おまけ付き電子限定版
胸キュンがとまらないv イケめてるエリートたちの、爽快BLコメディ!!
作家買いです。
前作の有休オメガも冴えてたけど、この新作もますます冴えまくってて、めーちゃくちゃ面白かった!!
そもそも「攻め様検定管理局」っていうタイトルだけで、期待大。
攻めの卵を発掘し「立派な攻め様を育て上げる」という崇高な目標のもと、攻め様の育成に励む。
そこで働く局員の平井が主人公です。
攻め様育成に燃える平井が目をつけたのは、同級生男子と付き合って3ヶ月になるのに未だ手を繋げないヘタレっ子。
「攻め様としては未熟だけど素質はある!」と熱く口説き、立派な攻め様になるべく二人で特訓に励みます。
その甲斐あって平井流・攻め様道を極めた高校生男子を「派手に抱いてやりなさい」と恋人の元へと送り返すも……。
いつのまにか、恋人のほうが立派な攻め様になってる!!
せっかく特訓した平井流・攻め様力が全っ然、通用しない!!
なぜー!?
というのも、実は平井は万年落ちこぼれなんですね。
なんせ平井流・特訓は「山に籠ってひたすらお手製ローションを作る」というやつ。
「ローションに始まり、ローションに終わる」みたいな。
もうこりゃダメだ感満載。
情熱は人一倍だけど的外れな育成しかできない平井に対して、同期でありながら次期局長候補とされている優秀な二階堂という男が何かと立ち塞がります。
初々しい高校生カプの恋人がいつの間にか立派な攻め様になっていたのも、二階堂の指導の賜物。
その後も、攻め様育成バトルは続きます。
お題としては
「クズ男を立派な攻め様として更生できるか」
「局員が育てあげた渾身の攻め様による頂上バトル」
などなど、BLあるあるお約束が詰まってて、ほんと笑える。
そして、二階堂ともう一人の同期による平井を巡るラブバトルもあるんですよ〜!
やがて「攻め様検定管理局」が実は「全国総受組合」なるものによって作られたものである事が発覚し……。
「理想の攻め」を追求していたはずが、「攻めはこうあるべき!」だと固執する愚かさに気づいていくんです。
ただのギャグ満載漫画かと思えば、深い!
「愛とは何か」というところまで辿り着いちゃってます。
おまけに「ポジションに固執するのではなく、相手を深く愛してれば自由でいんじゃね?」というリバの精神にまで触れちゃってて、最高。
こんなに肩肘張らずにさらりとリバの本質が描かれてる一冊ってあまりないと思う。
だけど!
どうしても「攻めとしての誇り(笑)」を捨て去る事ができない平井局員が、どっからどーみても受けでしょ!というオチがこれまた笑えて、良かったです。
突き抜けてる作品に出会いました…攻めを管理する組織をつくるなんてある種前衛的、爆笑、しかもスジが通る…
もう一貫してその空気を作れる作者さんに、感動して神評価させていただきました。
これはすごい…間のとり方、一歩間違えばつまらなくなるようなコマが独特な空気感で読み手側の「なんでやねん!」のツッコミを誘います。(誉めてます)
何も考えたくないときに読むべき作品です!
や~面白かった❗
藤峰式先生の、どこかすっとぼけた感覚の笑いが大好きです。
これも、そんな感じの面白さが炸裂していますよ。
まず設定が素晴らしい。まさかBL界では攻め様管理のための壮大な組織が存在しているとは。
古今東西、過去現在の攻め様とは?
こうきたらこう攻めろみたいな事が、攻め様検定管理局によって定義され、また常にブラッシュアップされていたなんて~❗
この話の設定が、素晴らしすぎて。もう、あれこれ考える事を、放棄しました❤️
ちなみに平井が、実は検定管理局の同期二人から『受け』として愛されていたわけですが。
平井の、ちょっと抜けてて、一途で一生懸命って感じは『受け』要素として、或意味、大正解です。
私は、二階堂のスーパー攻め様より、もう一人の同期の須藤が好みでした。
あれこれ語りたいけど、これはもうネタバレなしで楽しんでもらいたい作品です~❗
ただひとつ、未来を担う高校生CPは、理想的な関係としてリバを挙げていました。
ダイバーシティということですね!
藤峰式先生の作品は、ほんとにすっとぼけたり、突き抜けている爽快感が有りますよね。
こんな、BL作品もあるんだ❗と、また覚醒出来た気持ちで御座います。
タイトルからして既に笑ってしまいました。
コミカルを突き抜けたような設定や随所に散りばめられたギャグが最高すぎました。
二階堂の白馬で出勤や派遣会社モブおじさんがツボすぎて忘れられません。
基本的にテンポの良い、アホギャグな感じで進んでいくので恋愛要素は薄かったのですが、面白すぎてあまり気になりませんでした。
エロが夢落ちで現実ではなかったので、2人のもだもだしながらいたしてる感じやこれからの2人をもっと読みたいです。
藤峰式さんらしいトンチキでバカバカしくてでも皆大真面目で大変面白いお話でした。
キュンや萌えよりも、攻めの理とは?受けとは?そもそもこだわりが必要か?愛があればどちらだろうと構わない?愛とは自由だ!色んなカップルがいていいのだ!うーん、うまく説明できません。
とにかく設定からしてハチャメチャで。
攻め様検定管理局って!
全国総受け組合って!
主人公の平井は攻め様検定管理局の局員で熱い情熱を持ちながらも万年最下位の成績で。
なぜなら攻め様育成に愚直なまでにこだわりがあって。もっと人それぞれカップルそれぞれに事情や性格や状況があるのにー。
同期なのに二階堂や須藤はとっても優秀です。
そしてなんと二階堂と須藤が平井をめぐって勝負?年一回のイベントでは決勝対決で笑いました。攻めあるあるがあふれて。やっぱアラブの石油王か!
受け組合にスパイを強要され悩む平井。
二階堂や面倒をみた?高校生カップルらの言葉に真実にたどり着いて。
そう、攻め主導とか受けが攻めを転がすとか違うんです!愛は自由なんです!
ここにたどりつくまでも感動しました。
そして局長がなんと!平井をここまでスーパー攻め様育成に駆り立てた人物で。
結局現実のエッチはありませんでしたが夢に出てくるな!とか可愛いですね。
淫魔の平井と二階堂の攻防とか、ウフフでした。