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表題作獣人アルファと恋の迷宮

ラージャ
20歳,オメガ嫌いの獣人で実力派の探索者・α
シシィ
17歳,探索者を目指す孤児の青年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

男たちに絡まれたところを獣人アルファのラージャにたすけられたシシィ。ベータのはずなのにラージャの前で発情期が来てしまい!?

作品情報

作品名
獣人アルファと恋の迷宮
著者
成瀬かの 
イラスト
央川みはら 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773060188
4.3

(107)

(56)

萌々

(34)

(12)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
15
得点
456
評価数
107
平均
4.3 / 5
神率
52.3%

レビュー投稿数15

幼な子たちの活躍がとても良かった

設定盛り盛りなお話。オメガバースで獣人で、貴族で公爵家の跡取りで、魔法が使えて仕事はダンジョン探索。許嫁と運命の番と妊娠出産なんでもあり。獣人の幼な子たちが逞しく活躍するのが微笑ましく、とても良かった。途中までは神。

主人公のシシィは一見弱々しい人間だが、実はチート級の能力持ち。主に担うのはサポート役で実力は見えづらいが、ラージャはちゃんと評価している。そんな二人パーティーの探索シーンは読んでいて楽しい。

ラージャは感情表現も行動も本能のままなので、分かりやすいキャラ。他者への不信感もそれが芽生える過程も単純で、シシィに絆されるところまでも素直。性欲にも素直でヤっちゃった後に婚約者を裏切ったとか言い出すのには驚いた。

定番の受けのピンチ場面では、シシィを慕う幼な子たちが大活躍。正直この子たちの方がラージャより大人なんじゃないかと思う、精神的に。まあラージャの子供っぽさも、それはそれで魅力的。

二人の過去や婚約の経緯など、早いうちから見えてはいたものの、綺麗に明かされていくのは良かった。

シシィが子を産んでからは、経産婦Ωは乳を出して子を育て、αなラージャは別パーティーで探索へ。性別の差による役割分担を、BLでまで見せられるとは。オメガバのα性とΩ性、普通に異性愛の話。

自分たちの力で強く生きていたシシィと幼な子たちが屋敷に引っ込む展開は好みじゃない。
萌え要素をプラスする以外に大して活かされていない設定が盛られている感じも微妙だった。

0

ちびーずたちが可愛い!

ダンジョンとか探索者とか、普段ゲームをしない身としては聞きなれない言葉に最初は戸惑いましたが、世界観を理解したらあとはもうバッチリでした。

タイトルからも分かるようにオメガバース設定なのですが、お話のメインはお仕事(ダンジョンの攻略)という感じでした。探索者としては新人のシシィがトップランカーのラージャのパーティーに入れられてコンビでお仕事をしていく。自分をβだと思っていたのにラージャといる時に何故か発情してしまって…。

後半になって何故シシィがラージャといる時に発情してしまうのかが分かるのですが、シシィとラージャがどちらもお互いの素性を知らずに惹かれあってからの種明かしという流れが最高に好きでした。

シシィは孤児を20人ほど引き取って面倒を見ているのですが、そのちびっ子(獣人)たちがめちゃくちゃ可愛い上に強いんですよね!ラージャがシシィを訪ねて来た時にも大活躍していてとても癒されました。

そして攻めのラージャは獣人なのですが公爵家の息子で、身なりを整えた時(もちろん普段もですが)めちゃくちゃかっこいいので、イラストもっと下さい状態に陥ってしまいました笑

0

貴重なダンジョンもの

以前から気になっていたので続刊発売を機に購入。BLでダンジョンものの話って貴重だし楽しい。

トップランカーのラージャが仕方なくシシィと組み、共に戦う中でシシィの才能と人柄を認めていくのが小気味いい。だけどシシィの突然の発情で体を繋ぎ、ラージャから一方的に責められたのは辛かった、ラージャも自己嫌悪があっただろうけどシシィが騙した訳じゃないし。妊娠して1人いや子供たちと育てる決意して頑張るのは切なくて、ラージャがなりふり構わず求婚して上手く行ったときはホッとしました。昔の縁が最良の形になって良かった。

シシィが愛らしくて賢くて健気で応援してたし、そんなシシィを守ろうと頑張る子供たちも可愛い。ラージャはしっかりしないと(笑)
続編読むのが楽しみです。

0

ダンジョンもの

ダンジョンもの。初めて読みます。
迷宮を魔物を倒して一番底までたどり着き元となる石を回収すれば、その迷宮はそれ以上大きくならない。
魔物は素材が武器にも肉がご馳走にもなると。

パーティーを組んで役割分担して武器や魔法で魔物をバッタバッタ倒して。ロマンがありますね。

上の作品のあらすじが2行しかなくて迷ったのですが、明日続編が出るということで評価も高いし読んでみました。

とっても興味深いのですが、獣人がいる世界でさらにオメガバースで魔法も使えてとてんこ盛りですね。

ヴィハーンとシシィは良い相棒となって、ダンジョンの狩りも順調だったのですが…。

うーん。発情期の描写が…。
騙したな!とシシィに言いながら毎晩やっちゃって。一方的に。
アルファのヴィハーンは散々オメガ達に狙われてきて、絶対に一緒にパーティーを組まないのです。

いや、ヴィハーンはもうその頃にはシシィにひかれてたし、シシィも初めての発情期でお互い本心では…ってのはわかるんですがね。

騙したな!騙された!解散だ!なくだりがちょっとなあ。わかるけども。そう言うくせに毎晩手を出してるし。

実は二人は!って設定があって良かったねえとなるんですが。
それを知るまでは、シシィは一人で育てるもん!だし、ヴィハーンは(嬉しい)結婚しよう!と言っても、シシィは責任取ろうとしてるだけだと思いこんで。

ちびーず達と育ててていこうとなった時に、それもいいなあと思ったのですが。

ヴィハーンと無事に結ばれて、欲しかったものを何もかも与えられて、家族が増えてちびーずも一緒で本当に良かったですね!

まさか二人がそうだったの!?な秘密も良かったです。

2

ふわふわ

あらすじ読んだ地点でワクワクしてたんですが、
思っていた以上に素晴らしい作品でした。
や、なんだろうねスカしてた前半のキャラと見た目にはんした
後半の甘さを隠さない攻のスタイルがすごく好みでございます((ノェ`*)っ))
ペーパーでの番外編もこれまた甘いったらない。
どんだけ甘やかすのよ。や、むしろ攻が甘えているぎわK・・・

さて、お話
孤児として育った受、同じ孤児の弟たち20人を養うべく町にやってきた受
見た目がふわっふわなもんでからかわれていたところを
助けてくれた探検者である攻とチームを組むことに
最初こそどうなるものかと思っていたものが、意外な才能を発揮した受との
相性は思ったよりよく、かつてない安定感で・・・
ところが、受が毛嫌いしていたΩであると知り・・・!?

突然のヒート。探索中の最中に盛りまくるという設定がすごく好き。
毎日毎日ってあーたww
1か月の探索で慣らされた身体・・・いやいや、ヒートおわっとるやんv
自制が聞かず、お前がお前がなせいというのを言い訳に盛りまくってたとか
言い訳にならないが、モエ。

後半には、受の素性が少しずつあきらかになり
前半からのフラグ回収がされていくのも面白かった。
成人しているのにヒートが起こらなかった理由。
亡くなった祖父は自分がΩだと知っていたような言動の理由。
婚約する理由。

キャラクターもたってて面白いのでもっと読みたいと思える作品でした。
出場キャラもおおいので、番外編とかあっても面白そう。

1

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