ポルノ作家と俺の“代筆”のお仕事 「ねぇ 勃ってるよ」

ポルノグラファー

pornographer

ポルノグラファー
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神67
  • 萌×232
  • 萌17
  • 中立5
  • しゅみじゃない0

23

レビュー数
16
得点
519
評価数
121件
平均
4.3 / 5
神率
55.4%
著者
 
媒体
コミック
出版社
祥伝社
シリーズ
onBLUE comics(オンブルーコミックス・祥伝社)
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784396783822

あらすじ

大学生の久住は、ポルノ作家・木島の腕を
骨折させてしまい、口述筆記で代筆することに。

仕事をはじめて数日。
淫らな文章を読み上げる木島の声は
久住の耳を責めたて、疼いた下半身は完勃ち状態に…。
「抜いてあげようか? 口でしてあげる」
からかわれた久住は、その日から木島で
“エロい妄想”をするようになってしまい――?

純情大学生×思わせぶり官能小説家の
お子様厳禁セクシャル・ワールド。

特設サイト(お試し読みが1話分読めます)
http://www.shodensha.co.jp/pg/

表題作ポルノグラファー

久住春彦 大学生 受に怪我をさせてしまう
木島 官能作家鬼島連二郎

評価・レビューする

レビュー投稿数16

淫靡な色気が溢れてくる。

怪我をさせてしまったポルノ作家・木島の口述筆記を引き受ける大学生・春彦。

なんでもない顔をして、次々と男女のまぐわいシーンを喘ぎ声付きで口にする木島、戸惑いながら木島の声と紡いでいく話に興奮してしまう春彦…

木島は淡々としていて何を考えているかわからない。
左利きだから口述筆記なんて最初から必要なく、春彦のキスに応え、遺書めいたメールを送り付けて消えようとする。無表情の裏で、春彦が戸惑ったり焦ったりするのを観察して楽しんでる底意地の悪い確信犯!
でも、スランプに陥って小説が書けなく木島は、春彦をからかいながら突破口のようなものを求めていたんじゃないかな?

そして「僕のために書いて欲しい」という春彦の願いに、初めて気持ちを爆発させる木島。今まで無表情だった分、クライマックスは盛り上がります!

設定は現代だけど、原稿にしたためられていく小説、テレビじゃなくてレコード、流行を感じさせない木島の風貌、昭和初期くらいの雰囲気を感じさせます。それに木島の淫靡な魅力が絡み合って、紙面から色気が溢れてくるような話でした。

0

声と文字が好きな人へ

漫画より小説の方が感情移入できて、描写も細かく満足感が高い。
と、いう個人的なイメージがあるのですが、
残念ながら私は小説が読めない為、文章を読んで世界に入り想像する。という行為が出来ず、
結局、久住の卑猥な単語を聞き
文字に置き換えている間にそれを想像し
発情してしまう。その感覚に感情移入できませんでした(汗)(あくまでも個人的な意見です。)

話の中で、声や文字がとても大事にされていて、
その感覚こそが、この物語にはとても重要なはずなので、自分の幼稚さに無念です。(CDも聞かないので声からくる感覚にも疎い)

どちらかというと白黒はっきりするのが好きなタイプなので、ラストの余韻も ここで終わるのかと思ってしまったし、
編集者との関係も曖昧のまま済ませてしまった事が残念でした。

熱意を簡単にださない。溢れた時の衝撃が印象的で、とても大人の作品だなぁ~と感じました。

1

官能小説家の矜持に胸熱デス

実はほぼ毎回思っているのですが、レビューを書くというのは難しいものですね。特に「いい!これ!」と神評価1個どころではないぞ!と思った作品の場合、ハイテンションになりがちで、どこからどう書けばいいのやら困ってしまいます。こちらの作品は正にそのパターンでして、あんまり気に入り過ぎて書きにくい感じなのです☆

この物語は久住春彦の視点で展開していきます。久住は大学生。自転車で歩行者の男を骨折させてしまうのですが、この男が鬼島蓮二郎のペンネームでエロ小説を書いているポルノ作家の「先生」です。
骨折の代償に先生が要求したのは口述筆記。
端然とした男の口から飛び出す隠語のオンパレードに引き気味の久住でしたが、気がついたら先生を好きになっています。が、先生はなかなかのくせ者で、しかも事情があって、というストーリー。
「先生」鬼島と久住の会話がもう、ハイセンスです。口述筆記の場面はもちろんですが、彼らの普通の会話がいいんです。
携帯についてのところなんて秀逸だなぁ。
ストーリー自体は特に派手なエピソードが盛り込まれているわけではなく、淡々と進んでいきますが、ぐっとくるのがラスト間際に鬼島続きが本音を吐露するところです。
一人の官能小説家としての矜持!
胸熱になったところで迎える、余韻あるラスト。
この一作で「丸木戸マキ」の名はバッチリ記憶しました。いわゆる作家買い、決定です。
そして、文脈の乱れを失礼して、オススメポイントを一つ言います。えっとですね、読む前は文字量が多いのではないかと、従ってコミックとしては読みにくいような気もしたのですが、とても読みやすかったです。
内容があって、無駄な台詞がないんですね。
普段、小説を読まないという方も楽しめるとは思いますが、視覚的にくるものを読みたい方には適さないかもしれません。
あともう一つは、カバー下見返しの手書き原稿が味があります。丸木戸先生の字なんでしょうか。
結局、興奮丸出しレビューとなってしまい、失礼しました。初読からそれほど経ってはいませんが、もう何度か読み返しています。それくらい私にはどストライクだったのです。

3

“エロ”ではなく“淫猥”と表現したくなるエロティックさが素敵

奇をてらった題材勝負の作品かと思いきや、さすがはオンブルー、読ませてくれます!
かなり好みの作品でした。

ポルノ作家〔木島〕の存在そのものがなんともエロティックなのです。
…といっても別にビッチとかそういう意味でのエロではなくて。
木島にまとわりつく空気が淫猥なのです。
例えば、木島が煙草に火をつけ煙を燻らすシーンが全体を通して何度も効果的に出てくるのだけど、そのコマにいちいち色気が漂う。
かなりエグい内容の官能小説を木島が淡々とした表情で読みあげ、それを純情大学生の〔久住〕が必死に書き取っているという空間もなんともエロい。
そして、久住曰く、木島の声は「いい声」らしい。
読んでいるだけで、視覚だけでなく、嗅覚、聴覚までをも刺激されるような、そんな1冊。

ストーリーもしっかりとした読み応えがあります。
自分の内面と向き合う話が多いこのレーベルの作品は、現実逃避するために漫画を読んでいるわけじゃない自分にはリアリティさが心地良いんです。
この作品もストーリーの焦点は、ラブではなく、木島の再起。
純文志向だった木島はお金のためにポルノ作家に転向し職業作家とし続きて生きて行く道を一旦は掴むのだけど、当然そこにはいろんな葛藤があって、ある日突然自分は何のために書いているのか誰のために書いているのか分からなくなり、一行も書けなくなってしまう。
「何のために」
「誰のために」
真摯に生きようとすればするほど、生きている限り延々つきまとう問い。
答えが出ないと「孤独」が深くなる。
木島もそんな悪循環の真っ只中にいた。
そこで出会ったのが久住。
真っ直ぐに木島の書くポルノを好きだと口にする人物。
久住の真っ直ぐさがすごく良い。

ラストが巧いんですよ。
木島の書いた小説の一文をダブルミーニングにしてある。
ぐわぁぁぁぁぁと一気にきてやられました( ; ; )

例えベタなフィクションだとしても、こういうお話が私はやっぱり好きだなぁ。
読みながら、自分も日々こうして楽しみを貰ってるたくさんの作家さん達にちゃんと言葉にして伝えなくちゃいけないなぁなんて思わされました。
丸木戸マキさん、今後楽しみな新人作家様です!

2

エロ度少なめなのに”いやらしい”良作

好青年×癖のある小説家のおはなしです。
好青年の好青年っぷりも、小説家の癖のあるっぷりもすごく魅力的に描かれていて、するするとストーリーにのめりこんでいけます。
あらすじなどからかんがみて「ドエロなのかな?」と思いましたが、エロ描写自体はそれほど多くありません。ただ、エロいなと思う場面は多々あります。そういった日常の”いやらしさ”を表現できているBL漫画はあまりないので、普段エロばかり求めている人間でも楽しむことができました(笑)

今後”買い”になる作家さん決定の一冊でした!

3

楽しかった!!

もしかしてドシーのビバリさんかなと思いましたが、違うかな。
マルキ・ド・サドからのお名前でしょうか丸木戸マキさん。
朝田ねむいさん路線かと。
楽しかったー!しょーもない嘘ばっかつく先生に翻弄されてる久住青年。
騙されてることにも気づいておらず、素直に育ったのねーこの子。なんて微笑ましく読んでたら、私も騙されてた!
編集者との関係も、宅飲みのときにチラチラ垣間見えるあの感じが、すごくリアル。
終わり方も余韻を残しててすごく良かったし、カバー下もおしゃれです。
祥伝社さんのツイートによると、カバーの手書き文字は販売部の男性が実際に書いたものだそうですね。
こういうどうでもよさげな細部にこだわってる作品は、だいたい素晴らしい作品ですよ。うむ。

3

予想以上に素晴らしかった!!!

ポルノ作家の腕を事故で骨折させてしまい
口述筆記の代筆……すごくポルノチックな展開ですww
大学生の久住がいちいち青くなったり赤くなったり
勃てちゃったり落ち込んだり忙しいのに
ポルノ作家の木島はいつでも淡々としていて
淫らなシーンの口述も顔色を変えず
二人の温度差の激しさが笑えました!!

久住が素直で擦れてないからこそ、
いやらしい言葉のオンパレードに反応しちゃうのも仕方ないし
妄想が膨らんだってむしろ正常じゃないかなww
先生が三十路なのに綺麗で色っぽいのが悪い!!
潔癖そうに見えるのにその口から
紡がれるエロシーンのギャップ、素晴らしいです!!

友人でもある編集者の城戸がまたいい感じの不精ひげで
今は妻子のある身のようですが
先生と城戸の間にかつて何があったのか知りたい…。
スーパーへ買い出しに行かされた久住の妄想が最高でしたww
三人で飲んで深酒してしまった先生が
帰るという城戸に「パパ~一緒に寝ようよ~」と抱きついたのは爆笑!!
そういう事言わなそうなタイプなのに酔ってるからw
なのに次のコマで長年の付き合いが分かるような
続き生が別れを惜しみ、城戸が先生を案じるところは
切なさを感じてしまいました…。

本当の事が分かって憤る久住の気持ち、
嘘ばかりつかれていたなんて
ショックどころじゃないとわかるんですが
先生を嫌いになれないのもわかるんです。
からかって楽しんでいただけじゃなくて
久住に自分の空虚を埋めて欲しかったんだろうなって。
もし自分が実際されたら許せないし
二度と信じられなくなるとは思いますけどねww
そこは何気にタフで一途な久住だから大丈夫←
浮世離れしてるせいもあって、
先生ってこういう人なんだなぁって思えましたから。

城戸が持っていた先生の部屋の合鍵を
久住に渡した後の「やな気分だ…」は沁みました…。
ならなんで結婚しちゃったんだよ!!って
胸倉掴んで問い詰めたくなりましたが
城戸には城戸の事情があったのかなぁ。

ようやく本心を見せてくれた先生と抱き合えたのに
あの別れが先生らしくて
咎める様な気持ちに私はなれなかったです。
でも久住はとてもツラかったでしょうね。
「僕は嘘つきだけど、約束は守るよ」が本当で、
最後はとても余韻が残りました!!

じーんとさせていただいてからのエピローグ、
二年半ぶりの再会って!!長い!!
そして相変わらずの先生…笑う…www
でも手紙のやりとりだけしていた理由にグッときて
また最初から読み返したくなってしまうんです。

エロいのに予想以上にユニークで切なくて
とにかく面白かった!!!
カバーを外すと文庫本っぽくて雰囲気出てました。

すっかり脳内で久住は羽多野さん、
先生は緑川さん、城戸は帝王で再生してしまい
ドラマCD化したらまた更に楽しい気がします。
(私の脳内再生キャストは結構固定してしまってる…;)

次回作もとても楽しみにしております!!
萌×2ですが神寄りで!!

4

大学生×官能小説家

大学生の久住(攻め)は自転車で人身事故を起こしてしまう。ぶつかった相手・木島(受け)は小説家で、賠償はいいから仕事を手伝ってくれ、と持ちかけてくる。もちろん了承し、口述筆記をすることになったのだが、木島の書く小説はまさかの官能小説で…。


昭和の香り漂う口述筆記ものです。
ノスタルジックな雰囲気と、官能小説で勃っちゃって慌てる攻めなんかはよかったのですが、結構がっつり描写される男女の官能小説に萌えなかったのと、口述筆記をするという設定のためにこしらえられた設定がちょっと無理やりすぎたのが残念でした。原稿用紙に書いてるとか、パソコンがないとか、音声認識打ち込みがダメな理由とか。まあ音声認識ソフトってクソすぎてろくに使えませんけどね。(個人的な意見です)

割と白黒つかない、ふわっとした展開とふわっとしたラストだったのですが、それが独特な雰囲気でよかったです。受けと編集者の関係とか、受けの純文学の才能とか、「くっつきました、めでたしめでたし」じゃない終わり方とか。説明が足りないのではなく、説明しすぎない感じ。
受けのとらえどころのないキャラと、ひたすら直情的でワンコな攻めと続きの対比も面白かったです。

1

すべてに意味がある

どちらかというと"萌え"や"エロ"に特化した作品だと思っていたので(当方、それだけしかない作品はNGな部類に入るタイプの人間です)、なかなか手が出せずにいたのですが、実際に読んでみると……

タイトルの『ポルノグラファー』、この言葉の絶対的な必然性がわかりました…。この設定だからこそ描かれた作品のテーマがとてもよかったです。官能小説家、という"作り手"であるからこその深い熱をとても感じます。キャラクターの職業がその職業たる所以をとてもうまく描かれた、これぞ物語、という気がします。時代錯誤な官能小説家を攻めるのも、年下の大学生であるから成立するのではないかと……色々と考えれば考える程緻密に計算されていて感嘆。

結局のところ…この作品を手に取る前に勝手にイメージ付けした自分を殴りたくなりました…。
今後も追いかけたい作家さんです!

4

ねぇ勃ってるよ

丸木戸さんのデビュー作とは思えない程のストーリー構成でした

自転車事故の被害者で右腕が折れたポルノ作家の鬼島
加害者で善良な大学生久住

お金のない久住は慰謝料代わりに、鬼島の口述筆記を買って出ます
官能小説とは知らずに....

健全な肉体を持つ久住は鬼島の口から繰り広げられる
猥褻な世界に書き取るのも絶え絶えでまさかの完勃ちにww
そんな久住の反応を弄ぶ鬼島

そう、この鬼島という男は一癖も二癖もあったのです
嘘に嘘を塗り固め、折れた右腕は利き腕ではなく
口述筆記も必要ないし、書取らせた作品は以前発売した作品をなぞったものでした

久住はそんな事とはつゆ知らず懸命に口述筆記のお手伝いに励みます
そして
鬼島の作品を見て、聞いて、翻弄され、徐々鬼島を作品の主人公に当てはめて妄想してしまうまでに
そうです、鬼島に惹かれ始めます

そんな時に鬼島の友人で担当編集者の城戸がやってきます
彼もまた、鬼島に翻弄された一人でした

その後鬼島の嘘が露呈し
懸命にお手伝いしてきて久住の怒りは頂点に達します
もう既に彼を好きになってしまっていたか続き

この事が原因で疎遠になる二人

そんな矢先に城戸から久住に連絡が
鬼島の様子がおかしいと

会って話した時に城戸も鬼島にちょっかいをかけられていた事を知る久住
そうです、挿入こそはしてませんが、久住も鬼島にちょっかいかけられてました

城戸と鬼島の距離の近さを勘ぐっていた久住
その勘は当たっていました

城戸は鬼島の才能に惚れていました

そして、鬼島も悪友城戸に親愛を寄せていたが、城戸が結婚をしたことがきっかけで自分の孤独を強く感じ、執筆ができなくなってしまったのです

純文学で目が出ず、官能小説では多少売れたが、本当に書きたかったのか?誰の為に?何の為に?と自問自答しだして筆が止まりました

城戸の結婚はきっかけに過ぎなかったと思います
志し半ばで方向転換した自分を蔑む自分がいたのでしょう
ずっと

そして、城戸は鬼島を愛していたが、鬼島と添い遂げる程の覚悟が出来ず、鬼島は友情の延長の親愛で恋しいとは違う感情だったのではないかと思いました

しかし、久住は違います
好きだと、全力でぶつかります
書けなくなり田舎に引っ込むと決めた鬼島の元に駆けつけ
鬼島への思いを伝えます
俺の為に書いて下さい、貴方の作品が好きだと
ここが巧いなと思ったのですが、城戸はそんなにまでして書かなくてはいいんじゃないか
と以前鬼島に言ったのです
久住はもう一歩踏み込んだのです 書いてくれと
これが、恋した覚悟の違いかなと

ここまで、思われてようやく素直になれる鬼島
鬼島も作家に未練はないと思い込もうとしていた自分を認め、書けないでも書きたいと誰にも言えなかった心情を吐露します

久住をもっと知りたいと初めて体を重ねる二人
貪りながら、気づく久住
鬼島はアナル処女でないと
またしても騙された久住
こういう、センスのいい笑いがこの作品のバランスの良さと読みやすさだと思います

僕は嘘つきだけど、約束は守るよと
作品を発表する鬼島
書くと約束した久住へと

2年半後にようやく再開した二人のこれから始まるであろう恋が想像出来る素敵なラストでした

多分初めて誰かと為に何かをしたのではと思わせる鬼島
彼をそこまで動かした久住の真っ直ぐな想い
ストーリーもしっかり土台が組まれてて文学の様な出来栄えのお話でした

深くて、でも読みやすく、クスッと笑えて、胸にジーンときて、ラストでキュンとするとても素敵な作品でした

丸木戸さんの次回作が楽しみです仕方ないです
大人のBLを求めてる方にはバッチリじゃないかなぁと思います

何度も読み返したい作品でした

6

口述筆記ってのが独特でよかったです

最後のあたり、「でも…書きたい…書きたいんだ……ずっと……!」っていう先生の言葉に久住くんが大丈夫大丈夫ってあやすシーンが好きです
ポーカーフェイスで平気で嘘をついたりする冷静な先生の心が乱れる瞬間がいい
年上を年下が慰めるのではなく、年下が年上を慰めるのが大好きです
先生の小説を読んだ久住くんが先生で妄想してしまう姿が愛らしかったです
用紙に書くからには先生の口から出る言葉を必死で聞き取らなくてはいけない
羞恥を微塵も感じていないような先生に対してドキドキな久住くんの対照的な感じが面白かったです

3

表紙のメガネのエロさよ

怪我をした官能小説家が大学生に作品の代筆を頼むわけですが、淡々と作品中の台詞(喘ぎ声とか)を読み上げるメガネの匂い立つエロさ。それを表現する画力が素晴らしい…
目もエロいんだよなー。でもエロが少なめだから悶々とさせられる…

なにより装丁が!すごい!ここまでこだわって作られてると紙で買いたくなっちゃうんですよね。直筆感が凄すぎて妄想捗りますよ。

2

独特のテンションで紡がれる官能

絵柄が好みで気になっていた丸木戸先生。
お話も面白く、今後が非常に楽しみな作家さんがまた増えました!

色っぽい絵を最大限生かした官能小説家という受け。
卑猥な言葉で攻めが思わずボッキしてしまうのも頷ける!
とにかく読んでみて、ストーリーのおもしろさを味わっていただきたいです。

にしてもonBLUEさんは毎回デザインにお金をかけてていいですね…。
一冊一冊が分厚く装丁も拘っているので手元に置いておきたい感が増します。
ポルノグラファーもカバーの細かいギミックが色々楽しいので、ぜひ!

3

とあるポルノ作家の嘘と本音

期待の新人・丸木戸マキさん待望のデビューコミックスは、
onBLUEさんでの連載作(一話目は同人誌ベース作品)ということで
まるまる一冊表題作の物語が楽しめる今作を
首を長くしてお待ちしておりました♡

自転車事故で歩行者の右腕を負傷させてしまった大学生の久住。
相手は木島という物書きで、小説の口述筆記を持ちかけられる。
久住はその場で同意したものの、小説とは実は官能小説だった。
紡がれる言葉と、妙に色気のある木島自身に振り回される久住は―

まず、口述筆記という素材に興味津々!
しかも、品のある官能小説という味付けは、
丸木戸さんの絵柄にぴったりはまっています。
口述筆記でのふたりのやり取りや、久住くんの妄想は面白いし、
合間に織り込まれる木島さんのシリアスなトーンに吸い寄せられ、
どんどん読み進めることができました。

個人的に、木島さんというキャラクターに魅かれました。
この木島さん、嘘つきで食えない性格をしています。
おちょくるような嘘から、心を傷つけてしまう嘘まで、
木島さんの嘘に振り回される久住くんは可哀想なのですが、
それでも木島続きさんを憎めないのは、その中に紛れるように
木島さんの”弱さ”が含まれているからなんですよね。

書けなくなってしまって思い知る自業自得の孤独。
唯一の悪友・城戸さん(木島さんとワケあり)が
まっとうな家庭を築いたことへの寂しさ。
久住くんが木島さんとの口述筆記を楽しんでいたように、
木島さんも彼との時間を本当に楽しんでいたこと。
そして何より、書けなくなってもやっぱり、
抑え込むことのできない”書きたい”という気持ち―
嘘があるからこその、こういった木島さんの本音にグッときました。

久住くんのことを知りたいという木島さんの本音から始まった
ふたりのセックスシーンもすごく魅せられました。
嘘と、色気と、切なさがいい具合に混じるように漂っていて
バックからのキスがまた、とても印象的で...

そして何と言ってもラストシーンが非常に秀逸!
ふたりがそれぞれ、お互いの言葉を”読む”姿が描かれているのですが
切ない余韻を残していて、個人的にすごく好きなテイストです。

又、描き下ろしの『エピローグ』では木島さんと久住くんの
お互いへの告白にきゅんきゅんしました。
ふたりの表情を含め、もう最高です...!!
5P程ですが、すごく良い描き下ろしなので、
雑誌を読まれていた方にも是非読んで頂きたいです。

評価は、”口述筆記”という面白い素材と
難ありの木島さんというキャラを崩すことなく最後まで描き切った
丸木戸さんの技量と、今後への期待を込めた、萌×2。神寄りです!

6

男女モノH用語の使用法

男x女の官能シーンを通じて、男同士がエッチい雰囲気になっていくという稀有な作品。
自転車でぶつかって小説家の男(受け)の手を骨折させてしまい、示談金代わりに小説の口述筆記をすることになった大学生(攻め)。
実はその小説の内容は「官能小説」(男女の)で、そのルックスからは性欲のせの字も感じさせない鬼島蓮二郎センセイ(本名木島理生)の口から発せられる淫語のシャワー!
これがまた、BLで登場するとは!というタブー感満載の男女もののH用語であります。
辛口淡麗系の木島の口から淀みなく流れ出てくるH用語に煽られ、フルボッキの久住。口で抜いてあげる、とからかわれてから意識しまくり。
当て馬?編集者を交えての3人での家呑みで木島泥酔。介抱しようとして何故かベッドで抱き合う!ここエロいシーンですよー。キスだけだけど。
こっから久住の気持ちがどんどん木島に傾いていく!
さて、ひねくれ受け木島は、自分から煽っておいて久住を遠ざけようとするんですね〜。若い久住は傷ついて。でもやっぱり木島を捕まえたくて、直球で木島に向かい合う久住。ズルい大人の木島もハイ、落ちました。
2人のHシーンは駆け引き続きも何もなしの、両想いHでした!

「エピローグ」
え、2年半も会ってなかったの?驚愕!……です。
月日を感じさせないラブが漂っていて、good でした。一緒に住みなよ〜。

4

漂う独特の空気

インタビュー記事の下の方に1話お試し読みのリンクがありますので、気になる方はそちらからチェックです╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

試し読みの1話目がワクワク心に火を付ける面白さで、続きが気になって気になって購入しました!正直、思ってたのと違うな…と感じた部分はあったのですが、楽しく読み終えることができました。

口述筆記…良いですねぇ…(﹡´◡`﹡ )
淡々と官能的な言葉を紡いでいく先生と、
ワタワタオロオロしながら書き留める大学生。
その空間が何とも色っぽいです。

大学生の久住は、話が進むに連れ妄想能力値がどんどん高まり、紙に文字を落としながら脳内では自分と先生に置き換えてて(^//^)妄想の世界の先生が綺麗で色っぽくて堪らん〜〜〜〜///
先生の友人でもあり編集でもある城戸が登場するのですが、編集×先生で濃密なシーンを妄想して(inお使い中のスーパーw)、「犯されたりしてませんように…」と走って帰宅したりしてて、妄想で一喜一憂してワタワタしてる純情な年下ワンコがとっても可愛かったー!!!

先生は独特の雰囲気の持ち主ですね。
ちょっとした目線や所続き作ですら含みがあって色っぽい。
そんで掴み所がなくてふわふわしてます。

そんなミステリアスな部分に引き込まれたのですが…………………ダメだ。私の理解力では先生がよくわからん。。。ヘロっと嘘ばかり重ねるのですが、何でそんな嘘をつく必要があるんだろう。あと「間違えて送ってしまった」という別れのメールが個人的にアカンやつでした。"死"を連想させるサヨナラの言葉は卑怯に感じて嫌いです。

編集さんと先生の間には【何か】があったんだろうな…と匂わせてるだけで、ハッキリと明確にならなかったのも残念でした。編集さんサイドでは"何も無い"で済んだ話みたいですが、先生の方には確実に何かあるよね…?とモヤモヤ。もう少し先生が素直になった部分が見たかったなー。

いろいろマイナスな事を書いてしまいましたが、カバーやカバー下のデザイン、作中に漂う独特な雰囲気は徹底してて、懐かしい感じがする匂いは好きです!なんだか手書きで丁寧に文字が書きたくなりました。

6

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