【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
溺愛といえば安定の間之さん。今回は両視点交互で珍しい。と思ったら両片想い全開だった。
すれ違いものは基本、どっちがが悪いと苛つきながら読むんだけど、これは
お互い大好きすぎて距離感狂うっていう。
割と穏やかな二人です。派手な波風は立たない。
でもすげーと思ったのはカイルの、倫が嫌がることは絶対にしないっていうスタンス。
ちょうど受への扱いがひどい本(レビューしてない)を読んだ後だったのでほんと、和んだ。
嫉妬するけどこじれない。
彼は君の想い人なの?って真っ正面から本人に聞くの、簡単そうでいてなかなかできないんじゃないかなと。
その辺の有象無象の攻なら黙って荒れて酒でも飲んで何かひどい事をやらかす。
他人に迷惑かけるくらいなら恥を忍んで正直に、って倫も潔い。その辺の有象無象の受なら良かれと嘘ついてよけい拗れてる。
おっとりしつつも悪い方向に行きそうなフラグを叩き折ってくからしわあせなのなこのふたり。
エロは大事にしすぎて逆に意地悪。そこが良い。
気力が疲れたときにおすすめ。
間之先生のお話に花小蒔朔衣先生のイラスト、となれば甘くてかわいくて、のお話のはず、と思っていましたが、予想以上の甘さでした。
受け攻め両視点で進むので、両片想いなのはしょっぱなからわかるのですが、両片想いのお話なのに、なんでこんなに甘くて甘くて甘い雰囲気に。
受け様である倫の家に攻め様であるカイルが居候してくる再会ものですが、お互い相手を「かっこいい」「かわいい」と毎度毎度惚れ直していて、でろ甘でございます。
7歳の時に父親の仕事でカナダから日本に来て、倫とは幼馴染のカイル。
この2人の初めましてのシーンの挿絵があるのですが、小さな王子様のようなカイルと稚い倫がめっちゃかわいい!!
2人の同居生活、そのまま1年後になっていて、倫は寝起きが悪くて朝は油断しきったぽやんとした雰囲気だったり、ほろ酔いの安心しきったんふふふーって雰囲気を撒き散らしていたようなのに、カイルってば1年も「待て」キープしてたの!?
すごいな、とおばちゃんは感心しきりでしたよ。
んで、物語の3分の2程でやっと晴れて恋人同士になるわけですが、残りの3分の1分はいちゃいちゃしてました。
最後までつながるのは最後の1回だけでしたけど、(あ、もちろん1回では終わらず2回目突入してましたけどね)その前の慣らすのにもたっぷり時間もページも使ってました。
このえちシーンも受け攻め両視点であるのですが、これがものすごーくよかった。
甘々のとろとろを十二分に堪能させて頂きました。
「ずっと蜜月暮らし」では「ダメ博士とそばかすくん」の2人が倫の家に遊びに来たのですが、カイルと博士がお互い自分の恋人をホールドしてちゃんちゃん、みたいなお話でふへへって笑っちゃいました。
両片想いでもしあわせ暮らしだった2人、恋人同士の同棲生活の今はどんなにか甘くてしあわせいっぱいの暮らしぶりなのやら。
にやにやがとまらないのでした。
そしてまた、どの挿絵も甘く、優しく、とてもステキ。
甘い甘い糖度100%の2人に花小蒔先生のイラストが更に甘い花を添えて下さってました。
溺愛もの大好きなので、こちらまでこそばゆい気持ちになってしあわせな気持ちになれる1冊です。
激甘な初恋再会ものです。
「ダメ博士とそばかすくん」の関連作ですが、単品で問題無く読めます。
で、こちら、とにかくめちゃくちゃ甘いです。
もう、どのページをめくっても、ひたすら甘々です。
もしくは甘酸っぱいです。
痛い展開無し、辛い試練無し、切ないスレ違い無しで、延々と甘過ぎるじゃれあいと、甘酸っぱい両片想いを楽しめちゃいます。
そんなワケで、山あり谷ありの作品がお好きな方には物足りないかもしれませんが、個人的にはめちゃくちゃ楽しく読めました。
内容ですが、初恋相手のカナダ人・カイル×書道家・倫による、超甘々な初恋再会ものです。
自宅の古い日本家屋で、習字教室をして生計を立てている書道家の倫。
10年ぶりに再会する初恋相手・カイルと、下宿と言う形で同居する事になります。
未だに恋心を抱き続けているものの、過去に意識しすぎて気まずくなってしまった経験から、自分には恋人がいるふりをする事にしますがー・・・と言うものです。
まず、こちら、おっとり繊細な美人・倫に、紳士的な王子様で意外と甘え上手なカイルと言うカップリングになります。
父親の仕事の都合で日本にやってきたカイルと、倫は幼馴染みとして優しい時間を過ごしたんですね。
しかし、小学六年生の時にカイルから突然キスをされ、自分の恋心を見抜かれたんだと気まずさから避けるようになる倫ー。
更に、年頃の恋愛話が煩わしかった彼は「詮索よけ」用の指輪をしていて、それを見たカイルが恋人が居るんだと誤解して・・と言うのがこれまでの経緯で。
こちら、両視点で進むんですね。
で、もう早々に二人は両想いで、過去のキス事件も倫の誤解だと分かります。
いや、カイル視点がたとえ無くても、明らかにカイルは倫にベタ惚れじゃんと丸分りで。
まぁそんなワケで、要は可愛すぎるスレ違いにニヤニヤしつつ、二人の甘々な両片想いをひたすら追って行くと言う形なんですけど。
ややこしかったり切ない展開もゼロのまま、二人は誤解が解けて結ばれてって感じで。
これ、ストーリーだけ見るならシンプルで、やや面白みに欠けるんですよ。
が、とにかく二人の甘々な同居生活だったり、その中で繰り広げられる両片想いが可愛くてですね~。
何だろう・・・。
しつこいですが、もうめちゃくちゃ甘いんですよ。
日常の一つ一つが。
新婚さんの如く二人で料理し、一緒に晩酌をしちゃったりする。
倫は書道家と言う仕事がらと、過去にカイルから和装を誉められた事もあり、よく和服なんですよね。
こう、着物でほろ酔いの倫ですが、めちゃくちゃ可愛いんですよ。
で、そんな倫にムラムラするカイル。
ついでに、寝起きで浴衣が乱れた倫にも、ムラムラするカイル。
これ、倫の方でも、スキンシップ過多でやたら構ってくるカイルにドギマギしちゃって、必死で平静を装ってるんですよね。
いや、カイルは王子様然としたジェントルマンなんですけど、意外と策士でもあって。
こう、上手に甘える事で倫に自分の要望を通すみたいな。
悪い男だな~、みたいな。
と、こんな感じでですね、もうひたすら甘いんですよ。
大げさじゃ無く、どのページめくっても甘くて甘くて悶絶なんですよ。
これでもかと激甘なんですよ!
個人的にですね、こういう激甘作品が、とにかく大好きなんですよね。
切なくて身悶えたり、心配で気持ち悪くなったりする事無く、ひたすら安心して甘々に浸りたいんですよ。
ついでに、イチャイチャしてるのも読みたいんですよ。
まぁそんなワケで、めちゃくちゃ楽しくて仕方ない作品でした。
ところで間之作品ですが、可愛い作風でありながら意外とエロが濃厚だと思うんですけど。
今回も不慣れな倫がカイルを受け入れられるようになるまでを、ページをたっぷり使ってエロ可愛く綴られてます。
個人的に、受けが無意識の言動で攻めを煽ってしまうと言うパターンが大好物なのです。
今回も「それ以上おっきくしないで・・・!」とか言っちゃって、カイルが理性を総動員させてるのに萌えまくりました。
そのセリフな~。
いつもツッコミを入れてるんですけど、逆効果なんだよ!!
最後にSSがございまして、「ダメ博士~」の二人が読めます。
チラッとだけですが、小学生の睦実も出演なのでどうぞお楽しみに!
作家さん買いです。
表紙のほんわか感・攻めが外国人ということで日本人にはない甘さが期待できそう・ということで「甘さ」を期待して読んだけど、期待通りというか期待以上に甘かったです。
幼馴染の再会ものです。
好きだった幼馴染・カイルが日本赴任に伴い、自宅に住まわせることになってドキドキの倫(受け)。
だけどその昔、意識しすぎて不自然になった事から、予防線として恋人がいるフリをするのだけど、両片思いなのが初っ端からダダ漏れしてるので安心して読めます。
揚げたての唐揚げを口に入れて、あつっ!!となった倫に対して「ふーふーするから口開けて」ですよ。
もう、恋人同士でもないのになんなのコイツら♡ってな感じ。
そして章ごとに視点が切り替わるので、ただただ甘酸っぱい両片思い状態をニヤニヤしながら見守ることができます。
特にカイル視点は要約すれば「倫がかわいすぎてヤバイ」というやつで、カイルから見た倫のかわいさがこれでもか!と描かれていて、本当に甘い。
両片思いの状態でもこんなに甘いのだから、恋人同士になったら地球が溶けるほどの甘さになるんだろうなぁとしか言いようがない甘さだし、実際、本当に溶けるほど甘かった。
こんなに「(倫が)可愛い」って単語が登場する作品もないだろうし、カイルの脳内では、倫と書いて可愛いと読むみたいな感じになっちゃってるとしか言えない。
幼い頃から仲良しだった二人が疎遠になっちゃったきっかけというのも、その昔、恋心を抑え切れなくなったカイルが倫にキスをしちゃって‥‥という微笑ましい限りとしか言いようがない甘酸っぱいやつ。
倫は自宅で書道の先生をやっている事もあり、日常的に浴衣や着物などを嗜む黒髪の大和撫子系です。
攻めのカイルはキラキラ王子様なんだけど、倫と和の世界をこよなく愛する男で、日本家屋でこたつ囲んで日本酒をチビチビ嗜んだりしてる様子が微笑ましい限りだし、二人まとめていちゃこらかわいい。
襖一枚隔てた隣同士の部屋でそれぞれ寝泊まりしてるんだけど、よく1年間も手を出さずに我慢しつづけたなぁ、しかもたった襖一枚という防音皆無のあってないような境界線で……と感心してたら、このカイルはとっても我慢強い攻めで、両思いになった後もカイルを受け入れることが出来るようになるまで、日数をかけて順を追ってじーっくりと慣らしていくんです。
倫のほうから「してもいいよ」と誘われても、受け入れる倫の負担などを考えて、まだだからとグッと待てるところに深い深い愛を感じたなぁ。
そして、ようやく一つになれる日が読んでて待ち遠しいったらなかったし、もうとにかく甘かった。
このシリーズは(と言っても、まれにちらっと別キャラが登場する程度なので、他を未読でも全く問題なし)くっつくまでの紆余曲折を楽しむのではなく、タイプは違えど攻めに丸っと愛されるという安定のお約束芸を楽しむ感じだと私は思っているので、これよ!これ!感に満たされました。
そして電子派に朗報が!
今までこのシリーズ、イラストは表紙だけだったけど今作から挿絵も入ってますー!!
挿絵も素敵だった。
過去の作品(ダメ博士とそばかすくん、お兄ちゃんのお嫁入り、嘘つき溺愛ダーリン、いじわる偏愛ダーリン、おとなりの野獣さん)は、5月17日現在、残念ながら挿絵はないけれどいつか収録更新されるといいなぁ。
甘々が読みたい、穏やかな空気感に触れたくて安心感を求めて手に取り、安定の超絶甘いカッポーに癒されました。
こんな穏やかな二人にどんな転をもたらすのかと思いましたが、ふたりらしいきっかけで目出度く両思い。
うまい采配です、流石間乃先生。
相手のことを思いやり過ぎた結果、好きなのに物理的、または精神的にも距離を置こうとするキャラクターが元より大好物で、溺愛系攻め様と健気な受け君という、これまたどんぴしゃ具合。
特に攻め様のカイル視点で、いかに受け様の倫が可愛くて可愛いのか、ありとあらゆる面から描き尽くされているのが、糖度を更にあげています。
送った絵葉書を大事に飾られていたら、そりゃ悶えたくもなりますよ。
送る文面にも注意を払って、丁寧に記す場面も、カイルの深い倫への想いを感じ、私の胸にもズドンと刺さりました。
カイルは倫を、ガチで目に入れても痛くないレベルで可愛がっているのに、でも欲で目を眩ますことはなく。
相手のことを心の底から大事にしたいという一心で、誠実に接するカイルが、天晴れでした。
本当に好きなんだね、と納得させられるようで。
自制心というか、我慢強さが半端じゃない。
目の前に餌があると思わず食べてしまうのが本能なら、カイルのそれは理性によって従順に手懐けられていました。
以前ちるちるさんの記事で、BL読み慣れてるからこそ読める漢字云々について読んで、確かに早々に分からない漢字無いなーと思っていたところの、ムベなるかな、に思わずグーグル先生呼んでしまいました。
BL読んでてもまだまだ分からない意味があって、ちょっぴり安心感を得てしまった本なのでした。