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表題作後宮皇子

フェンネル,26歳,第一皇子/クライブ,24歳,第二皇子
メルヴィン,18歳,神の御子・2人の異母弟

あらすじ

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★★★★★★

現王の子でありながらそれを認められず、『神の御子』として体く虐げられてきたメルヴィン。
だが、十八の年にその地位さえ追われ、兄皇子たちの性妾として後宮に入らねばならなくなり……。

作品情報

作品名
後宮皇子
著者
西野花 
イラスト
座裏屋蘭丸 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
発売日
ISBN
9784592851257
3.3

(60)

(7)

萌々

(19)

(26)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
18
得点
193
評価数
60
平均
3.3 / 5
神率
11.7%

レビュー投稿数18

あぁ…兄さま。

こんなに感動して、後味がいい作品は初めてかもです。
表紙のメルの左胸についてるナニかに惹かれ購入。
大正解でした。 

フェンネル、クライヴよ、疑ってごめん。
愛してるって言いながら、絶対裏でなんかしてるなと
悶々してました。
本気で助けるためだった… かっこよかった2人とも。

メルはなんとも幸せな子です。
愛し愛され、本当の愛を知っている子です。

ガーネット姫、なんていい子なんだ…
久しぶりに嫌悪が微塵も湧かないキャラクターでした。

王妃は安定の最低具合。絶対またなんかすると思う。
メルになんかしたら許さんからな!!

アヴァルスは、登場人物一番のダークホース。
メガネかけてないかな~ それも燕尾服で。(笑)

4

溺愛過多としか言い様がない兄皇子二人

2014年刊。
エロエロが読みたいと思ったら西野さんって飛びつくのは安直なのだが、今回は超ド級のエロさが突き抜けていた。
攻めの兄皇子二人と受けの末皇子は腹違いの兄弟だが、フェンネル、クライブ、メルヴィンには似ている要素が見当たらなかった。
父王も妾にメルヴィンを産ませて以来、怒りが治まらない正后に始終尻に敷かれっぱなしで存在感が無く情けないだけだし。

話としてはエロ9割:王宮内の陰謀1割といったところだろうか、とんでもなく濡れ場の描写が長かった。
義弟が可愛くて仕方がないと二人の兄達に快楽を存分に注がれた末、責め苦すら快感になっていくメルヴィンの有り様は正に"メス堕ち"そのものだったのだが、相当ドロドロしていたにも関わらず不快さはなかった。
これはメルヴィンの側に貪欲に快楽を享受できる素質があった故だろうね。

しかし、こんな爛れた三兄弟の中に隣国の姫君が輿入れしてくるって爆弾投下に、どんな修羅場が巻き起こるかハラハラしたが、ま、どうにか収まったのは何よりだ。
ただ、いざフェンネルが花嫁を娶るから身を引くってメルヴィンの葛藤は、上辺だけで何だか白々しいとは感じてしまったが。
既に散々兄皇子達の愛情に溺れてしまっている訳だからね。

蓋を開けてみれば溺愛過多としか言い様がない兄皇子二人。
そもそも、皇太后がメルヴィンを王宮から追放しかねない勢いを憂いて『可愛い義弟を守るんだ!!』って兄弟愛は素晴らしいのに、溺愛する方向がなんか違う、大いに違うぞ!!って最大の突っ込み処のやり場はどうすればいいんだ…

1

イラストって大事!

エロが読みたくなったら西野さん!!
ということで、表紙のイラストにもかなり魅かれたこともあり購入してみました♪

想定内といえばその通りなんですが、エロかったです☆
物語としてはダークになりそうな設定にも関わらず、不遇な皇子のメルヴィンが2人の腹違いの兄フェンネルとクライブに溺愛され、妾腹のメルヴィンに対して嫌がらせの限りを尽くしてきた王妃を、その兄達が最後には失脚させてしまうという清々しいまでの勧善懲悪モノ!

こういう風に書いてしまうと、どうやったらそんなエロエロ展開になるの?といった感じなんですが、メルヴィンを王妃から救う方法が兄皇子たちの性妾になるしかないというからすごい!

とにかくメルヴィンが健気で素直でとっても可愛い子なんで、兄達が溺愛する気持ちもわからんでもないですが、2人共そっちの方向に向かうのか?といった感じです(笑)
公然とメルを手に入れた兄達の勢いはハンパないしね!
3Pは当たり前、人前、野外、乳首ピアスとなんでもござれ。
でもメルも2人の兄が大好きだから、喜んで2人の行為を受け入れてむしろ幸せを感じているので、それらの行為に全くドロドロしたものを感じないところが逆に素晴らしかったです☆

しかし、座裏屋さんのイラストが素敵過ぎた!!
表紙にまず魅かれたことは間違いないですが、本編最初の挿絵のメルがとにかく可愛いし、メルを溺愛する兄達の優しい表情に心を掴まれた感じ☆
イラストって本当に大事!
座裏屋さんのイラストがあったから、より物語の世界観やイマジネーションが広がった気がします♪

5

アルヴァスが気になる

兄ふたりに愛される弟のお話(*´ω`*)
えろだけじゃなくてちゃんと問題が解決するはなしのつくりが好き。
西野花さんの本はまだ3冊くらいしか読んでないけど、どれも好きだった。
今回は解決したとはいえ、皇子が3人だからどうしてもやっぱり結婚問題は出てくるだろうけどもー。
うまくやってくれると信じてるw
長兄の花嫁候補だったガーネット姫が可愛らしかった。
BLに出てくる女性はたいていウザいんだけど彼女は違ったかな。
王妃はとことん悪女で気持ちよかったわw

タイトルのアルヴァスは侍従長のことです(w
もっと出番欲しかった

4

最終的には微笑ましく

座裏屋蘭丸さんのあの毒々しく(いい意味で)美しい画の表紙で
どんだけ凄い話なんだろうとワクワクしながら購入。

腹違いの兄2人に溺愛されていますが、その兄達の母親(妃)に嫌われていて
その妃のせいで受け様は酷い目に遭います
前半はその酷い仕打ちと、兄2人に後宮へかこわれてあれコレされちゃいますが
これもあの妃の罠から逃げるためで・・・
実際それもあるのですが、兄2人はそれを口実に受け様を好き勝手しちゃいますw

前半中盤は本当に受け様のかわいそうな感じと、淫らな関係に溺れていく感じが
悲しくてしかたなかったのですが

後半、悪の根源たる妃をグーの根も出ない状態までにして
受け様をやっと皇族として迎え入れてくれます
ひとまずめでたしめでたしでしたが・・・・

気になるのはその妃は・・・またなにかやらかしそうだし
侍従長・・・侮れない感じでかなりの気になる逸材です!

3

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