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時代は昭和初期ですかね。
資産家の妾の子が大きなお屋敷で孤独で倒錯的な遊びに耽るという、ま、様式美のような設定。
若い男を飼うのが、今までとは違う真っ当な?八岡というのがこの物語の始まり。
顕史は享楽的に楽しんでいるようにふるまうけど、八岡に向ける表情が乙女のようで、本音では惹かれているんだろうなと思わせる。
八岡はいつでも逃げ出せるのに、自分の意志で残って顕史の相手をする。
八岡は自分がこの先どうやって生きていくのか今はまだ決められない、行き先がないから仕方なく…だと思うのですが、八岡もまた顕史に惹かれているんですよね。
お屋敷などの背景がきれいだし、テンポ良く進むし、読みやすいのはいいと思います。
1巻の段階では想定内に進むので、2.3巻どんな展開になるのか楽しみです。
設定だけで爛れた薫りが充満してくるようですね、、!すごく退廃的でドキドキさせられる作品です。一巻は、まるまる一冊使って導入編のような感じ。キタハラリィ先生ってあんまりドロッとしたイメージなかったのですが、こんな本も書かれるんですね!
家族に画の道を反対され、師匠のところで住み込みで作品制作にあたっていたハチオカは、ある日色覚を失い画が描けなくなる。酒場で連日、浴びるほど飲んでは眠ってしまう彼を拾ったのは、ミツヤ家御曹司のアキフミ。
「行くところがなければここにいれば良い。いつ出て行っても良い。」
そう言ってハチオカを自宅に招き入れたアキフミには、爛れた裏の顔があって…。
アキフミの乱れる姿がとっても美しいです。行為中の表情が豊かで、ビッチ設定ですが恥じらうように顔を赤らめるところが可愛い。
一巻ラスト、観衆の前でハチオカに跨るアキフミ。耳を塞ぎたくなる台詞。この二人にどんな結末が待ち受けているのか、気になります。同じような内容でもギュッとして一巻に収めているものもあるけれど、このくらいのスピードだと、登場人物の考えを慮るスペースもあっていいなと思います。
時代物に苦手意識持ちがちです
爵位とか出てくると何が何やら 混乱極めちゃう訳です
なので ちょっとした時代の違いでもビビりたおして こう恐る恐る読みはじめるんですが
どえらい淫乱受け出てきたッ!
はじめは 違ったんですよ まぁ 闇持ちってのは雰囲気でわかるんですけど
酒場でボロ雑巾のようになった野良犬拾をうところなんて 少しは人の不憫がわかるいいやつなのかな?なんて
甘かったわ Orz
異国の血がなかれ 容姿も瞳の色も違うせいで受ける非道をやり返しているつもりなのか
時代劇みたいな正統派の仇討ちではないけど 虐げられたものを晴らす手段なんて酷ければ酷いだけ萌える ←書いててやばい奴だなと 我ながら思ってる
いや 面白い! 面白いんだけど なんでそんなとこで終わった!!!!!!
まだ何も始まっちゃいない
与える事しか知らない男に隠された深い闇もわからないまま
わかっているのは 幾度となく繰り返される情のない狂った夜会だけ
この翻弄は何のために 誰のために…
もうね 続きが気になって仕方ないやつなんですけど
受けの過去や心情がほとんど描かれていなかったので、まだ謎に包まれてる部分が多くて正直評価しにくいんですが…これからいろいろと明かされて受けと攻めの関係性ももっと深いものになれば評価も変わってくるかもしれません。
お互い好きになりかけてる印象はあるものの、今のところ身体の関係でしか繋がってない感じなので感情移入しにくかったです。
絵は綺麗で繊細です。線が細くて細部まで美しいです!
絡みも多くてエロも色気があって良かったです。
ただキャラ萌えできなかったのと受けが何を考えていて何がしたいのかよく分からなかったです。その辺は続きに期待!
ミステリアスな雰囲気のビッチ受けがお好きな方にはハマるんじゃないでしょうか。
ちょうどBLにハマり始めた頃に「ジェラテリアスーパーノヴァ」を読んで、イイね!と思ってからキタハラさんの作品を買い集めたものです。
どれもしあわせで素敵な作品だったなあ。
この度こちらと遅ればせながら「はきだめと鶴」を購入して愕然ですよ…。
てっきりキタハラさんは等身大の、どこにでもいそうな2人が出会って、わかり合って、絆を深めていくというタイプの作品を描かれていく方だと思い込んでいたので、勝手に期待を裏切られた感。
同じようなものばかり描いていても飽きられてしまうかもしれないから、作家さんも努力してらっしゃるんですよね。
この作品は「ジェラテリアー」や「フルーツガトーショコラ」が好きな方には厳しいかもしれません。
わたしは無理でした。狭量なせいで楽しめず、残念無念。