守護者がいだく破邪の光 守護者がめざめる逢魔が時5

守護者がいだく破邪の光 守護者がめざめる逢魔が時5
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
36
評価数
9件
平均
4 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784199008542

あらすじ

「おまえは呪詛返しから降りろ」──記憶喪失になった凱斗にそう告げた明良。
一方、清芽たちは尊の霊媒により、祟り巫女の赤子が生きていたという衝撃の事実を知る。
さらに、櫛笥の前に現れた謎の青年の存在──危険を感じる一同は、御影神社で情報交換するが、なぜか凱斗はひとり、事態に関心のない様子…。
心配する清芽だけれど、そんな折、凱斗と急遽二人きりで東京に戻る事件が起こり…!?

表題作守護者がいだく破邪の光 守護者がめざめる逢魔が時5

二荒凱斗,民俗学の非常勤講師・霊能力者,29歳
葉室清芽,大学生・御影神社の長子

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数2

祟り巫女との決着

シリーズ第5巻。
今回はついに祟り巫女との決着がつき、三角関係にも意外な展開が。
前巻に比べ、だいぶ話が動いた印象です。

物語は、語り手である「私」が亡き兄の遺品整理中、いわくつきのビデオを見てしまい…というホラー全開なエピソードからスタート。

その後は主人公の清芽たち視点の物語が展開されますが、間に度々上記のようなオカルトエピソードが挟まれるという群像劇のような構成。
語り手を変えて語られる様々な「怖い話」は非常に不気味で、ホラー感たっぷりです。
そして、一見関係なさそうなこれらのエピソードが、後半の展開で一つに繋がっていくという仕掛けはなかなか面白かったです。


主人公の清芽(受け)の方は、記憶喪失になった凱斗(攻め)のことを、相変わらず健気に想い続けています。

凱斗は相変わらず無愛想で俺様ですが、清芽を守るため彼から離れようとする優しさも。
清芽に惹かれる気持ちはある凱斗ですが、彼にハッキリした恋愛感情のない自分は彼のそばにいてはいけないとも考えており、そこに凱斗なりの誠実さを感じます。

一方、清芽の弟で、清芽に片想いする明良は、今にも闇続き落ちしそうなギリギリの精神状態にあり、なかなか危険な雰囲気。
祟り巫女を倒そうとする一方で、凱斗の記憶が戻ったら清芽はまた凱斗のものになってしまうという不安も抱えています。

そんな明良を心配した清芽は、物語終盤である決断をしますが、このまま凱斗とは離れ離れになってしまうのか?
凱斗の記憶は戻らないままですが、今後彼が清芽のことを思い出すのか、それとも記憶のないまま再び清芽に恋をするのか、どちらの可能性も考えられるラストのように思えました。
個人的に、俺様な凱斗にはいまいち魅力を感じないのですが、清芽の想いは報われてほしいなと思います。


全体として、いつものようにホラー描写が秀逸。
祟り巫女の生前の死に様(ややグロ)や、心理的恐怖を煽る描写など、和風ホラーの趣たっぷりで惹き込まれました。

次巻の展開も楽しみです。

6

面白かった…!

『守護者』シリーズの5巻目。面白かった…。めっちゃ面白かった。

ネタバレ含んでます。苦手な方はご注意を。






今まで謎だった部分が徐々に解明されていく展開に、もしかしたらこの巻が完結編になるのかなと思いながら読み進めました。

そもそも清芽と凱斗が出会うことになった自転車の盗難事件。
数多く行われてきた、人ならざる者による凄惨な事件。
祟り巫女の誕生と、そして彼女の子孫たち。
そして清芽の持つ、「加護」の真相。

1巻からの伏線を見事に回収しながら進む展開に圧倒され、ページを捲る手が止められませんでした。
祟り巫女の、母親としての恨みの気持ちは共鳴はできる、のだけれど、彼女をつくり、存在を増強させる「とある人物」の怖さがたまらなく面白かった。所々で出てくる凄惨な事件や霊的な描写と相まって、マジで怖かったです。

なぜ電話ボックスだったのか。
引きずり込まれてしまう人には何か共通点があるのか。


祟り巫女と彼女の息子の存在という霊的なストーリーも面白かったですが、凱斗と清芽、そして清芽の弟の明良とのBL的な展開にもぐっと引き付けら続きれました。

清芽の存在を、自身の記憶の中から失ってしまった凱斗。
それでも凱斗を愛し、求める清芽。
そしてブラコンという枠では収まらない執着を清芽に見せる明良。
三人の気持ちが手に取るようにわかるだけに、複雑に絡んでしまった彼らの関係が気の毒で仕方なかった。

子どものころから見えざるものを見ることができてしまい、精神的に疲弊してきた凱斗と明良。そんな彼らの癒しと平穏は清芽によってもたらされているわけで、その清芽がどちらかのものになってしまったら…、という危うい関係。

最後の明良と、「とある人物」との対峙。
どうかどうか、彼が暗闇の中に自ら堕ちることがないようにと願ってやみません。

というわけで、はい、この間は完結編ではありませんでした。
むしろ、次巻がこの話のキモになる巻なんじゃないかと。

早く続きが読みたいです。

6

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ