ボタンを押すと即立ち読みできます!
加賀美のお話はそんなに多くないだけに、貴重な巻です。
私は谷地の性格は苦手ではあるのですが、加賀美は激萌え受けキャラ様です。
加賀美は仕事ができて真面目でストイックで、それゆえの天然さがあって、アルベルトに片想いするまではノンケであったので、今回男性相手は初めて・・・という設定が、萌えツボなんです。見た目も好きですし、挿絵の表情なんかも凄くドキドキします。
失恋後、自分がゲイなのか確かめたい・・・と、一夜の相手を捜しに二丁目に行くという・・・加賀美自身、意外とある意味大胆で図太い面があるので、やはり谷地ぐらいワイルドで粗野で、優しいようで容赦しない・・・みたいな相手でないと心も体も開いてくれない気もしてきました。
エビリティ5作目。
インテリアメーカー“LABO”の社長秘書加賀美がアルベルトへの思いを断ち切るために足を踏み入れた新宿二丁目で出会った、人気ファッションブランド“APACHE”のカリスマデザイナー谷地とのお話し
ワイルドな谷地は加賀美に一目惚れして、これまでの生活(一夜限りの関係)を改めちゃうほど真面目にアタックします。
なのに全く受け入れてもらえないから、可哀想でついつい谷地を応援してしまっていました。
加賀美は本当に素直じゃない(笑)
本作品は谷地と加賀美のジレジレ感を満喫させて頂きました。
大好きなカプです。
シリーズ9作目(小説版5作目)
ファッションブランドオーナーでデザイナー 谷地×アルベルトの秘書 加賀美
密かに想っていたアルベルトが東城とのクリスマスデートに出かけた夜、好きだったアルベルトの後ろ姿を見送ってふと寂しさのあまり2丁目へ。
自分が本当に同性を恋愛の対象にする質なのか確認したくもあったのだ。
そこで出会った傲慢で俺様な肉食獣。大嫌いなタイプだと思いながらも無理やりなキスを振りほどいたはずみに壊してしまった時計の修理代代わりに一晩相手をすることに…。
常に冷静で有能な秘書に対するお相手谷内は、嫌味なほどにハイスペックで強引ないやなやつですよ。
自信過剰なフェロモン男です。
自由気ままでいたい、一晩限りのあそびだ、俺に惚れるなとまで言い切るのですから。
けれどなんとも一途に加賀美を追いかけだんだん絆されていく過程が自然でよかった。
誤解や擦れ違いと素直になれない気持ちが二人をなかなかな結びつけてくれないのですが一旦気を許したらもう2度と離れないじゃないでしょうか。
そして、加賀美なら放し飼いの野良犬にちゃんとしつけて太いロープで繋いでおけそうな気がします。
待っていました、谷地さんの登場を!
2巻あとがきにて、谷地さんが聖夜に恋におちる話があるという文を見てまだかまだかとじれじれしていました。
お相手がまさかの加賀美さんだったとは!
アルベルトの有能な秘書。
アルベルト×東城の裏にあった恋心。
なんだろなぁ。アルベルト×東城を知ってるからこそ、加賀美の切なさがよりリアルというか。
加賀美の気持ちを知ってしまってからアルベルトと東城の話をもう一度思い返すと、本当にきゅうっとなる。
アルベルトが好きだ、と気づいたと同時に失恋。
と、そんな切ない恋心をぶち壊しに現れた谷地さん。
相手には不自由しない、セックスは一回きり。
そんなフリーダムな彼でしたが、加賀美に出会って変わります。
これも王道ですね。遊びほうけていた男が誰かを一途に愛する。
一方加賀美は素直じゃなくて、信じることができなくて、だけど谷地に惹かれていく自分がいて。
誤解にすれ違い、嫉妬とジレる展開があってこその、クライマックス。
谷地の愛は壮大です。
あぁ、わたしはやっぱり年下攻めに弱い。
とくに久家や谷地タイプの年下が好きだ!
和実や加賀美の、ほだされ気味ではあるが強気なところがまたいいです。
加賀美さん、ちゃんとパンツ穿くように躾てくださいね!笑
今回の話は2,3巻で出てきたイタリアインテリアメーカー「LABO」の日本支社長、アルベルトの有能秘書の加賀美と4巻で出てきたアパレルメーカー「APACHE」のデザイナー兼社長の谷地のお話。
二人は新宿2丁目で知り合って・・・という今までとは異色の展開。
怒涛のすれ違い(笑)で話がなかなか前に進みません。
1~4巻までと比べると若干完成度が低いような気がします。
おもしろくないわけではないのですが、キャラクターが久我、益永、アルベルト、ユキと比べるとキャラクターが若干弱いかなぁ。