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表題作いとしい獣~狼は満月に愛を誓う~

守神剱, 人狼の里の族長補佐(銀狼)・伊古奈の許婚
伊古奈, 人狼の里の巫女狼(赤目の白狼)

その他の収録作品

  • あとがき 妃川螢
  • あとがき 高城たくみ

あらすじ

「俺の許嫁はお前だけだ――」
人里離れた森の中でひっそりと暮らしている人狼族。
その一族の巫女を務める伊古奈には誰にも言えない秘密があった。それは――実は男であるということ。
その秘密は長年想いを寄せている許嫁であり族長補佐を務める剱にも言えないままだった。
だがいずれ夫婦の契りを交わせば秘密はバレて剱に嫌われてしまう…。
しかし、とうとう祝言の日が迫ってきて――!?

作品情報

作品名
いとしい獣~狼は満月に愛を誓う~
著者
妃川螢 
イラスト
高城たくみ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796406222
4

(3)

(0)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

王道バンザイ

「いとしい獣~狼は月夜に愛を囁く~」のスピンオフ。
前回、屶の補佐役として出てきていた剱(攻)と、その許嫁である伊古奈(受)のお話。

剱も伊古奈も、人狼の決まりや宿命に雁字搦めになっているふたりです。
(よく考えたら屶だってそのはずなんですけどね…)
こちらは冒頭から想い合っている描写から入るので、恋愛的なハラハラはないです。
でも、里のしきたりに関することで、伊古奈にピンチが…
(こちらもよく考えたら、屶のとばっちりを受けてるだけなんですけどね…)

とにかくキャラクターが王道で、そこに萌えた!
言葉にしなくとも伊古奈を大事にしている剱も、ただ寡黙で優しい男ではなくて、冷酷な一面も見せる。
伊古奈も一途に剱を想っているのだけど、秘密を抱えて苦しんでいる。
伊古奈のピンチには必ず助けにくる剱、伊古奈の苦しみを少しでも解放してあげようと奔走する剱…と、BLの攻めはこうでなくちゃ!と思いながら読んでいましたw
といっても剱も言葉足らずなので、伊古奈は別の意味で不安になってしまうのですが。

前作の屶、尊も登場します。前作も読んでいたほうが楽しめるでしょうね。
伊古奈は巫女というだけあって少し女の子っぽいんですけど、理由も苦悩もあるしそんなに気にはならなかった。
かえって可愛いと思ったくらい。
健気な受けと、頼りがいのある攻めがお好きなかたにおすすめします。

1

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