【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
切なさあり、萌えあり、笑いあり。
作家買い。
間之先生と花小蒔さんのコンビって個人的に大好きなタッグでして、今作品も楽しみにしていました。読み進めて、あれれ、この受けさんて…、と思ったら『幼なじみ甘やかしロジック』に登場していたセレクトショップの店長さんでした。『幼なじみ～』が未読でも全然問題ない造りのお話でしたが、前作を読んでいるとにやりとできる部分もありますので興味のある方は是非。
あ、あと攻めさんは院生ですが、彼がバイトしているレストランが「長月」で、間之先生ファンの方にはこちらもにやりとしてしまうロジックが隠されていて序盤からニヨニヨしつつ読み進めてしまいました。
ヘイゼルグリーンの瞳に、見目美しいビジュアルを持つ美春はその美貌がフルに生きる天職ともいえる仕事についている。セレクトショップの店長だ。美しいビジュアルだけではなくセンスの良さと、そして売り上げだけに固執せずお客さんファーストの彼は常連客からも職場のスタッフからも信頼されている好青年。
そんな彼には長く想いを寄せている人物がいる。
大学生の時に出会い、恋をした。薬科学科の院生でもある一つ年下の崇将だ。
理系男子らしく、寡黙で理知的な崇将は優しい。そしてその彼の優しさに付け込む形で同居に持ち込み、そして身体の関係まで持っている。が、二人は恋人ではなくあくまでセフレという関係だ。
崇将が自分に飽きるまででいい。
彼に恋人(女性)ができるまででいい。
その短い間だけでも、彼と共に過ごすことができたら―。
そんな美春の切ない想いから物語はスタートします。
が、間之作品ですから。
ええ、切なさだけではなくって糖度もたっぷりな1冊なのです。
序盤は美春視点でスタートしますが、途中崇将視点に切り替わり、なので崇将の想いは読者にはきちんと提示されていく展開です。まあ、王道の両片想いのお話なのです。
が、美春、そして崇将の2人がとにかく可愛いの。
萌えどころをきちんと押さえつつ進むストーリー展開はさすが間之さんといったところか。二人ともすごく良い子たちで、すれ違いし勘違いし、けれど相手を想う気持ちはだれにも負けない。
二人がきちんと向き合うきっかけになる、そのエピソードも良かった。
BL作品だとその「きっかけ」は当て馬くんの登場であることが多い気がしていますが、今作品ではその部分を補うのは美春の読モ時代の知り合い。彼がクソでクソな男なのですが、そのクソ男を論破する崇将のカッコよさと言ったら…！理系男子の良いところがぎゅーっと詰まった男の子でめちゃめちゃ素敵でした。
甘さたっぷりなストーリーですが、甘さだけではなくって切なさとかコミカルさ(作中に登場する「袖がちぎれろ」のくだりでは思わず爆笑しました)がきちんとミックスされていて、そのバランスが秀逸でした。再会とか、両想いとか、お好きな方には堪らないバックボーンも詰め込まれていて、それらがきちんとストーリーに意味を持つ展開になっているのも素晴らしい。
花小蒔さんの描かれた挿絵もとっても素敵で、この作品の持つ世界観にぴったりで萌え度は確実に上がりました。
甘くて可愛くて最強♡
間之先生のお話は甘くて可愛くて大好き！その中でも今作は断トツ甘くて可愛くてエロくてキュンキュンしました(〃艸〃)
大学で出会い(実は…なお話もあるけど)同居して5年の美春と崇将。どう見ても付き合ってるのに美春の目線ではセフレ、崇将目線では溺愛、このすれ違いがもどかしかった。確かに崇将は圧倒的に言葉が足りないから美春が恋人なんて思えないのは解る。どうなるかと思ったけど、雨降って地固まるで崇将の溺愛が守りとなり、誤解が解けて一安心。2人の答え合わせにときめきで胸が痛くなりました。
2人のキャラもめちゃくちゃ良い。美春可愛すぎる、崇将が悶えるのめちゃくちゃ解る！とにかく最高だった！！
花小蒔先生のイラストも綺麗でセクシーで最高。作品との相乗効果がすごい。幸せになれる作品♡
ほんとにこじらせてた！
読んだ後に改めてタイトル見て、あ、そのまんまだった！って思いました(遅い)
出会いは大学生1年と2年で、大学時代から同居とセフレ関係にあって現在26歳と27歳なのに…まだ付き合ってないってどういうこと〜？っていうモダモダが可愛らしいお話でした。
受けはロシアのクォーターで見た目が麗しいアパレルショップの店長さん。大学時代に出会った時からずっと攻めのことが大好き。飲んだ時のガードマンとして友達が攻めをあてがってくれることで仲良くなって、勇気を出して同居とセフレを願い出るとアッサリOK。「これって自分のことは恋愛対象としては意識してもらえてないんだな」って落ち込んじゃう。
一方の攻めは薬学理系男子。理屈っぽいし、口下手で多くを語ろうとしないから(受けを気遣ってのことなんだけど)攻め視点で見てるとめっちゃ受けのことが大好きなのに全く受けに伝わってないのがもうここまで来るとおかしくて。実際受けの店員さんにもコントですねって言われてましたね。
受け視点と攻め視点と両方から読めるので読者としてはすごく安心して(むしろニヤニヤしながら)読めてしまうんだけど、受けはずーっと苦しくてちょっと可哀想でした。最後に受けと攻めの盛大なこじらせ判明があって、でもその後の誤解解消えっちがもう最高でした！
あとがきでこのお話の受けちゃんがチラッと出るお話があると書いてあったのでそちらもチェックしようかなと思ってます。割とどのお話も安心して読める甘々系が多そうなので、他の作品も読んでみたいと思いました～。
王道のすれ違いもの。ひたすら甘い甘い。
さすが間之先生。甘くて甘くて、幸せな気持ちにさせてくれました。とにかく甘々ラブラブな小説を読んで、脳へ糖分補給したかったので、お陰様で低血糖にならずに済みました。
お話としては王道じゃないでしょうか.。
・えっ？付き合ってたの、俺たち。
・ラブの意味での好きがうまく伝わってない。
・身体の関係はある。セフレ。
・自分は恋愛対象外。
・彼女がいるのに自分（受け）を優先。
・実は過去に会っていた。攻めは初恋の相手。
・ピンチの時に現れる。
・攻めは何を考えているか分からない。寡黙。
→脳内では独占欲丸出し。饒舌。
・美人(女性)を連れているところを目撃される。
→ヤキモチ
・攻めはムッツリ
などなど……
甘々ものの王道がこれでもかーー！と散りばめられていますね。私は大大大好き設定です。
この設定に、美人の受けと黒髪メガネのイケメンインテリの攻めときたら…はい。私の好きな話の決定案件です。即買いです。
美春と崇将のそれぞれの視点からお話が進んでいきます。美春は崇将の気持ちが自分にないことに不安を抱いています。崇将は気持ちを伝えるのが下手ですが、脳内では美春への独占欲強めです。崇将だけは恋人同士だと思っています。
こんな2人だから当然すれ違うわけで、読者は2人の視点から見てるので何とももどかしいです。そのもどかしさを楽しめるか楽しめないか、でこの作品の評価が分かれると思いますが、私は好きなお話でした。なんとなく先がある程度読めたからってのもありますが、すれ違いの誤解が解けた後の甘々っぷりをただただ楽しみたいからなんですよね。
私はもう一度このお話を読み返したいかどうかを重視したいので、結構王道の甘々で幸せエンドが好きです。あまり余計なこととか伏線とか考えたくない時に読みたいので、このお話は私にはドンピシャでした。紙書籍で購入して良かった。
美春は「甘やかし幼なじみロジック」にも登場していたキラキラ店長だったんですね。なるほど、こんなバックボーンを秘めていたとは…！甘やかし〜もスパダリの独占欲強めのお話でしたので好きなお話です。
そばかすくんもそうでしたけど、このワールド良いな〜。こじらせ相愛〜の冒頭に東原さんが出てきたとき、懐かしいキャラの登場にほっこりしました（笑）
関係者みんなハッピーエンドの甘々エピソード持ちですね！私もモブとして仲間に入れて欲しい…なんて思ってしまいました^ ^
イラストもとってもキレイで良かったです！
あと気になったのが、上記の作品情報にエロ度「エロエロ」との記載があって、間之先生作品でエロエロ！？この２人の世界観でエロエロ！？…と、とっても気になりながらエロ待ち状態で読んでいたんですが、特にエロエロではなかったです。私の感覚では、ですけど。
BLの中にはこれぞ！と思うエロ先行型エロエロ作品がありますが、それらの作品と同じエロエロ度と同等と思わない方が良いと思います。
笑っちゃうけど不憫なすれ違いだ…
内容はあらすじとタイトルが物語っていて、
拗らせたベタ惚れカップル(未満)のお話です(﹡´◡`﹡ )
攻めが朴念仁すぎて声に出して笑っちゃったし、
なんならあまりのすれ違いにちょっと涙でた(；∀；)
(勘違いの方向が双方可哀想に思えて…)
(笑えるのにちょっと泣けるっていう…)
面白かったーーーーーッヾ(*´∀｀*)ﾉ
さてさて。
受け：美春(ミーシャ)
攻め曰く「天使」と形容したいほどキラキラしているが
本人は昔は外見がコンプレックスで自覚が足りない面も。
現在は自分の容姿を前向きに捉えられるようにはなっています。
性格は控え目で温和。
他人と争ったり自分の意見を主張するのはちょっと苦手。
仕事は大好きでプライドを持ってやっているのが良き！
美しい外見と柔らかな性格で客や従業員をウットリさせています。
攻め：崇将
ガッチガチの理系肌で理詰めで考えるタイプ。
表情筋はあまり仕事しないので、笑顔はとても貴重。
基本、人も恋も興味は無いけれど、
美春は出会った時から超特別枠でドップリ虜。
しかし感情表現が下手ゆえに美春には伝わってないお人です。
お互い出会った瞬間から一目惚れで距離が縮まるのもあっという間。
友人として仲を深めていく過程で美春が堪えきれずに告白ーーー。
この告白がすれ違いの原点で、
同居してエッチもするのに片思いという……。
なんとも不憫で、微笑ましくて、可愛いストーリーです。
美春は崇将に恋心がバレないようバレないよう抑えつつ、
お試しキスを提案したり誕生日にエッチねだったり……
ちょッと待て！！！
(良い意味で)ツッコミが追いつかないんだが！？
なんでそれで恋心がバレないと思ったんだ…！？
っていうｗｗｗ
本人は隠してるつもりだけどダダ漏れですよね。
"せめて身体だけでも繋がりたい"といういじらしさは、
思わずツッコミたいほど努力の方向が違っててかわいい。
まぁこれは崇将もちょっと悪いんですよ。
これからエッチするというのに
あ、スポーツしましょうか？ぐらいのテンションｗ
事前準備も後始末も情緒皆無で整然と進めるんです。
(エッチ始める前に回数決めてるのとか笑っちゃった)
(でも崇将視点だとめちゃくちゃ我慢してて萌える！)
こりゃ美春がバレてないと誤解するのも仕方ないわ(;｀･ω･´)
崇将は愛情表現はめいっぱいしてるんですよ？
けれどちょっと天然でこちらも努力の方向がナナメ上。
全てにおいて美春ファーストで行動した結果が裏目になり、
ちょっと笑っちゃうけれど不憫としか言い様がない(；∀；)
このお話は両視点で進んで、
美春視点だと長年の切ない片思いなんですね。
でも崇将はただただ美春を愛してる描写ばかり。
温度差があるのは性格のせいか…？と思ってたんですが。
崇将が語った事実に涙が出てしまいました。
6年分の時間がすべて勘違いでしたって話だもんなぁ…。
美春も片思い状態が長く続いて辛かっただろうけどさ…。
両片思いじゃなくて勘違いのすれ違いが切ないな、と…。
雨降って地固まるなんですけどね。
誤解がとけたあとの6年分のラブが詰まったエロはすごくエロかったです！！！
(ページめくってもめくっても甘々なエロ続いてピャー♡)
あと萌え属性部分では
甲斐甲斐しくお世話好きな攻めってとこがツボでした！
(崇将はガチで美春ファーストなので…)
(嫉妬するときでさえ理詰めで考えて美春を責めない)
(すれ違っても冷静に分析して説明してくれる攻め…)
感想はストレートに、面白かったです！！ヾ(*´∀｀*)ﾉ
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