話せば長いふたりの話

hanaseba nagai futari no hanashi

話せば長いふたりの話
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神15
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
94
評価数
20件
平均
4.7 / 5
神率
75%
著者
 
媒体
コミック
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
シリーズ
arca comics(アルカコミックス・Jパブリッシング)
発売日
価格
¥647(税抜)  
ISBN
9784908757525

あらすじ

「ハルちゃんと別れることになったら俺生きていけないよ…下半身も」
同人作家とファンとして出会って以来、慎也と春彦は5年越しのラブラブな恋人同士。でも慎也が萌え系漫画家としてデビューし、春彦が証券会社で働きはじめてからはすれ違いの日々が続いている。
慎也の作品も慎也自身もたまらなく大好きな春彦だけど、大事な日の約束をすっぽかされて遂に我慢の限界!
オタクなふたりのラブ&エッチな波乱の日常! ストーリーテラー・こめり、待望のコミックス!

表題作話せば長いふたりの話

慎也
野々宮 春彦(ハル)

その他の収録作品

  • カバー下 漫画・4コマ・あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数4

これからも長い2人の話

おすすめされまして、読ませていただきました。
冒頭いきなりの別れ話、からの喉元過ぎればのまあいいか…展開。しかも「別れる」って言われてるのに『はいはい やっぱ手離せない』なんて。一瞬下衆攻め?なんて思っちゃいました。
そこから同居することになって、締切前は生活が崩壊する漫画家と、証券会社勤務の堅実会社員の何もかも合わない生活が、馴れ初めから今までの流れと絡めつつ描かれていくのですが、特に受けのハルの出会いの頃から変わらぬ慎也への真心がしみじみいいですね〜。
慎也の描く漫画が何より好きで、本人も何もかもが好きなんだというハル。
対して慎也の方は漫画の描けるハルをちょっと便利に使っていた経緯があるから、いつくらいからハルと同じ位の愛情を持ってきたのかが少し分かりづらかったけど、ハルの変わらぬときめきがあるから、気持ちがすれ違う時があっても諍いにはならないし、抱かれれば仲直りしてまた日常が続く感じですね。
アシスタントの木田君にバレて、『話せば長くなるんだけどー』の〆が上手いです!
ラスト描き下ろしの「まずは最初の話から」で「聖地再訪」をする2人。初Hの失敗談と、その頃からハルが続き強い意志を持ってたこと、これからどんどん熟年夫婦感を醸し出していくであろうお2人の姿が微笑ましかった。

3

ノンケ×ノンケ、時の移ろい。

丁寧なストーリー展開とキャラ造形、温かい作風がツボな作家さまです。

慎也と春彦は(元)オタク同士カプ。学生時代、慎也が描く漫画のファンだった春彦が、コミケで本人に声を掛けたのがキッカケ。意気投合した二人が、お付き合いするまでに至ってその後のお話です。

わたしの萌えなのですが、二人が正反対のキャラなんですね。春彦は真面目でキッチリしてて堅実派。慎也はユルくてその場のノリに弱い直感派。(しかもイケメン。)

大学卒業後、春彦は会社員となり、漫画家として活動を続ける慎也とすれ違いの生活に限界を感じます。

春彦は慎也の才能に惚れ込んいて、慎也は仕事も春彦のサポートに頼りきり。実は春彦の方が絵が上手かったりして、密かに嫉妬してたり…。ハルちゃんなしでは生きていけないと、腹をくくる慎也が潔くて男前なんです。(多少の打算もアリ?)

二人とも元はノンケですが、二人のキャラゆえにか自然な流れに感じました。(←ここが個人的にBLで結構ネックになるので、作家さまの腕頼みなんです。。)オタクでオボコかった春彦が、慎也の女性遍歴を本人から聞き出してキズついたりとか。馬鹿正直に暴露する続き慎也のアホで残酷な優しさとか。それでも不安になった春彦をちゃんと気遣って、いい加減そうでいて必ず埋め合わせする慎也なんですよね。

学生の頃は良かったね、と春彦がこぼした時、慎也はただの子供だったあの時より、今の方がいいと返すんです。そんな前向きな言葉をもらえた春彦がどれだけ救われたか…。そうやってお互いにフォローし合って、二人でいることを選び続けていくのです。

春彦には東野さんという職場の先輩がいて、これがまたスピンオフになりそなキャラクターなんですが、電子版では彼のオマケ話がちょこっと。さりげなく描かれている東野さんの飼い猫ちゃんたちが可愛いかった。あ、あと春彦の実家の犬(柴?)も、一コマだけの出演だけれど癒されました。動物が出てくる作品、好きだなぁ。

カップルがどうやって絆を深めていくかをじっくりと描いた、ほのぼのと楽しめるお話です。

2

二人のありふれた日常

既に出来上がっているカップルの「現在進行形の日常」+「話せば長いふたりの5年ちょっとの物語」です。
あらすじでは「オタクな二人のラブ&エッチな波乱の日常」となってますが、波乱というのはあくまで本人達にとってはです。作者さんは「始めから終わりまで何の問題もないカップルの話」とだけ決めて描かれたそう。本人達にとっては波乱の日常でも、読んでるこちらとしては熟年夫婦のように安定感抜群な二人の、ありふれた日常でしょうか。ほのぼのとしていて微笑ましいばかり。そして時折しんみり…といった感じです。

内容としては、出来上がっているカップルがケンカをしたり、仲直りしたり、ちょっとしたすれ違いなんかもあって、合間にいちゃいちゃ…という日常がひたすら丁寧に描かれているというもの。プラス二人の出会いから現在までの物語。詳しくは、もうレビューで書いて下さってるので感想だけ。

とにかく二人の間に漂う、「長年付き合ったカップルの持つ空気感」が萌えます! お互いにいい所も悪い所も分かっていて、腹が立ったりしつつも相手を受け入れている…といった感じの。
エッチの後に、「中に出していいとはいってませんけど続きー」「すみませんでした」みたいな、いい意味で恥じらいとかが無くなって、お互いに気を許しあってる雰囲気が素敵なんですね。更に、合間に入る、付き合い始めたばかりの初々しい二人の回想。真っ赤になりながら初めてのキスをする二人…の後には、現在のふてぶてしい受けが出てくるというギャップが面白いのです。

登場人物もとても魅力的なんですね。出会った時はオタク丸出しで初々しかった受けですが、現在は結構なエリートでスーツを着ている姿なんかはとても格好いい。しかし、いったん家に帰り、普段着とメガネになると、とてもかわいいのです。攻めの過去に嫉妬して、攻めが他の人を好きになる事もあるかも…と不安になる姿はとても切ない…。
そして普段はヘタレ気味なのに、いざという時は男前な攻め。更に、微妙に当て馬っぽい受けの先輩。受けの良き相談相手ではありますが、無防備な受けにムラッと来るような事もちょっとだけ。こちらの先輩は自由な彼氏に振り回されてる可哀想な人でもあります。

男同士という事で将来に漠然とした不安を感じたり、攻めが過去に女性と付き合っていた事に受けがショックを感じたり…という波乱がありつつも、結局はお互いに好きで仕方ない同士のラブラブな日常。こんな感じでケンカをしたりしながらも、ずっと仲良くやっていくんだろうなぁ…と感じさせてくれます。読み終えた後は、心がほっこりと優しい気持ちになれました。

2

積み重なった想いとこれから

自分の誕生日に高級なレストランでワインとケーキが用意され、後は相手を待つばかり。
待てども待てどもやってこず、二人の日常への世界と入っていく。
過去の映像と高級レストランそして日常へ。導入が素晴らしく、二人の世界にとても興味をそそられます。

売れない漫画家の慎也君と大手証券会社勤務の春ちゃんは付き合っ5年のカップル。
常に締め切りに追われて約束を守らないのも常習。ただでさえ思うように会えないのに、春から春ちゃんも移動で忙しくなり中々会えなくなってしまう。
元々慎也君のファンだった春ちゃん。絶対邪魔はしたくないけれど、自分の事も考えて欲しいと別れる覚悟をするけれど、、、
結局仲直りしますが、毎回、もう二度とこんな思いは嫌だと思うけれど、事が過ぎれば好きだから。と、また繰り返され続く日常。
そうして積み重なった二人の時間。
沢山の想いが詰まった時間なんだなぁ。と、読んでいて実感できます。

そうして、同棲するようになった二人。お互いの部屋で、お互い好きな事をしてますが、居間に行けば顔を合わせられ、肌を寄せ合える。自然な会話でじゃれ合う二人がとてもほほえましいです。
続き

春ちゃんの上司が現れて、一見当て馬か?と思いきや、よき相談相手になってくれたり、
慎也君の過去に焼きもちを妬く春ちゃんの姿だったり、
二人の初々しいつきあい立てのエピソードなんかも所々はいり、
二人のことがアシスタント君にばれてしまったり。
色んなエピソードてんこ盛りなのに、話がばらつかず、とても上手くまとまっているので、6年分の日常を見守っている気分になります。
そして、これからも絶対手放してなるものかー!と、強い意志を持って永遠の愛を誓い合い、まだまだ続く日常があることを思わせる。
二人の日常を沢山垣間見れてほんわか幸せな気分になれる一冊でした。

5

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