愛しております いつ死んでもいいと思うほどに

騎士の祈り

kishi no inori

騎士の祈り
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神29
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

14

レビュー数
6
得点
160
評価数
33
平均
4.8 / 5
神率
87.9%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
少年は神の花嫁になる
発売日
価格
¥879(税抜)  ¥950(税込)
ISBN
9784813013228

あらすじ

アーサーのいなくなったキャメロット王国で、モルガンを退け、一時的な平穏の中、樹里は国一番の騎士ランスロットから深く愛されていた。
夜毎抱きしめられ、いつの間にかランスロットの匂いを覚え、その熱を心地よく感じるほどに。
けれど、アーサーとランスロットを罠に嵌めた神官ガルダが王宮に現れたことで、事態は急変する!
モルガンとの闘いは? アーサーの復活は?
樹里とランスロットの愛は?
『少年は神』シリーズから生まれた、騎士と神の子のアナザーストーリー堂々の完結!!

表題作騎士の祈り

ランスロット、ラフラン領の領主でキャメロットの騎士
樹里、神の子でキャメロット王国・アーサー王の妃

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数6

全巻揃うまで我慢してて良かった!

夜光花先生と奈良千春先生の組み合わせに間違いは無いですね!
今回も本当に楽しんで読みました。

少年と神シリーズも最終巻まで我慢して一気に読んだのですが、
結果として、待てができた自分を褒めてあげました。

とにかく、物語の世界観とそれを補うに余りあるイラストが圧巻です。
3冊手が止まらず、
出来る事なら仕事を休んででも読み続けたいほどでした。(徹夜が身体に何日も爪痕を残すようになったので)
ファンタジー好きならエンターテイメントに徹した夜光花先生のお話は読後感が良くてきっと好きになるはずです。

シリアスなところとコミカルなところの塩梅が素晴らしくて、
エロがまた濃くて描写が素晴らしく良いのですよねー。(これがとても重要ポイントです!)

それにしても、
少年は神〜のあそこから分岐するのですね。
今回苦しい戦いが多くて、
エクスカリバーなしでどうするの?って思ってましたが、水戸黄門的な大団円でスキッとしました。
この終わらせかたは私は大好きですが、意見の分かれるところなのかしら?

欲を言えば、口絵のルーサーが可愛いので、
ぜひ子育ての様子も読ませていただけると嬉しかった!もっと、ルーサーに会いたいです。


3

ランスロット編の最終巻

アーサー編とは、全く別物として楽しめたランスロット編。アーサー編が本当に素敵な終わり方で、大円団だった為、心配だったのですが…ランスロット編の最終巻も、一度はモルガンにやられてしまったキャメロット王国がどこに向かうのか、ランスロットとの関係はどうなるのか、など盛りだくさんです。

ランスロットとのいっときの幸せな日々。そんな中、ガルダが再び姿を現して…。そして、モルガンの企みが始まります。モルガンを倒す鍵だったアーサーがいない中、どう動いていくのか?そして、ランスロット編より登場したトリスタンがキーパーソンとなります。そうきたかー!とワクワクしながら、次々ページをめくる指が止まらなくなります。アーサー編を読んでいた方にもぜひ、読んでいただきたい。できれば、大事な部分は前情報なしで…。
やっぱり夜光花先生のファンタジーは素敵でした…!

3

本編とアナザーストーリー両方を楽しめた贅沢な作品。

長い少年神シリーズもとうとう完結。全て含めたまとめとしての感想です。
アーサーと樹里のハッピーエンドは本編の方で満喫していたことや、私が単にランスロット推しなこともあるのですが、私はアナザーストーリーの終わりかたの方がずっとしっくりきて面白かったです!

本編の方ではアーサーと樹里は失うものもなく、二人を取り巻く人たちも含めて幸せに上手くまとまった反面、モルガンの扱いや、ガルダやランスロットが中途半端な描き方で終わってしまったことが、なんだかもやもやしてしまって、すごく読み応えのある大好きな作品だっただけに、少し残念だなぁ~と思っていました。なのでアナザーストーリーにはとても期待していたのですが、予想をはるかに越え、めちゃくちゃよかった!

アーサー不在でどうやってモルガンを倒すのかと思っていたところでのトリスタン投入もすごい面白い展開だったし、そのうえアーサーの華やかさが欠けて寂しいところをもトリスタンの明るさと強さが補ってあまりあるくらいだったし。やっぱり夜光さん上手いなぁ~。

さらには悪と善に分かれて存在している2組の魂分けについても、悪の部分だけが浄化されたり、消滅することもなく、きちんと罪を償う道や、将来の問題点として残されたし、モルガンも徹底的に戦って敗れて浄化されたし、悲しい人生ながらもガルダの最期を見届けることもできたし。

そして何より樹里がアーサーを想いながらも、きちんとランスロットと向き合って、受け入れて、愛情を感じて、生きていく覚悟を決めたことは本当にぐっときました。好きで好きで仕方ない樹里に『お前に殺されたい』なんて言われて命を預けられたら辛い覚悟を決めなくちゃいけないけど、本望だろうなぁ~(泣)ちょっと暴走するところはあったけれど、愚直なまでに一途に想い続けたランスロット、頑張ってきてよかったね。と心から祝福してあげたい。

最後に、時空を越え現在と中世が舞台になるようなスケールの大きいストーリーに加えて、魅力ある主人公たち、さらには脇を固める1人1人まで生き生きと描かれた物語を紡ぎだしてくださった夜光先生には感謝してもしきれません。長丁場お疲れ様です。本当にありがとうございました!

5

スーパー受け

少年神スピンオフ最終巻。2巻まででランスロットの溺愛ぶりを堪能してしまったのか、するすると読んでいたのですが、終盤で神セリフが降りてきた。そこで読み進めることが出来なくなってしまったので、神。樹里はスーパー受けだったと初めて認識した本編252P+あとがき。

なんとかジュリを仮死状態にして、トリスタンに水を浄化してもらい王都にとどまっている樹里たち。ランスロットと束の間らぶらぶ♪だったのですが、ある日ガルダが神殿に現れたとサンが告げに来て・・と続きます。

新しい登場人物はさすがにいない~本編同様、最終巻はモルガン&翠さんご活躍でした。

**以下はより内容に触れる感想

最終巻も色々起こって樹里もランスロットもマーリンも大変なんです。そして本編同様、樹里が危なくなってしまって、そこでランスロットに言うセリフが「どうせ死ぬなら、お前に殺されたい」。これ帯にあるのですが、てっきりランスロットか復活したアーサーが樹里に言うのかと思っていたら、違った!樹里がでした。ここで「おおおお」と感極まってしまって、読み進められなくなってしまいました。今まではアーサーやランスロットにきゃっきゃ言ってたのですが、樹里のこのセリフで、一気に樹里の評価急上昇。スーパー受けだったわ、この人と思った次第です。

お話ではアーサーに再び会え(アーサーやっぱり超男前!!!)、翠さん大活躍につきモルガンも救われ(泣いた)、妖精王は変わらず素晴らしく清く正しく美しく、トリスタンもやっと正体がわかり、ランスロットと樹里で穏やかにキャメロット王国を守っていくのだろうなと、とても安堵した幸せ感いっぱいな終わり方で、大満足でした。

何巻にもわたり読んできたキャラにもう会えないのは、とても寂しいです。ハピエンなのは良いのですが、ランスロットと樹里とルーサーのきゃっきゃ話などをもう少し読んでみたかったなと思うのです。SSペーパーついてないところで買ってしまったので、悔やまれる!最後の糖分がやっぱり少ないので、糖分を期待される方は、SSに一縷の期待をかけた方がよいかも!です!(SSがどんな内容かは分かっていないです、悪しからず・・)
それと一部書店で、3冊の表紙やカラー口絵がブロマイドになって売ってるらしいので、気になる方は大洋図書さんHPをチェックください~!

先生、素敵なお話を長く届けてくださって、本当に有難うございました。
やっぱりファンタジー万歳\(^o^)/です!

5

去っていく者の愛

最後まで読み終えて「圧巻」という感想です。
実は途中までは「面白いけど、ランスロット編だったら『涙』の方が盛り上がったなー」などと不埒なことを思っていたんですけれど、5章『裏切りの代償』からの展開が息をもつかせぬ面白さなんですよぉ!

エクスカリバーで刺された左目が治らずに魔力を失い続けているモルガンは『もう一人の自分』である樹里の母を殺し、その体を使うことを考え始めます。それに気づいた樹里とマーリンは現代日本から翠をキャメロットに連れて来て極秘に匿います。
前巻で大活躍だったトリスタンは精霊を使って王都の水の浄化を行ない、翠と会った後「(浄化の)褒美はもうもらったから」と言い残してキャメロットを去ります。が、その後、石化したアーサーの遺体が傷つけられ、エクスカリバーが持ち去られていることが発覚します。
そうこうするうち、モルガンが攻撃を仕掛けてきます。狙うのはラフラン領を汚し、妖精王をそこから立ち去らせること。そうすればキャメロット全土を支配することが出来ると考えます。
しかし、この方法がエグいのなんの。ケルト族の女子どもに魔物を仕込んで自害させたり、次男ガルダを使って樹里の体内にも魔物を入れさせて彼が持つ治癒能力を奪ったり……キャメロット側はどんどん追い詰められて行きますが……

今回の物語の最優秀助演女優賞(?)は樹里の母、翠だと思うんですね。
そしてMVPは、なんと!アーサーじゃないかと思うんですよ(流石に彼は『助演』ではないでしょう)。

樹里とランスロットの恋愛の大きな山場は『涙』にあった様な気がするんです。
今作では滅茶苦茶甘いですけれども、物語を大きく動かす様な関係の変化ではない様に思いました。
その代り『親の愛』とか『伴侶に対する愛』とかを強く感じたんです。
先に逝ってしまう人達が、どれほどこれから生きていく人たちを愛しているか、許しているかを感じられるからこそ、現世を生きていく人たちは、新しい愛情を抱き、新しい関係を築くことが出来るのだと、つくづく思いました。

これがね、とても感動したのです。心が打ち震えてしまいました。

キャメロットのお話も今作でおしまいなんですねぇ。
とても寂しいと思いつつも「『薔薇騎士』『少年神』と続いたSHYノベルスの夜光さん・奈良さんタッグによる新しい世界がまた始まるのではないか」という大きな期待も持っています。
大洋図書さん、是非!(渇望)

10

堂々の完結編

『少年は神』シリーズのスピンオフ、『騎士』シリーズ3作目にして完結編。『少年は神』シリーズで、健気な当て馬さんとして登場したランスロットを攻めにした作品です。

序盤に今までのあらすじが書かれているので前作未読でも理解できないことはない…、と思いますが、でもできれば読んでいた方が分かりやすく、何より面白いです。もっと言うと『少年は神』シリーズも読んでから読んだ方が、ずっと面白く読めます。

という事でレビューを。




前作『騎士の涙』が終わった時点で、様々な問題点が浮上していました。

亡きアーサーを復活させるために、彼の石化した身体を破損させることなく保管する必要があること。
その事実はトップシークレットでしたが、モルガンに憑依されたグィネヴィアを介して知られてしまったこと。
モルガンと魂分けをした、樹里の母・翠を利用される可能性があること。
ランスロットのネックレスを奪われてしまったこと。
そして、前作から登場したトリスタンという謎多き青年の正体は。

これ、今作品で全部解決できるの?

と思いつつ読み進めましたが、いや、さすが夜光さん。

めっちゃ面白い…!

モルガンはガルダを駒にして攻め込んできます。
母親からの愛情を欲し、言われるがまま行動してきたガルダ。
そんなガルダを止めようとするのもまた、母親の愛情なんです。

樹里の母ちゃん、という事で、翠という女性も非常に破天荒。
彼女の行動の一つ一つに意味があり、読み進め行くうちに謎が解けていくさまは圧巻です。

『少年は神』シリーズの時からランスロットがめっちゃツボキャラだったこともあって、彼救済のスピンオフ作品となる『騎士』シリーズが出ると知った時はすごく嬉しかった。

嬉しかったんですが、前作で樹里に気持ちを受け入れてもらえて、そして身体も繋げたランスロットの樹里への執着心がすさまじいです。

いやいや、今作品はランスロット×樹里編なので、当然といえば当然ですが、なんていうのかな。

敬愛するアーサーの后である樹里に対する想いが、ランスロットの孤高さと気高さを表現していたように思うんですよね。忠誠心と樹里への愛情とのはざまで揺れ動く男の切なさ、っていうんでしょうか。なので、樹里を目の前にして盛ってばっかりのランスロットが個人的にちょい微妙でした…。

アーサーへの想いも残しつつ、ランスロットに抱かれ続ける樹里も。

想いが成就してよかったね、という感想も持ちつつ、そこがちょっと萎えポイントではありました。

が、とにかくストーリーは非常に面白い。

『少年は神』シリーズから続く伏線とか、人間関係とか、そういったものがちゃんと引き継がれつつ、これだけ複雑かつ斬新な展開になっていく。

敵か味方か。
モルガンを倒すことはできるのか。
アーサーと樹里の子・ルーサーと、樹里の母・翠の行く末は。

終盤までハラハラドキドキする展開ですが、最後はきちんとまとまる展開なのはさすが夜光さんといった感じ。最後の結末に、あっと驚いてください。そっか、そう来たか!と。

アーサーが登場するシーンが終盤に描かれています。
やっぱ、アーサーは最後までカッコ良かった。
アーサーが太陽なら、ランスロットは月。
陽と陰。
でも、どっちも魅力的でカッコいい。

『少年は神』シリーズ、そして『騎士』シリーズ。
二つのシリーズを読んで、初めて完結するストーリーかなと思います。

そして奈良さんの挿絵も良かった。
夜光さん×奈良さんのコンビって最強だな、と思いつつ。

ルーサーがクッソカッコ良かったので、彼のスピンオフも読んでみたいな、と切望しています。

13

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