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表題作吉原春情絵巻~恋に命を捧げまし~

左源太,吉原で育った女衒
紅緒,旗本家の嫡男,父の敵を討つため吉原へ,17歳

その他の収録作品

  • あとがき 吉田珠姫
  • あとがき サマミヤアカザ

あらすじ

江戸は吉原、遊廓の太夫は実は男だった──。
捨て子だった紅緒は、拾われた旗本家の長男として育てられた。
しかし、何者かの策略で切腹する羽目になった父の敵を討つため、
仇敵が出入りする吉原に身を落とすことを決めた。
紅緒を買い付けに来たのは、吉原で育った色男・左源太。
見世に出る前に具合を試すため、左源太と体を重ねることになるが、
紅緒は人懐こくもどこか謎を秘めている彼に惹かれていて…。
男たちは色欲にまみれ、花ひらく。遊廓で繰り広げられるドラマティックラブ。

作品情報

作品名
吉原春情絵巻~恋に命を捧げまし~
著者
吉田珠姫 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
吉原春情絵巻~恋に命を捧げまし~
発売日
ISBN
9784796407762
3.3

(13)

(2)

萌々

(2)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
43
評価数
13
平均
3.3 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数3

「太夫」は男性の称号

仇討ち物語。
名前が父親を探す手がかり、「紅緒」の「紅」糸と工。
ナント!主人公に懸想して、養父に詰め腹切らせた仇が、実父。因果な物語です。

お話の詳しい粗筋は他のレビューにあるので割愛。

この作品で得た収穫は、「太夫」について。
作品中に左源太が「冠付の太夫は、本来は男」と言う台詞があったので、驚いたのですが、調べたらホントだった。
著者の資料調べ、深いですね。勉強になったー!

---
「太夫」
大夫(たいふ、だいぶ、たゆう):
どの分野にかぎらず,太夫は男性の称号であって,女流演奏者には用いない。
ある種の芸能人、神職、遊女などの称号または敬称。大夫とも書く。
元来は中国の官制に倣った官位の一種で、五位の称である。
古代に、五位の者が儀式およびそれに伴う芸能をつかさどったことから、転じて、神事芸能を奉仕する神職や芸能人の称となった。
日本大百科全書 「太夫」

0

遊郭の純愛もの

時代もの。遊郭ものです。
受け様は超絶美人な17歳。その美貌ゆえに不埒な輩に目をつけられ、養父を殺され、遺された家族の為、自分に誓った仇討ちの為に吉原へ。
受け様の仇役は本当に下衆野郎で、反吐がでるような奴です。

そんな不遇な運命の受け様に惚れ込んだ攻め様。受け様の為には何でもするワンコ攻めかと思いきや、ワンコを超越したチートなどんでん返しをやってのけます。

2人のラブ以外にも、吉原で暮らす遊女の悲しい運命や、廓での人間模様が描かれていて、涙が止まらない場面もありました。

仇役が本当に下衆野郎でひどいのですが、最後はハッピーエンドです。
遊郭ものですが、エッチシーンはそんなに激しくないです。どちらかといえば純愛もの。

6

あーおーいー

神官シリーズが大好き&サマミヤ先生も大好き でこの本に到達。
イラストは相変わらず超美麗 サマミヤ先生。
箇条書きで諸注意(笑)。

1.受けが男子に見えないので、そこが地雷の人はやめた方がいいかも。
まじで美しく女子にしか見えんです。

2.ちょっかい出してくる悪徳ヒヒ爺が、実は親だったので
それがダメな人も多分やめた方がよろしいと思われます。

3.ひたすらじれったい。復讐劇なのですが、
クライマックス直前に 敵と二人になる場面があり、
いまだ、刺せっ!と一人エキサイト。
なんだかんだ言って刺せず、そん次に敵さんにめっちゃ追い込まれてやんの。
どんくせーと つい ののしってしまいました(笑)
そうでなきゃ小説になんないのにね。

4.ヒヒ爺が、神官シリーズの攻めさん(らごう 字が思い出せない・・)とおんなじような
話し方をしてる気がして、なんだか変な感じ(笑)「○○じゃの?」とかっていう話し方。
お前は「らごう」かっ と一人で突っ込んでました。

5.つんつんつんつん・・・どこまでもつんしてるタイプ受けさんです。
あと うぶうぶ。

6.他のお姉さまも書いておられましたが、最後に
攻めさんが ありえねー奥の手を出してきます。
それはないだろ とドン引きしてたら、昨日、続刊が出てた・・・びっくり。
やっぱ気になるから読もうかな・・

受けさんのどんくささで★ー1、攻めさんのびっくり奥の手でどん引きしたので★ー1.
で萌 っす。

4

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