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表題作はなのうた

(暫定)華道家の次男 圭
(暫定)呉服屋の一人息子 完士

その他の収録作品

  • 上下関係
  • Freckles
  • 人生設計のススメ

あらすじ

呉服屋の一人息子・完士の幼なじみは華道家の兄弟。いつも飄々としている兄の涼と、不器用だけど才能に満ち溢れている弟の圭…どちらも完士には大事な存在だ。けど、今も昔も何故か圭には嫌われている―――。ところが、涼に恋心を抱いていた完士の失恋を知った圭が「お前を口説いていいか」と告白してきて…四季を彩る花々と共に幼なじみの愛の軌跡を描く作品集!

収録作品:はなのうた/Freckles/人生設計のススメ
(出版社より)

作品情報

作品名
はなのうた
著者
倫敦巴里子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796401593
3.8

(32)

(4)

萌々

(19)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
123
評価数
32
平均
3.8 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数11

3作品収録

◾︎はなのうた
テンポがよくて読みやすいです。設定の使い方が過不足なくて、先生の作品でいつも思いますが漫画がうまい!!カバー裏も含め、お兄ちゃん(涼くん)が謎で怖い。

◾︎Frakles
顔の描き方は可愛い系で絵もお上手ですが、局部結構ガッツリなギャップがすごい。この可愛い卵顔達になんて生々しいものが付いているのだ。

◾︎人生設計のススメ
倫敦巴里子先生らしい作品です。巴里子先生の描く困った笑顔が大好きだ!序盤の、ダメとわかっていつつ恋に走る2人が愛おしい。
しかし高宮が会社辞める必要はなかったのでは…?

萌〜萌2

0

設定がいいですよ。

呉服屋と華道家の息子たちの話なので、風や花が美しく描かれた作品でした。
華道家の兄と付き合い始めて、初チューでフラれた呉服屋息子。ずっと嫌われていると思っていた華道家の次男に告白されます。
結局、兄は2人をくっつける為に芝居していたようですが、読んでる最中は兄がありえなくて、好感持てなかったです。最後までちゃんと読むと、兄いい奴!となりますが(笑)カバー裏読んで、あの笑顔の意味が分かり、呆れました(笑)

めでたくくっついた2人は、受攻で言い争い、結局はそこまでの話に。できたら続き読みたかったぁ。

その他2作品が収録されています。
私的には、『Freckles』が好きです。
いじめられ、人付き合いが不慣れな主人公。そばかすがあるせいでからかわれたりしてきたのに、イケメン人気者と同じクラスになって、劣等感を感じていきます。
イケメン人気者の方が、実は主人公に惚れているって設定がいいです。BLあるあるですよね。

どのお話も、後味の良い作品でしたが、エロさがいつもより少なめだったように感じました。ちょっぴり残念。

0

桜の季節に読みたくなります。

表題作は、色々、いい意味で裏切られる作品。
カプの相手しかり、受け攻めしかり。
人によってはここに収まって当然でしょう!と、最初から読めてしまう鋭い方もいらっしゃるでしょうが、私は初っぱなから裏切られつつお話が進んで行きました!
でも、読み進めていくうちに、あぁ、そうだよね、そこに収まらないとダメだよねと、圭に肩入れしている私がいました!
お見舞いの桜のエピソードは、胸にジンときます。

そして、同時収録の二作品は、どちらも途中はハッピーハッピーな展開ではありませんが、どちらも最後はハッピーなところに収まって、一安心です。

倫敦巴里子さんの作品は、どれも途中どこか暗い影が差すのですが、この本の作品も明るい先を照らして終わるのでほっとします。

0

一番好きなのは最後の話。

倫敦巴里子さん、いいですね!
どのお話を読んでも、好みです!
ただ絵の癖がちょっと気になるのは難点ですが。
他の方も描かれてますけど、私は体よりも顔のバランスのが気になりますー。目が寄ってるのかな?
しかし、そんな事などどうでもいい位、お話がいいですね。

今回は幼なじみの話で、華道家兄が好きな呉服屋と呉服屋が昔からずっと好きだった華道家弟の話。
兄弟仲は決して悪くないのですが、優れた兄に比較された上に大好きな子も取られて、弟が本当に切ない。
お話はハッピーエンドで申し分ないのですが、幼い頃は優しいおにいちゃんだった華道家兄が、何故大人になったらこんなにいい加減で人をからかって楽しんでいるダメ人間になってしまったのか(ほろり)
兄にも色々あったのかもですねえ。
呉服屋父狙いだし(笑)
メイン二人のやり取りにキュンキュンしますが、この話、受け攻めが決まらないまま終わるんですよね。
私はエロ描写よりも関係性の方が好きなので、「好きだから上下どっちでも構わない」というのがとても萌えます。
いいね!いいね!

他の収録作はそばかすの子のお話も可愛いですが、個人的には最後のリーマン話推しです。
人生の決断を迫られた時に、現代日本では男性の方が課せられたものが大きいのでその分思い悩むだろうなあ。
二人とも優しいので辛いです。
短い話ですが、色々泣けました。

2

BLにおいての最高の殺し文句は?

やっぱりBL作品って、読んでいるうちに
「あ、こっちが攻めでこっちが受けだな」って、
普通に感じますよね…?
でも、この作品にはそれがない…。
いや、あるにはあるんですけど、裏切られるというかなんというか…。
究極のBLにとっての「殺し文句」が出てきてしまうんです。
しかも、のっけから全開でネタバレをしてしまいますと、
ラストシーンでそれが出てくるんです。

リバが全く苦手属性な私にとっても、
これは究極の殺し文句だなぁと思える台詞を
華道家の次男 圭が言うんです。
最初、圭が攻め!と読み進めていくうちに感じていた私にとっても
衝撃的だったのですが、
圭が、
「俺、やっぱ抱かれてもいいよ」
「どうしても嫌なら、俺ぶっちゃけ、どっちでもいいし。お前なら」
っていうんですー!!!

ああ、この台詞って、
やっぱり愛あればこそ出てくる台詞ですよね……?
「好きだから、上でも下でもどちらでもいい」
「抱こうが抱かれようがひとつになれるならどちらでもいいんだ」
なんて、そんな意味合いの感じの台詞、
今まで他の作品でも読んだことがありますが、
もう究極の殺し文句じゃないですか!
相手があまりに好きだからこそ、そんな台詞が出てくるんですよね…?

ああ、リバが大の苦手の私でも、
この台詞にはホロリとさせられます。

でも!
この作品においては、華道家の次男 圭が攻めであって欲しい!
呉服屋の一人息子 完士が受けであって欲しい!
だって物語を読み進めていくうちに
「やっぱりこっちが攻めでこっちが受け!」って脳が判断してるんですもん。

ううむ、難しい問題です。
攻めは攻めであって欲しいし、受けは受けであって欲しいのです!!
(結論)

3

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