chikakumacoさんのレビュー一覧

是(6) コミック

志水ゆき 

本能で真の主を選び出す、「紙様」の不思議。

玄間 × 氷見 に次いで人気の二人、守夜 × 隆成。ですが、血なまぐさい事もあって、私としては他の巻に比べ、読み返す事は少なめな方です。(読んでは泣くこと、変わりないですが。)
親殺しの悔恨から決して言霊遣いをしないと決めていた隆成は自身の為では無く、親友の弟さんの為にそれを遣う事になる。主人に仕えたいと思う守夜にも、重体の弟さんの傷を治す為にその力を使えと命じる。隆成は自身の死の間際にも守夜を…

4

是(3) コミック

志水ゆき 

いつしか己の意思で死生を選び出す、紙の人形の成長と変化。

4巻から以降、号泣ものだと思っていたが、読み返してみれば、この3巻から結構ヤバかった。今では、この物語の結実を全て判っているものの、やはり涙しながら読む始末。あとがきにもありますが、掲載中の雑誌の方のリニューアルに合わせたアダルト仕様になったとかで、そのせいか2巻までと違って、グッと大人っぽく、艶っぽく、湿り気を帯びたトーンになっていきます。玄間と氷見の出逢いと別れ。遠い記憶。16年前の猛々しく劣…

4

花鳥風月 7 コミック

志水ゆき 

幸福のわんこ♡ これに尽きます。

6巻からの、曜明 × 火弦 編の余韻が冷めやらぬ身としては、これはかなり来ます‼︎‼︎まさか『俺の犬自慢』がこんなに早く読めるとは。ありがたいです♡ 想像してたシーンとは違ってましたが。(私は仕事関係の男どもに自慢するのかと思ってましたので…。)そしてめちゃくちゃエッチです♡ 曜明さんはその表情が読みにくいんですが、火弦のことを好きって事で良いんですよね?常に火弦目線で描かれてますけど、火弦のエロ…

7

是(1) コミック

志水ゆき 

禍々しくも美しい群像劇、ここに開幕。

既刊で完結した長めのシリーズものを読むのにはちょっとした勇気がいる。レビューの評価が一番高かった9巻を最初に読んで、さっぱり分からず。けれど最初から読んでみたい‼︎ と思わせるのには充分な魅力があった。で、全て読了してみれば、好きな巻もあるし、何度も何度も読み返す巻もあるが、それに比べれば1巻なんてそんなにインパクト無かったよね、と思っていて。それは間違いだった。何度も読み返して戻って来ないと、こ…

3

是(4) コミック

志水ゆき 

ほとばしる色情。滴る恋情。

この4巻あたりからは何度読み返しても号泣ゾーンに入ります。今でも涙無くして読み進める事は出来ません。また、連載中の投票でも一番人気のあったカプ同士でもある、玄間 × 氷見。直情型の玄間と一途で美しい氷見。私もシリーズ中で一番好きな2人です。
元々は玄間の父、成間に仕える「紙様」であった氷見は作中で阿沙利が説明する様に「…氷見にとってはただの男の為に、命をかけて」玄間を守り、「白紙」になった。言霊…

3

囀る鳥は羽ばたかない 4 小冊子付限定版 コミック

ヨネダコウ 

いつかの遠火。

時間軸が前後して、キャラクターの背景を浮き彫りにしていく手法を多用しているのは分かっていたことだけれど。ななタン(七原)にスポットが当たるとは⁈ 思ってもみなかったから、少し驚いた。頭のアレをしょっちゅう覗く様なバカで。「機会があれば一発お願いしたい」などと軽口を叩く様なバカで。血の気が多くて直ぐ喧嘩して。矢代にボコボコに殴られても抵抗もしないバカで。ほんの脇役だと思っていたのだ。七原が七原なりに…

4

囀る鳥は羽ばたかない 3 コミック

ヨネダコウ 

守りたい、大事にしたい、傷つけたくない。なのに…汚したい。

何度か読み直さないと、事件の内容が頭に入っては来なかった。
腹と肩と腕を銃で撃たれた矢代は痛む身体を引き摺りながら、事件の真相に近づいていく。
そもそもの最初からこの事件の裏に何が起こっているのか、聡い矢代には解っていたようだが。七原も踊らされた竜崎も、そして私も‼︎ 全く解っていなかった。
この3巻は事件の動静を追うと共に、次へのブリッジ的な内容なので。一気に読むので無ければ、非常にジリジ…

5

囀る鳥は羽ばたかない 2 コミック

ヨネダコウ 

物語が大きくうねり出す。それでも頭は「概ね綺麗だ」

そぼ降る雨の舗道に佇む矢代。雨の匂いと街路の音がしそうな、およそBLらしく無い表紙に息をのむ。後で見返したら、この2巻だけ253ページ。他に比べて特大ボリュームとなっていて、物語が急速にうねり出す巻でもあります。
百目鬼の想いは止められなくなっているし。
ここで、矢代の気持ちに全く気づかない影山の、矢代を「友達として」大事に思っていることが伝わってきたり。
それに思いもよらず、胸を痛める百目…

4

囀る鳥は羽ばたかない 1 コミック

ヨネダコウ 

Fluctuat nec mergitur …たゆたえども沈まず。

何処かで聞いたことがあるかと思いきや。
「漂えど沈まず、」ここに逆説的に「されど」と続ける。
有名なParis の紋章に掲げられた文言をもじって、つけられたタイトルに思い巡らす。

読み返してみて。冒頭があらすじとは違って、影山と久我の物語でちょっとびっくりしたというのを思い出す。え? 矢代と百目鬼の話じゃないの?と。フツーに説明しても良いのだ、こっちは影山、矢代とは少なからず縁のある人間…

13

NightS コミック

ヨネダコウ 

感情スペクトル…共感覚を想起させる、そのタイトルにまず、しびれます。

思い返してみれば。ヨネダコウ作品における、タイトルの付け方は全て秀逸で。
そのセンスにまず、しびれます。
表題作と中編との間に挟まれた、この「感情スペクトル」が私は一番好きで。
笛吹の熱を持った視線は「あからさま」に久郷には見えた。その感情が分解されたらそれはどんな色だったろう。どのくらいの熱さだったろう。視えた筈なのに、久郷は大きな勘違いをしていて、徐々に笛吹を意識していくのだが。
ラス…

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