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表題作幼なじみ甘やかしロジック

本郷壮平,25歳,出版社勤務の営業マン
南野一弥,26歳,天文物理学研究室所属の大学院生

その他の収録作品

  • 恋人愛玩ループ
  • あとがき

あらすじ

大学院生の一弥は、幼なじみの壮平に片思い中。スキンシップ多めの壮平と過ごしていると、思いは募るばかり。 幼なじみ兼友達のポジションだけでも幸運と思っていたけれど、大好きな壮平に褒めてもらいたくて友人に相談しながら色々頑張ることに。 まずは、壮平と並んで恥ずかしくない自分になりたいと、おしゃれ男子の友人米原くんにファッションのアドバイスをもらうため一緒に買い物に出かけるが、なぜかそこに壮平が現れ!?

作品情報

作品名
幼なじみ甘やかしロジック
著者
間之あまの 
イラスト
花小蒔朔衣 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
お兄ちゃんのお嫁入り
発売日
電子発売日
ISBN
9784344847484
4

(105)

(33)

萌々

(52)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
13
得点
420
評価数
105
平均
4 / 5
神率
31.4%

レビュー投稿数13

ずっとあまあま可愛い

前作「ダメ博士とそばかすくん」がだ~い好きだったので、今回スピンオフ?ということでヤッター!!!と思いすぐに読みました。
今回の主人公・一弥くんは前作で名前も出てきていないほどモブなので、前作を読んでいなくても問題ないと思います。
が!博士と実里くんは今作に結構出てくるので!!未読の方は!!ぜひ!!ちょいちょいイチャついてるので!!!

幼なじみものは大好きなのですが、プラスして攻めの愛が重いのとても良いですね…。
過去の出来事から人から触られるのが苦手で、恋することに消極的で、自分の容姿に無頓着の一弥くんのことをずっと好きで、自分なしではいられないようにしよう…!と頑張っている壮平くんは一歩間違えば監禁ルート待ったなしめちゃ怖攻めなのですが、明るくて優しい性格のせいか大型ワンコが「ぼくだけ見て~!」と言っている感じがして可愛かったです。
一弥くんもずーっと壮平くんだけが特別な存在なので壮平くんからの愛を重いとも思っておらず、お似合いなふたりだ!!!おめでとう!!

つらい展開もなく終始あまあまラブラブなので、「今日はなんもつらい気持ちになりたくないかわいいBLがよみた~い」という日にぴったりなのではないでしょうか?

あとエッチのとき一弥くんが感じやすいのがめちゃ感謝でした…愛しい…。

6

モブ・オブ・モブを自認する理系男子の恋❤︎

幼馴染の出版社勤務年下溺愛攻め× 理系眼鏡大学院生の、なんじゃこりゃあああ!!!と悶絶してしまうような、超超甘々、両片想いストーリー!

というのも、両思いになる前からめちゃめちゃラブラブ、イチャコラしているのです。

受けの顔についたソースを拭った指をペロッと舐める攻め…狙ってやってるな!あざとい!けど、いいぞもっとやれ、と思ってしまう自分(笑)
その上この二人、一緒にお風呂入ったりしてるんですよ…まあ攻めが強引にそういう展開に持っていって…なんですが。
で、抜き合いからの〜攻め→受けへの化粧水ぺたぺたお肌ケア&唇保湿ケア〜からのドライヤーですよ。

で、極めつけに(?)一弥が来ているパジャマは常に壮平が持ってくる彼のお下がり(年齢的には一弥が上なので、「おあがり」)っていうね。

いや、もうこれ普通じゃないって気付こう!!!?って感じの溺愛っぷりでございます✨

壮平の隣に並ぶのに恥ずかしくない男になろう!と決意し、急に服を買いに行ったり料理を習い始めたりする一弥に、「誰の影響だ…!?」と焦る壮平。
読者としてはニヤニヤ( ̄∀ ̄)しちゃう展開…心配いらないよ〜ムフフってね。心配のあまり、不審者のようにストーキングしてる壮平に笑いました。

終始お互いの大好き!って気持ちがダダ漏れしているんですが、ここにうまく絡んでいるのが、一弥が昔男に襲われそうになり、今でも大柄な男性や人から触れられることを極端に恐れているということ。

そんなトラウマを持つ一弥が唯一心を許し、触ることが許されている相手が壮平なのですよね。
それは十分分かっていつつも、身体中に付けたキスマークで独占欲を隠さない壮平、いいぞ〜!笑

そうそうそれと、一弥の研究室の ”東西南北眼鏡s”メンバー達が良かった〜!
この四人の会話がめちゃめちゃ面白くて、気付いたら声出して笑ってました。

全員の名字を合わせると「東西南北」になる、ちょっとした遊び心がいいですよね♪

後半の、「名前呼び」にまつわる攻め視点の受け溺愛っぷりダダ漏れエピソードも甘くて甘くて最高でした・:*+.

そういえばこちら、スピンオフと知らずに購入。どうも、度々”訳ありっぽい教授”とそばかすしっかり者男子が出てくるなあ…と思ったら、やはりスピンオフでしたか!

そっちも読まなきゃ。

でも、スピンオフ元を知らずに読んでも全く問題ありませんでした◎

1

眠眠打破

めっちゃ疲れてるとき、眠いけど起きてないとー…ってときにはコレっていう作品で、すっごく好き。私にとっての眠眠打破です。

とにかく甘ーい!甘いの大好きな人には堪らんと思います。
間之先生の作品は甘い作品がたくさんで大好きなんですが、この作品は特に私の心臓をキュンキュンさせてくれるナンバーワンです。


壮平の分かりやすいアピールに私の口元もだらしなくなるしかない(〃ω〃)
壮平の気持ちに気づかなくて「彼女作ったら?」とか言う一弥の言葉にションボリする壮平が不憫すぎる。。。ってか、そう言われたからって簡単に彼女作るんじゃないよーって思うんですがね。一弥も何てこと言うんだよ……好きな相手に言う言葉じゃないよー

引っかかる部分はあれど、2人は両片想い。どこでどうやって事が動くのが気になって読んでいました。
一弥が自立に向けて動き始めるところから、面白くなってきて目が離せなくなりました。
料理を勉強し、見た目も変えようとする一弥。おおっ!これは変身して本当の姿がお目見えする感じね!?…はわわ。こういうの大好きなんですー…♡
だけど、一弥への変化に戸惑いを表す壮平が大分情けなくて笑ってしまいました。


あとはもう期待通りのラブラブモードで、ニヤニヤのオンパレード(//∇//)
あまいーあまいよぉぉ…。最高ですね。
今まで抑えていた直接的な甘い言葉を一弥に投げかける壮平を、たくさん胴上げしてあげたい気持ちでいっぱいでした(*´∇`*)
ベッドシーンもじっくり時間をとって、甘いし濃厚。練乳みたいなひと時でした〜


そばかす君の2人も登場していて、爪痕残しすぎでしょ(笑)ああー…そばかす君も読みたくなってきました。
理系男子のゼミ生たちの会話がめちゃ笑えますね。こう言うクスッとする会話のやりとりも、この作品が大好きな理由です。
たまに再読してはニヤニヤしちゃう。いつまでもドキドキをくれる素敵な作品で大好きです。

0

東西南北・眼鏡ズが最高‼︎

『ダメ博士とそばかすくん』のスピンオフです。
知らずに読んでしまったのですが、全然問題なかったです。

モブオブモブの大学院生・一弥は、ひとつ下のイケメン・壮平に片想いしています。
20年近くも友人を続けてきた一弥にとって、この想いは秘めたるもの。
一方の壮平も一弥にベッタリで、アパートの隣人同士の2人は常にイチャイチャで……という、両片想いのムズきゅんラブです。

幼なじみという不動の立場を維持しながら、それぞれの想いが水面化で膨らみ続けているのが焦ったくて甘酸っぱい。
一緒にお風呂に入ってHな事をしたり、抱っこで映画を観たり、抱きしめながら眠ったりと、可愛くてニヤつくエピソードの数々にキュンキュンさせられました♡

ただ、コミカルなラブコメに見えたこの作品、実は意外とセンシティブ。
2人の過去や一弥のトラウマが明らかになっていく事で、ハッキリさせないジレ恋の意味にも納得。
理不尽な暴力に晒された少年2人が可哀想で、とても切なくて……
と同時に、壮平の一途さと優しさを殊更感じてしまって、胸がギュッとなりました。

壮平は嫉妬や独占欲が爆発していて、鈍感で無自覚な一弥に振り回されっぱなしです;
冗談の中に本音を混ぜて伝えるいじらしさと、本音を伝えられないもどかしさ。そのあたりの男心にキュンとなりました♡

ダサダサな服装を直して重い前髪を上げると……あら、美人!
という、漫画のようなベタな一弥にもワクワクした。
壮平は隠しておきたかったんですけどね。バレましたね(笑)

誤解して嫉妬して、壮平が不審者になって(笑)
その結果事態が好転したので、まあ良かったかなと。
その後は、振り切れた壮平がSっ気丸出しでエロエロです♡
むっつりだったのね。知ってたよ(笑)
無自覚に煽りまくる一弥もエロくてビックリしました!
好き・大好き・愛しい・可愛い……と、とにかく甘々〜♡

そして、何より心掴まれたのが理系男子・眼鏡ズ!
このオタク集団のやり取りに何度笑わされたことか(笑)
ものすごくコミカルで、ものすごく癒された‼︎
前作主人公の博士と米原が、神と崇め奉られてるところも最高に面白かったです!

電子限定のおまけは、『眼鏡ズ動揺スイッチ』
このSSも笑った〜

8

あっまーい!

『ダメ博士とそばかすくん』のスピンオフ。
そちらの主人公の米原くんが結構重要な役で出て来ます。もちろん千堂准教授も。なので、前作がお気に入りだった方はお手に取られた方がよろしいのではないかと。
ただし、そちらを読んでいなくても充分楽しめます。実際、私は未読ですが、とても癒されました。

このお話、両片思いものの王道です。
そんでもって、年下ワンコ攻め(世話焼き系)の王道でもあります。
さらに、鈍感受け(研究オタク系)の王道でもあるという、トリプル王道物語。

王道って面白いから『王道』なわけですけれども。
ただ、次の展開が解ってしまうために一歩間違うと『マンネリ』に陥ってしまう危険がありますよね。だから、王道を面白く読ませてくれるのは力がある作家さんだと思うのですよ。
間之さん、上手いんだな。

特に、幼なじみという2人の関係が上手いと思ったんですよ。
四半世紀分の積み重ねがあって、今の関係性が出来上がっているというのが。

受けさんの一弥には『他者に不意に触られることが怖い』という特徴があります。
これ、幼少期のある事件から引き起こされているのですけれど。
攻めさんの荘平は、その時一弥を完全に救えなかったことをとても悔やみました。
このエピソード(詳細は本作をお手に取りください)がある故に、一弥の鈍感ぶりや荘平の過保護ぶりが「さもありなん」と思っちゃうんですよ。
「いくら何でも両想いだってわかるだろう?」ということが言えなくなっちゃうんですよ。
いやー、ホントに上手いよねー(くどくて申し訳ない)。

私は甘々のお話を時折苦手に感じることがあります。
でも、今作は癒された。
甘くて、優しくて、誰も傷つかない、こんな世界に行きたいなぁ……

4

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