ホストは天職、エッチも天職、結婚なんてできません!

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表題作セク☆ツガ

聖籠堂 暖(だん)αの会社員
輝(ひかり)Ωのホスト

あらすじ

田舎から単身で上京してきたΩ、輝(ひかり)。
水商売を仕事に選び、率先して身体を使う彼はそれなりの成功を納めていた。
毎日楽しくて気持ち良くて何の不満もない。
自由な日々を謳歌していたのもつかの間、いつもの枕営業が大変な事態を巻き起こす。
純粋で一途なサラリーマンのα・暖(だん)とのセックスは最高だった。
しかし最高すぎるがあまり、快楽に流された2人はうっかり番(つがい)になってしまう。
責任を取ろうとプロポーズする暖、逃げ続ける輝…決着はどうなる!?

イヤよイヤよも好きのうち…攻防戦がてんやわんやなラブコメ・オメガバース。

作品情報

作品名
セク☆ツガ
著者
さとまるまみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
ISBN
9784865895513
3.8

(97)

(30)

萌々

(39)

(20)

中立

(2)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
17
得点
368
評価数
97
平均
3.8 / 5
神率
30.9%

レビュー投稿数17

ギャップが最高!


純情ワンコα×枕もするホストΩ

ホストにあまり興味のない真面目な攻めが、受けのフェロモンに充てられて体の関係を持ったついでにその場で番っちゃった!
というスピード感のあるお話です。

誘発されたとはいえ、攻めは責任を取ろうと結婚を持ち出しますが、縛られたくない受けはイヤイヤと邪険にあしらいます。
けれど一途で真面目な攻めは、毎夜受けの店先に通い、健気に毎日メッセージを送り、時には危険なストーカーから庇ったことで段々と受けが絆されていき…。

最初はツンツンしていた受けもまんざらでもなくなっていき、好きを自覚するまでの描写がとても萌えました。

また、仕事にこだわる受けにも訳アリ過去があり、飽きないよういいスパイスになっています。

個人的な萌えポイントは受けがヒール履いていたり、普段は柴犬のような攻めが理性をぶち壊すと激しいエッチをしちゃうところ。
それにトロトロになっちゃう受けも可愛い!

0

番から恋人へ

事故?で番になってしまった、真面目リーマンとハイテンションホストが、恋人になっていく話。

心に傷を負って、田舎から出てきた、Ωのヒカリ。自分の『居場所』をつくるため、枕営業も厭わず、日々精力的に働く。

そんなヒカリと番になるのは、真面目と優しさ、誠実さが服を着て歩いているような男・ダン。番になってしまった責任を取るため、蔑ろにされても、ヒカリにアプローチし続ける。

ラストは絆されかな?と思いましたが、ヒカリがきちんと自分の心と向き合う、素敵な終わり方でした。田舎の先輩も、初めからヒカリを利用しようと思っていたのではなくて、本当に意気地がなかっただけで、その行動は優しさからだったんだろうな。

後味の良いオメガバースです。
ストーリーは萌2ですが、ヒカリのビジュアルが好みとは違ったので萌とします(上京前が可愛かった!でもホスト辞めた後の姿は、リアリティがありました!)。

0

頑張って生きてきた!

頑張って生きてる輝が可愛くて愛しいです。

せっかくαと(おそらく運命の番)出会って番になれたのに、しかも良い人そうなのに何でそんなに嫌がるのかなあと不思議でしたが…。

真面目な暖。番になったからには結婚して責任とって幸せになりたいのに、そんな暖が輝には暑苦しくて鬱陶しいくて。避けまくってでも発情期が来たら相手をさせて。

自分勝手な輝なのですがなぜか憎めないんですよね。
上京して一人で体をはって頑張ってて。
回想では田舎で差別されたり居場所がなくて。
居場所が欲しかったんですね。
必要とされたい気持ちよくなりたい、ホストは天職。

だけど暖のことでだんだんホストや枕が苦しくなり…。

αがお金持ちじゃないのも新鮮ですね。
純粋で好きな人と番になって仲良く幸せになりたいって。

可愛いって言葉がエッチのときに威力があって素敵でした。エッチが本当に多いですが想いが通じ合ったエッチはまた格別でしたね。

ラストの輝が黒髪になると誰?状態でした。

0

運命には逆らえない

本作もにぎやかで楽しい一冊でございました。
オメガバースですね。
奔放な受。
不特定多数と快楽を求めたセックスも日常的に。
そんなとある日、偶然出会った二人。
いつものように快楽を求めてセックスしたのが具合がいい。
いいどころか思考が錯綜した挙句、番になってしまうほど。
とはいえ、一夜限り。
一人に決めるなんて毛頭考えない受。
番になったことを重く受け止め、結婚を真面目に迫る攻。
二人の攻防の行方やいかに!!? なのであります。
あきらめない攻の姿勢に感服。
なんやかんや陥落した受も最後かわいらしかった。

個人的には、オメガバースの初期のころの
番になったら、番以外の雄は受け付けない(生理的に)ていう設定が
凄くすきなので、昨今のΩはほかの男に股ひらけすぎじゃね?
とは思うのですが、これはこれで

0

思いがけず!

何気なく読んだら良かった。
予想していなかったしみじみした良さがある作品でした。

始まりは、枕営業している輝の冷めた感じです。とにかく、顧客をはなさないためにセックス。でも、つまらないなんてぼやく。

セックスは、生活のなかで日常的な行動のひとつなんですよね。あまりにも特別じゃない。

でも、αの暖が現れて。輝のフェロモンに当てられた暖が暴走してセックス!
そりゃあ獣みたいに、興奮して!
挙げ句に、番になってしまうわけで。

輝は、過去に傷ついた部分を守るように強がって生きている。暖とは、初めから素を出した付き合いです。実は穏やかで、真面目に輝を愛している暖の事を知れば知るほど、自分の仕事であるホストを枕営業込みでするのが辛くなっているんですよね…

次第に、考え込むような切ない表情を浮かべる輝が、とても印象的でした。

暖といると、ダメになるような気がしていた輝が、本当の自分自身の望みを理解したところ。

自分を、受け入れて安心出来る居場所、暖の側にいること。気付けてほんと良かったです。

あと!とにかく、セックスがすごかった。
暖、激しいんです。輝が、無理~!となるほど。輝の事を可愛い、可愛いしながらはヤバい…

読んでみたら、輝自身の幸せを掴む物語でした。
暖に与えられるのみの幸せじゃない。
そこが良かったです。

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