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BL小説界の不朽の名作に名前を挙げられるパブリックスクールシリーズ。
スピン元CPよりこちらの方が好きそうだったので、スピン元未読で読みました。
表紙の謎めいて妖艶な攻めの表情に目を奪われます。
が、最後まで読んでみると攻めスタンの印象がガラリと変わる。
まだ10代だから…いや、10代らしく…?思っていたより若く、傲慢だけど傷つき臆病で、不器用で藻掻いている子でした。
樋口先生らしい独占欲強めの執着攻めだなという気がします。
受けケイトは思慮深く健気。ケイトも最初の頃の仮面が剥がれどんどん素直な感情を表に出すようになり…全体的に涙が多かった気がします。(良くも悪くも)
萌え〜!や感動…!は無かったけど、途中切なくて自分も泣いてしまう場面があり、1冊とても読み応えがあり満足です。
ハッピーエンドで終わっていますが、お互いに愛が重く愛に飢えているので、彼らはこれからまだまだ試練がありそうだなと。
続刊にこのまま進むつもりです。(ちょっとハラハラ)
舞台はまたリーストンへ。今作はスタンと桂人の物語。桂人、アルバート、スタンの過去が壮絶でしんどかった。 スタンもアルバートもちょっとずつズレているが何故なのか…最後に明らかになるけれど…。桂人が愛を知らず、愛を知り、人を愛そうとするところがまた健気で泣けたよ…。そしてスタンの印象が色々と変わっていくのも面白かったです。 メンべラーズはさすがヘッドボーイだけどその観察眼は怖いほどだったわ〜!ある意味エドより怖いかも
攻めが不特定多数を抱いてる男娼設定はすごく好きです。
受けは、一巻目の主人公と違って、女々しくなくて外見も女子供っぽくないからまだマシだった。
ただ読んでるとすごくストレスの溜まる登場人物ばかりだな〜って印象。
受けは養父から性的暴行されてたからいいけど、攻めが……実の母親とだったから胸糞だった。同性ならウェルカムだけど、母親と息子の近親相姦は気色悪すぎる……。可哀想とか同情ではなくて本当に気持ちが悪い。
パブリックスクール4冊目にしてエド礼ではないCP。作中にエドやデミアン・ヘッジズが卒業生として出てくるので時系列的にも4巻というところなのでしょう。
今回は監督生同士のCPで、スタンと桂人の6年生同士。スタンにも桂人にも過去に親から受けた虐待の記憶があり、その過去にずっと苦しめられていました。でもその過去からどう身の振り方を変えたかというのが2人の選択が逆になっていて、スタンは双子の弟への贖罪から不良を演じ、桂人は目立つ行動は避け常に優等生の笑顔を貼り付けている。交わりようのない2人がある事件をきっかけにお互いの仮面の裏を知るようになって話が進んでいきます。
やっぱり樋口先生は素晴らしいなと思うのは、「人が人を好きになる瞬間」だったり、「相手に惹かれる理由」を疎かにしないんですよね。だからこそ話に大きな説得力がある。スタンや桂人の生い立ちも壮絶ですがそこを抜きにして2人がお互いに惹かれたり思いやることはないわけで、その部分もとても丁寧に描写してあるのですごい吸引力で話に没頭してしまいました。
そして何よりこの本を読み終わっての感想は、メンベラーズ、恐ろしい子…。生まれながらにして人を統べる人間っているんでしょうね。いくら幼なじみで昔から知っていた双子でも、スタンとアルバートの共依存や拗れにわずか14、5歳で気付いてしまう。そしてそんな2人の確執を解消してくれる存在を探し出し、けしかけ、誘導する。今思い出してもそんな恐ろしい17歳のメンベラーズに震えます(笑)。もう影の存在ではないけど、影の主役ですね。BLにはならないのでしょうけど、そんな彼が恋に落ちたお話を読んでみたいとさえ思ってしまいます。
脱線してしまいましたが、そんなメンベラーズの計らいによって結ばれたスタンと桂人がメンベラーズ卒業後も、そして2人の卒業後も愛を誓い合うシーンがとても心に染みました。
シリーズ読んでまして、時々読み返したくなる作品です。
そういえばレビュー書いてなかったなぁと。
大まかなストーリーは他の方が書いてくれてるので省略。
前作はエドがあれだけ態度に出していたりするのにレイはすぐマイナスの思い込みで否定してしまったりとんでもない鈍感さとかあまりにもツッコみたくなるところが多かったんですが、この作品はそれがなかったです。
スタンサイドの語りがないので終始桂人サイドで読み進めなくてはいけません。
色々あって桂人はスタンに惹かれ、スタンも何故か桂人に優しくしてくれるものだから、あ〜スタンも好きなのかなぁと思ってたんですけど、最後まで確証がもてなかったんです。スタンサイドもあるかと思ってたら作品が終わってしまったんですよね。桂人がスタンに惹かれる過程はかなり丁寧に書いてくれていて桂人自身成長するきっかけにとなったわけで納得いけたんですけど、スタンはいつ本気で好きになったの??と。スタンはスタンで問題を乗り換えたけれどそこの過程はほぼアルビーに視点だし、スタンから語られることなくメンバラーズの口からでしか知ることができませんでした。結局どうやって乗り越えることができたのかよくわからないまま。突然わだかまりが解けたから桂人と付き合いますって流れで急いだのか尺が足りなかったのか…個人的にはスタンの目線から桂人に救済されたっていう過程を細かく知りたかった。そうすれば最後にあった少しのご褒美ページもより楽しめたと思います。実はまだ続編読んでないのでその辺読めたりするのかな?と期待してます。
ストーリーも世界観もキャラクターも魅力的で前作よりもオススメかもです。ただスタンサイドも掘り下げて知りたかったです。