレのような関係の男がいます。響にも本命は別におり、その辺の互…
秋平先生独特の細い線と柔らかいタッチが、話の雰囲気やキャラクターと絶妙にマッチしていたと思います。攻めの北山は割とストレートにものを言いますし、ヘタレだとは思わなかったですね。繊細というか、悪い方向に考えてしまいがちなので極力期待はしない性格という感じでした。受けの古川はまさに敵をつくらない性格。アホっぽいとか、能天気とかではなくて、素直で行動力のある本当に好感の持てるキャラクターでした。この2…
座裏屋先生作品には多く見られる、長髪で紳士的で余裕のある攻めと、短髪で絆されやすい受けという組合せ。本当の恋人同士になる前にお試し期間を設けるというようなストーリーはありがちですが、どちらかが意地でも好きにならないからなんて反発して始まったり、遊びのつもりで始まったりする展開が多いように思います。でも、この作品ではあくまでノンケのテオが同性のカミロを受け入れられるのかを確かめるための期間であり、…
初めて読んだ作家さんだったのですが、表紙の美麗なタッチから王道ロマンチックストーリーなのかなと想像していました。読後の印象としては確かにある意味王道でロマンチックでもあったのですが、泥臭いというか、人間味溢れるシーンも多々織り交ぜながら進んでいく、綺麗な部分とそうでない部分が絶妙に絡んだ作品だったように思います。
主軸はあらすじにある通り、アーミッシュという独自の規律を守るキリスト教コミ…
