にわか雨の声

niwakaame no koe

にわか雨の声
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
24
評価数
6件
平均
4 / 5
神率
16.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
心交社
シリーズ
ショコラ文庫(小説・心交社)
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784778119744

あらすじ

小さい頃から思っていることをすぐに言葉に出来ないサラリーマンの太陽。ある日、ロードワーク中に小洒落たカフェを見つける。導かれるように中に入ると、思わず息を呑むほど美貌の店長・時雨が出迎えてくれた。口下手な太陽に嫌な顔ひとつせず会話してくれる時雨との時間が楽しく、カフェに通うことが日課になる。唯ひとつ、毎度繰り返される時雨からのキスを太陽は何一つ覚えていなかったけれど――。

表題作にわか雨の声

住田太陽,サラリーマン,28歳
水谷時雨,カフェ店長,28歳

その他の収録作品

  • にわか雨の後
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数2

後半からおもしろい

帯に「実力は新人、堂々のデビュー作!」とあったので購入しました。
全部読むととてもおもしろかったんですが、半分くらいまで読むのに苦痛を感じました。買ったことを後悔したほどです。
思ってたのとは違ってファンタジー系というか少し不思議な設定でした。でも後半からぐんとおもしろくなります。
不器用で口下手ではあるけれど、誠実で優しい攻めの太陽と、一途で美しい受けの時雨という設定がよかった。
特に時雨は、幼い頃から能力への戸惑いと、知らないうちに大切な人を傷つけた罪悪感があり、読んでいて切なかった。
そして何度言葉を奪われても、揺るぎない時雨への想いが良かったです。
次回作もぜひ読んでみたい作家さんです。

0

エキセントリックなデビュー作

新人作家さん。
抑制のきいた文章とミステリアスな展開になかなか惹きつけられるデビュー作です。

あらすじ:
寡黙なサラリーマン・太陽(攻め)は、ロードワークの途中何気なく立ち寄ったカフェで、美貌の店長・時雨(受け)と出会う。
以来、度々キスを交わす関係となるが、太陽の記憶には重大な何かが欠落していて…

淡々と綴られる太陽の日常。
心情描写を排した筆致に何とも言えない不気味さが漂う、ある種ホラー的なストーリー展開です。

非常に寡黙で感情の起伏が小さい太陽。
会社で同僚に面倒な仕事を押しつけられても、時雨にキスされても、全てをあるがまま受け入れ、流れに身を任せ生きているように見えます。

太陽には何らかの記憶障害があるのか、あるいは特異体質なのか?
そんな当たりをつけて読み進めるうち、物語は意外な展開に。
ネタバレは避けますが、特異体質なのは太陽ではなく別人物だったというミスリードを誘った展開です。

ジャンルとしてはミステリではなくファンタジー。
ある種の特殊能力モノで、いわゆる「共感覚」に着想を得た能力描写はなかなかユニークだと思います。

続きただ、ラブストーリーとしてはすれ違いの展開がかなりありきたりで、先が読めてしまうのはややマイナスかも。
また、太陽の記憶が欠けていることを地の文で説明してしまっているのも惜しい感じ。
神の視点で指摘するのではなく、太陽自身の感覚で徐々に、何となく違和感に気づいていくような展開の方が自然で良かったと思います。

とは言え、物語前半のエキセントリックな雰囲気にはなかなか惹きつけられました。
独特な世界観を描かれる作家さんという印象なので、次回作も楽しみです。

8

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