フランクさんのレビュー一覧

逢縁カタルシス コミック

大島かもめ 

良き主従関係モノだった。

作家さん買いです。
絵と雰囲気が好きぃ〜!

薬種商「伊波屋」の若旦那として登場する伊波(受け)。

すごく物腰柔らかな人なので苦労知らずのお坊っちゃま育ちなのかと思いきや、なんと丁稚奉公からの叩き上げなんですよね。
彼の人生を紐解いてみると、婚約者に逃げられたり、同じ釜の飯を食ってきた仲間からの裏切りにあったり、他にも色々とあって、普通の人ならHPが限りなくゼロになってもおかしくない…

5

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

犬は裏切らない。

クイックと呼ばれる人間に変身できる力を持った犬たちが住む町が舞台。
人間が犬になれるのではなく、犬が人間にもなれるというところがポイントであり、ここがすごく良かった。

というのも人間のランスは堅物で真面目な保安官。
町と群れの仲間達を守るという責任感に満ちていて、仕事が恋人タイプなんですね。

マリファナの匂いをぷんぷんさせた新参者ティムの正体や目的を探るために、犬の姿でティムに近づ…

3

ひよこ劇団で社長と幸せ上演中 小説

榛名悠  金ひかる 

終わりのSSでの攻めのポンコツ化が好き。

表紙とタイトルの印象を裏切ることなく、楽しく読めて良かったです。

中身は打ち切りを宣告された弱小劇団の立て直しをすべく、攻めと受けの二人であれこれ発奮するお話です。


攻めの第一印象はかなり悪いんですよね。

受けとぶつかって、受けの大事な仕事道具である人形を台無しにしたにも関わらず、急いでいるからと謝りもせず立ち去る。
なのになぜかその後、劇団にやってきたかと思うと、身銭を切…

1

異世界しあわせ恋食堂 小説

小中大豆  鈴倉温 

ほのぼの100%保証

「無愛想な領主×転移者の料理人+ちびっこ。ほのぼの異世界レストランラブ!」とあるけど、まさにそのまんまです。
異世界に店ごと飛ばされちゃった料理人の受けと、おチビちゃん達との交流がほほましく穏やかな気持ちで読めました。
小中さんはたま〜にほのぼの系かと思いきや、ダークな闇が見え隠れして涙目になることもあるんだけど、そういうのもなし。

ちなみに「無愛想」といっても、傲慢とか俺様ゆえの無愛想…

9

スパダリ社長に拾われました~溺愛スイーツ天国~ 小説

安曇ひかる  タカツキノボル 

スパダリだけど、やがて残念男に……。

変に捻ったところもなく、すんなり王道で楽しめました。

「ケーキ」が二人にとっての鍵なんですね。
攻めが継いだ「ラ・スリーズ」は、今や全国区の洋菓子メーカーだけど、元は祖父母が開いた町の小さなケーキ屋さんだった。
そしてその小さなケーキ屋「ラ・スリーズ」でケーキを買うのが、つましく暮らす祖母と幼かった受けの何よりの楽しみだった。

二人は大きくなるまで会ったこともないけれど、小さな町の…

1

I'm in Love コミック

阿部あかね 

メイちゃん、かわいい。

メイちゃんが大変かわいくて、心は超ウブなくせに、しっかりエロい。

おっぱい&お◯◯◯大好きなAV男優の尊なのに、男のメイちゃんが彼の中で「特別枠」になっていくの、わかるんですよね。
メイちゃん枠っていうのかな。
もうメイちゃんにしか反応しないっていうのかな。
実際反応しなかったし。
そんくらいかわいかった。

尊は身体が資本なAV男優なだけあって、超〜いい身体してやがる!
これ…

11

恋の仕方がわからない コミック

まちお郁 

調子が狂いっぱなしの攻めの姿に、ぷぷぷ……!!

来るもの拒まず、去るもの追わずだったはずのクズ攻めが、いつしか……ってところがいい。
攻めざまぁ要素もあって楽しめました。

「自分のやることに一切口出ししない」という条件を突きつけたのは自分なのに、あまりにも相手が何も言ってこないことに調子が狂い出す。
も〜にやにや!!

受けの楓は、恋人ポジにいられるだけで満足しちゃってて、先輩の心をこっちに向かせようとかまったく考えてないんですよ…

2

恋愛感情論 コミック

相葉キョウコ 

頭でっかち同士の恋愛

基本は、真面目で寡黙な年下攻め×美人受けって感じです。

心理学を学んでいる攻めと、感情が記号化されて見える特殊能力持ちの受けという組み合わせ。
お互いに研究&好奇心の対象みたいな感じで興味を抱き、一緒にいることにした二人です。

どっちも頭でっかちなんですよね。
心理学に詳しいから、感情が見えるからこそ、ついついそれに頼りきってしまう。
だけど、そんな知識や能力はかえって邪魔なだけ…

3

紅狐の初恋草子 小説

鳥谷しず  笠井あゆみ 

ネコ好きさんにオススメしたい

途中までは、許されない恋に胸を焦がす千明(受け)の切なさにギュギュ〜ン!と胸よじらせてました。

が、しかし。
うっかり尻餅ついてしまった千明の孔に、まさかの……。

攻めの紅葉の本来の姿は妖狐なんですね。
だから、この時は狐の姿に戻ってたのかなぁ?
それなら、まぁ人間よりも尖ってるし、あれがうっかりということもあり得る(ありえないが)かもしれない……
でもそんな描写どこにもないし…

3

魔術師は野獣な貴公子に溺れる 小説

小中大豆  榊空也 

ストレスフリーで楽しい一冊。

依頼主にだまされて(半分は真実なんだけど)自分の作った魔術で、片思いしてる親友ミケーレを犬にしちゃったネロと、子牛サイズの犬になってしまったミケーレとの同居生活。
一番ツボったのは「シヴァ犬」(笑)
小中先生のネーミングセンスに平伏です。

それにしてもミケーレの清々しいまでのヤリチンっぷりときたら……!
ひどすぎて思わず笑ってしまうレベル。
人類皆、兄弟姉妹を目指してるのか?みたいな…

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