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表題作狂おしきたくらみ

櫻内玲二 菱沼組組長
高沢裕之 元刑事

あらすじ

病院から金子と渡辺が姿を消したとの報を受け、菱沼組総出の捜索が始まる。渡辺が連れ出したとみられたが高沢は違和感を覚え、自らも彼らを探したいという焦燥にかられる。数日後、金子の父・金と一緒の二人が見つかる。二人は何者かに拉致されたという。彼らは、八木沼の監視下に置かれることに。礼を兼ね、八木沼のもとを訪れた櫻内と高沢。八木沼は「偽藤田」を監禁していた。なぜそこまで高沢に対して恨みを抱いているのか……高沢は「偽藤田」と対峙する。「偽藤田」の本名・大塚に聞き覚えがないと答える高沢に思い出せと詰め寄る大塚。「西村警視の口から俺の名は一度も出なかったというのか! 」西村の名が出たことに驚く高沢だったが……。

作品情報

作品名
狂おしきたくらみ
著者
愁堂れな 
イラスト
角田緑 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
たくらみは美しき獣の腕で
発売日
ISBN
9784344844858
3.8

(8)

(4)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
29
評価数
8
平均
3.8 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

三部完結?

ええっと、三部は完結だけど、コレはコレからまだまだ続くってことなんすね?!
あまりにも自覚がなさすぎる高沢が、鈍感というか何というか。成長はしてきたようで、射撃、銃のこと以外にも心が動いてきているようです。しかし、自分の価値をまだ自覚できてないところが大変ですね。
渡辺や加藤がややこしいことになったのは、君のせいなんだよ〜わかって〜。
高沢の微笑みは殺傷能力の高い武器並ですね。

櫻内との関係は随分と前向き?素直?になってきて、櫻内も御機嫌(笑)
色々なことが起こりますが、結局、西村のことは解決せぬまま次に持ち越しなので、まだまだ続くシリーズになりそうです。

0

色々起こり過ぎィ!!

この1冊であっちでもこっちでも色々起こり過ぎでは??解釈が間に合わない。
無理に詰め込んでいるという印象は受けませんが、ちょっと追いつかない。面白いので問題はないですが、たくらみシリーズが本当に好きなので神評価としてますが、第三部の最後を飾る話としては少し物足りないかなという印象です。

まず冒頭で峰が出てきたのは嬉しい。高沢との絡みもっと増えろ!!
前作のラストで失踪した金子と渡辺は結構あっさり見つかります。問題は見つかった場所とか金が巻いてた包帯とか。自称ストーカーはやることが違いますね。
お陰様で八木沼組長の助言もあって鳴りを潜めてた桜内組長が嫉妬しまくり。今回は痛いシーンもあって大満足です。ごめんね高沢さん!
もちろん甘いシーンもたくさんあります。角田先生の挿絵と相まってニヤけずにはいられません。

今回でエスの藤田もとい大塚とは決着がつきました。彼が高沢に敵意むき出しの理由もしっかり判明です。理由には西村がばっちり関わっているというか元凶というか…うーん、可哀想な男ですね。
大塚の発言で西村への新たな疑惑も生まれましたが、結局最後まで西村の安否も金を助けたという人物も金子と渡辺を拉致した犯人も不明のままです。ここは今作で判明するのかなーと期待してただけに残念ですが、次回の楽しみにとっておきましょう!

さて色々起こり過ぎの色々ですが、蘭丸がやらかしております!!
これだから若いのは!でも蘭丸、それはさすがにやばい!!
渡辺もそうですが、若い燕候補たちがなぜそこまで思いつめその行動に至ったのか、とても気になります。渡辺に関しては第二部で桜内組長が少し語っていましたが、第三部での彼の頑頑なな態度や体調面での変化、心情等については明言されていないし、蘭丸の行動も全然わかりません。
想像ではなんとなくそうかな?と思えなくもないですが、正直納得できない部分は多いです。
彼らが何を考え何を思い行動したのか、是非知りたいです。

もう1つ起こったことは、高沢に大きな変化。
彼はついに!ついに!!姐さんへの第一歩を踏み出したのです!!
こんなこというと怒られそうですが、あんまり嬉しくない笑
自分自身についても疎い彼が色々考えるのは歓迎すべきなのでしょうが、桜内組長の執着や想いに鈍感で無頓着な高沢さんが大好きで、初期の2人の関係(組長→→→→高沢)が好みだったの少し寂しいです。
しかし、姐さんとして自覚もないまま行動する高沢が周囲にどう影響を及ぼすのか、とても楽しみです。

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