フランクさんのレビュー一覧

彼と彼が好きな人 小説

安西リカ  陵クミコ 

いつか別れそう……という思いを払拭できない…

あらすじから「ライバル同士」のお話だと分かってたので、もっと足の引っ張り合いとかするのかと思いきや……。

二人で「俺、あいつのそういうところ好きなんだよねぇ」「わかる、わかる〜!」みたいなキャイキャイ感がめちゃくちゃ微笑ましかったです。
これって、私が腐友さんと「攻めのあのセリフ、死んだわ。」「わかるー!」「だよねぇ!」「で、あそこがまたたまらんよね」「わかるー!」と盛り上がるのと何も変わ…

3

さんにんぐらし コミック

平喜多ゆや 

一つ屋根の下で……

すごく久しぶりに読んだけど、ほわほわ心が暖かくなっていいお話だなぁと改めて思いました。

両親が離婚し、兄弟で暮らしていた家に兄の彼氏がやってきて一緒に暮らし始める。
そんな生活を小学生の弟視点で描いています。

不仲な両親の様子を見て育った幼い弟には心の傷が残ってしまっているんですね。
愛し合ったっていつかは両親のように別れてしまうかもしれないと、愛そのものに不信感を抱いてしまってい…

3

恋の記憶 小説

杉原理生  山田ユギ 

「でも、欲しかったんだ。」

開始後早々に既視感を覚えて、あれ?!これもしかして読んだことある?と思わず自分のレビューを確認してしまったほど、杉原さんらしさに満ちていると思います。
(結局未読だと判明したけど)

静かに淡々と、溢れそうで溢れない表面張力ききまくりな感じ。
そしてある日、もう相手のいない世界は考えられない事にふと気づく……というじわじわの真骨頂みたいな。

こちらの作品は、幼い頃から毎日一緒だったけ…

4

お前になんか惚れてない! 小説

成宮ゆり  海老原由里 

社畜同士の良きリーマンもの

酒場で出会って意気投合。
「あんたなら男でも抱ける」と言うノンケの攻め。
「(バリタチなので)抱かれた経験はないが、俺もお前が相手なら抱かれてもいいと思える。」と返すゲイの受け。

酒の上での戯言とは言え、初対面でこんなに盛り上がってしまった二人。
なに、こいつら♡♡♡

「元攻め」の受けっていいですよね。
バリタチだけど、あいつにならお尻を許してもいいというところに特別感を感じて…

1

手に入れたいのはオマエだけ 小説

成宮ゆり  桜城やや 

受けがかわいい!

受けは抱かれたい男No.1のカリスマボーカル。
攻めは、子役あがりで賞を獲ったこともある実力派だけど、いまいち地味で世間にはそこまで知られていない俳優。

最初は攻めを目の敵にしてツンツンしてるので、こいつ性格悪ぅ……と思ってたんだけど、実は一途な健気系だとわかって萌えました。

受けはけだるい色気と不敵な笑みで抱かれたい男No.1と言われてる男なんですよ。
そんな男が「一回だけでいい…

0

本気の恋をお借りします 小説

夕映月子  すずくらはる 

あまくてかわいくて、まさに読む癒し

レンタル彼氏と客として出会ったときからお互い一目惚れな二人。
そんな二人の両片思い状態を、両視点で交互に読んでいくというわかりやすい親切設計。
会えば会うほどお互いに「この子だ!!」「この人しかいない!!」とメロメロになってお花畑状態になったり、でも…こんな素敵すぎる人に自分なんか無理かも…と沈んだりする様子をひたすらニヤニヤしながら読むという作品が好きなので、とても楽しめました。

レン…

4

キューピッドに落雷 追撃 コミック

鈴丸みんた 

この二人の破壊力たるや!

やっぱりこの二人、かわいいなぁとひたすら思いながらの読書でした。

初読み時は猛生先輩がお邪魔虫でちょいウザい!と思ったんだけど、何度か読むうちに気にならなくなりました。

猛生との仲を誤解した慎吾が、蒼生先輩を避けまくって拗ねた挙句、「オレじゃなきゃダメな理由言える?」とか、つい口走ってしまったとはいえ聞けちゃう慎吾に眩しいほどの若さを感じた!
(なんてババくさい感想……)

そし…

4

この先は二人きりで コミック

まちお郁 

甘酸っぱさと、かわいさが詰まってる

DK同士の恋を丁寧に描いていて、とにかくかわいい。
かわいいに尽きる。

ノンケ親友に片思いしていたゲイの春輝。
まさかの両思いになった嬉しさや、恋のふわふわ感が詰まっててすっごくいい。
恋が実った嬉しさ、喜び、といった幸せパワーが紙面の向こうから伝わってきて、読んでるこっちもなんか幸せのおすそ分けをしてもらった気分になれる。

喧嘩をした後に春輝が言う「竜介は俺にとって奇跡みたいな…

3

蒼獅子と百年の恋 小説

鴇六連  鈴倉温 

受けへの想いを貫くド根性攻め

人を喰らう妖魔とそれに怯える人々が暮らす中華風ファンタジー。
かなりの変化形ではあるものの幼馴染同士、かつ記憶喪失による再会ものです。
そしてどんな苦難に見舞われようとも、受けへの想いを貫き通した攻めの物語でもあります。

妖魔はあの世にいけずに彷徨ってしまった人間の成れの果てなんですね。
だから妖魔をあの世へ送ってやる方法をいつか見つけたいと願う受け。
そんな受けに「何があっても俺が…

2

竜は将軍に愛でられる 小説

名倉和希  黒田屑 

無骨な武人があれこれ受けをお世話する様子に萌える

黒田さんによるカラー口絵と中扉の筋骨隆々とした男にスリスリしてる小さな竜の絵。
これだけで、なんかきゅーんとしてたまらない気持ちになります。

この小さな竜(受け)は、竜人族の王の25番目の末っ子でみそっかす扱いされてきたんですね。
自分の誕生により母が死んでしまったので、残された父や兄弟達から疎まれ愛情をかけてもらえず育った不憫な子。
だから攻めにそっと寄り添ってスリスリしてるこの絵を…

4
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