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ノーモアベットのスピンオフで、あっさん(雪)が主役!
ノーモア読んだ時にあっさん(雪)って不思議な人だと、独特の空気感やな…と。
今作は、カジノ舞台でオーナーの藤堂さんと、こじれて、性格ひん曲がった雪(あっさん)のお話。
もう、雪のこじれ方がどーしたらこんなにややこしくなるのってくらいで。
この子に何が起こればLOVEに進展するのかとイライラ、ハラハラ、いや、もう、イラハラですわ。
藤堂さんが大人やったから何とか進展したのかしら?
イラハラしながらも、楽しく読みました。
雪の憎たらしい言動も、慣れると可愛く聞こえる、はい、絆されております。そんなこと言っても、お前は可愛いなって、感じで。
藤堂さんにたくさん可愛がってもらうのだろうと、想像。
妄想が止まらない。
東京湾に浮かぶ日本初の公営カジノ
・・この小説が描かれた当時、誘致有力候補は東京湾に本社を置くテレビ局だったので、興味。
wandering:散歩,放浪
芦原雪:7才の時 令輝が「アメリカで拾った猫」 名づけ親は九耀
勝負の結果が客の匂いでわかる、ディーラー。
父がカジノで消えた日、雪は「黒」を選ぶ。
親からネグレクト、感情を出せない。
李九耀:中華系シンガポール人
父は、正妻が一人、愛人が18人、子供が18人居て、九耀は末っ子。
兄がベガスで拾った雪を甘やかしたい人。
一族から出て一般社会で生きて 様々な差別や嫌がらせを受けている。
李令輝:九耀の14番目の兄。
雪を拾って、ディーラーに仕立てる。
兄の令輝は、賭けの結果を尊重、嘘吐き以外に優しい人。
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調て分かったけど、この作品はスピンオフで、
シリーズ始まりの主役は、野木沢一哉x小嶋逸。
・・という経緯で、シリーズを読むことになった、沼るシリーズ、面白いから、気を付けて。
一穂さんの作品で関連作が多いものは、補足のシリーズ全部を通しで読まないと楽しめない。
シリーズ メモ:
2013 winter 2013年/12月 野木沢一哉x小嶋逸
ノーモアベット 2014/1 野木沢一哉x小嶋逸
★ワンダーリング 2014年/6月 藤堂耀九郎x芦原雪
Drive Me Crazy 2014/10 藤堂耀九郎x芦原雪
I Don’t LOVE YOU 2014/8 藤堂耀九郎x芦原雪
ワンダーウォール 2015/3 藤堂耀九郎x芦原雪
一穂ミチさんの作品って、時間の流れが緩やかな作品が多いような気がします。
これもそうで、攻めの藤堂が受けの雪との関係を進展させるまで、そりゃー長い時間をかけてたどり着いてます。
日本に出来たカジノ「NMB」が立ち上がった時から、としてもじわっと進んでいる感じです。
この前のノーモアベット、のスピンオフになるんですが、そういう組み合わせだったのか〜と思いました。雪が、前作での雰囲気と違っていて、表の顔?で出演していたのか!と思うくらい、こちらの雪は藤堂に対する態度が違うんですよね。それが「嫌い」の裏返し。裏と表、カジノを舞台にした作品ならではかも知れません。
なんだかんだ言っても結局二人は好き同士よね、っと読みながら思えてきて、途中からは藤堂に同情したりして(笑)
やっとくっついたか〜ってのが感想です。
不憫攻め…
雪が辛辣すぎて、これで恋が芽生えるのかって態度。
どうなる?どうなる?と読み進めたら、
え!っってタイミングでおっ始めた。
何がどうなってやる流れになったのか私にはまったく理解できず…乱丁?ってくらい突然で2人の心情を理解するのがとても難しかった。
破れ鍋綴じ蓋??
藤堂だからこそ心を溶かせた?ってことなのか…
ここぞというときのルーレットにも二人の関係にもハラハラしっぱなし。
細やかな描写にドキドキしたんですけどね。
二人の故郷シンガポールは大好きな国なので、地名や名物から情景が浮かんだのは楽しかった。
一穂先生のお話は大好きで、このお話も引き込まれました。が、BLとしてどうかと言われれば、中立。
適度な甘さが好きな私には、少しビターすぎるお話でした。
カジノで働くディーラーとオーナーのお話。ディーラーの雪は昔カジノである男に拾われる。その男の弟である藤堂は、雪を甘やかそうとするが、雪はそれを気に入らずにそっけない態度ばかりをとっているが…。
雪の思考も、藤堂の兄や家族の考えも理解できず、恋愛面も甘さ控えめだったので、私には少し難しく感じました。雪のデレが少なすぎて、むしろ嫌いなんじゃないかと思うほど。藤堂が不憫に感じてしまった。もう少し分かりやすい糖度があれば、萌だったんだけどなー。それでも次々読み進めてしまい、中立にしてはいますが、おもしろかったです。