近ければ近い程その背中は大きく見えて―…

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10年目、シナリオ通りにいかない恋

10nenme shinario douri ni ikanai koi

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表題作10年目、シナリオ通りにいかない恋

都秋,43歳,俳優
楽一誠,33歳,俳優

あらすじ

人気俳優の都(みやこ)は
些細な喧嘩をしながらも、
付き合って10年の恋人・一誠(いっせい)と
仲睦まじく、夜の性活も順調そのもの

――…と思いきや
一誠の<都限定>EDや、マンネリ疑惑が
浮上して、解消策を模索する都。

努力の甲斐で再び二人の蜜月が到来!?
「勃たなくてもイけちゃった」!?

恋人も仕事も好きが過ぎる、
そんな一誠の仕事にも
大きなチャンスが訪れるが…。

中年カップルに訪れた10年目のはじめては、
苦くて甘い大人の味。

描きおろし番外編2篇も収録!

作品情報

作品名
10年目、シナリオ通りにいかない恋
著者
椋太郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
デイジーコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784815550431
3.4

(30)

(6)

萌々

(8)

(12)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
7
得点
99
評価数
30
平均
3.4 / 5
神率
20%

レビュー投稿数7

俳優同士の恋愛

都と一誠は二人とも俳優で、付き合って10年のカップルです。
順調に付き合っていたはずなのですがー…。


付き合ってるところから話は始まるのですが、
なんていうかすごくリアルさを感じました。

一誠が年下だから仕方ないのかもしれないけど
茶山くんの件に関してはほんとにないなと思いました。
都の気持ちを考えるとすごく切なかったです。
都が一誠に言った「嫉妬任せの感情なんて見せたくない」
その言葉がすごく重かったです。
怒るのは簡単だけど、だから言わなかったんだなぁって…。

都がひたすら大人でかっこいいなぁと思った1冊です。
一誠にはもう少し余裕持って欲しいなぁと思ったけど、
職業が同じだとなかなか難しいのかなぁ…。

0

ミッドライフクライシス…?

帯の「マンネリ 浮気 蜜月再び、」と表紙の抱かれてる彼の不穏な表情、そして中年カップルという設定に惹かれまくって読みました。

読んでみると、結局ラブラブなラブを見せつけられるストーリーでした!
マンネリ?
というのは、受けの一誠さんがHの時に勃たなかったこと。
受けならいいんじゃない?なんて言っちゃいけません。オトコのカラダは正直なんですから。
感じてるのに勃たない?甘イチャも少なくなったし、マンネリなのか?という攻めの都の焦り気分。
会話の端々から垣間見える認識のズレ。
それは…
都の考えてることは、Hや一誠が甘えてくるかどうか。
一誠が何を感じ何を考えて仕事に取り組んでるのか、に思いが至ってない。
だから。

都と一誠は俳優同士。そして都の方が年令はもちろんキャリアも実績も上。
一誠は都に追いつきたいのです。
そんな都へのコンプレックスと焦りと諸々、それがEDの原因…
なのに競合番組の視聴率も気にしない、浮気疑惑にも余裕を見せる、そんな都にぶつける一誠の苛立ちと本気。

結局はお互いの強い強い想い合いを見せつけられる作品でした。
シリアスなストーリー運びの中にえっちなスゴロク遊びのおもしろエロも盛り込まれています。
ただ、俳優、という仕事柄でしょうか、「中年」という感じがあまりしなかった。特に年上の都の方が鍛えていて駅弁スタイルもこなしちゃう。もっとくたびれおじさんの話でも良かったかも。

1

高めあえる関係

ラスト泣きました。
10年付き合ってる恋人は、同じ役者で、尊敬する人で、追いつけない人。私生活だけでなく、仕事でも、相棒になれるくらいの存在になりたい。同業者の恋人がいる人には特に気持ちがわかるんじゃないかなと思います!!!それでも、まだまだなれないもどかしさ…一誠くんのそういう心の葛藤がEDを起こしたり、都さんに対してのコンプレックスを抱かせて、衝突を起こします。
どう一誠くんが自身に打ち勝ったのか、それは、都さんの言葉でした。都さんは、一誠くんの仕事への姿勢をしっかり見てくれていて、それをわざわざには一誠くんへ伝えていなかっただけでした。都さんにとって一誠くんは、単なる恋人だけではなく、仕事上でも、しっかりパートナーのような存在だったのです。恋人であることは2人の秘密ですが、仕事では芸能界でも仲良しと思われていて、それが事実であり、都さんは自分(一誠)の嫌な部分を肯定的に捉えてくれて好いてくれることに一誠くんは気がつきます。どれほど嬉しかったでしょうか。背伸びをし過ぎていたり、難しく考え過ぎていたのかもしれません。

都さんは一誠くんに伝えます、"一誠がいてくれるから、想像以上を演じられる"と。互いを高めあえる関係、それは私の理想で、凄く素敵だと思いました^^

一緒にいる長さに対して、長くいるから良いとかマンネリ化するとか、意見は様々だと思いますし、私自身も、長けりゃ絶対幸せになれるとも思っていません。でも一緒にいる時間の積み重ねが、こんなに幸せな気持ちになれるなら、私は誰か1人を愛したら、ずっとそばに居てその人と幸せになりたいと思いました( ◠‿◠ )

2

変わっていくかたち

40代と30代の妙齢の俳優同士のお話。

長く付き合いが有れば、互いのことは知り尽くした気持ちにもなるし、なんとなく安心と安全な関係が続くんじゃないかと思うんですよね。

だけど、どんなに馴染んだ関係だってさざ波が起きるわけで。
ずっと気持ちよく満足していたセックスで、たたない年下受けの一誠。

ちょっと焦る攻めの年上の秋。
10年目は、楽しくラブラブなだけじゃなくて、立ち止まって2人の気持ちを見直すためにも有るんだな。

あの頃は良かった!と振り返りたくあるけど未来も、一緒に居たいなら乗り越える部分も有るわけで。
一誠にとっては、とにかく良い演技をする事、秋と並んで遜色なく自信を持って並んで歩くこと。
なんだか、一誠の気持ちがわかる。
乗り越えるのは、秋じゃなくて自分が求める俳優像なのかもしれません。

年下の恋人ならではのお話でした。

あと、えっち双六。面白そうですね~
実際やるのは、体力ないと無理でしょうが、秋と一誠がきゃっきゃっと楽しむのは、好きでした。

4

これからもっと熟れていくカップル

おじさま同士の恋愛に惹かれて購入しました。
10年愛ということで二人の年齢を見てみると、都さん43歳、一誠さん33歳。歳の差カップル!
付き合い始めはそれなりに葛藤などあったのでしょうか。馴れ初めも気になるところですが、今現在の二人の関係についてのお話です。お仕事描写多め。
まるっと表題作。内容も題名通り。シナリオ通りにはいかないのです。
10年経ち二人の職業である俳優だからこそというものを抱えています。そして一誠はEDに。
途中若手の男の子が一誠に手を出すので苦手な方は要注意かもです。(はっきり手を出した描写はありません。事後と、セリフでしたよ~みたいな感じです。挿入なし)
場面転換がドラマみたいで面白かったです。


いや~おじさまっていいもんですね!
10年の余裕と愛が垣間見えます。
ところどころ不穏はあるんですが、自分の中に落とし込んで、相手方的に責め続けることがないのがよいです。責めないというのも不穏の種にはなるのですが・・・
夜の関係も衰えずエッチなお題すごろくもノリノリでプレイしていました。エロいぞ!まだまだ現役。思いやりもある。
一誠が都をプレイとして攻めている描写に萌えました。リバっぽい描写ですがそこがいいんですよ。10歳差で一誠は都を尊敬しているので最初はずっと受け身だったろうに、相手を攻められるようになるまでの関係になったんだなって。この二人は20年30年経ってもその時にできるプレイを楽しむんだろうな。
10年間通い婚というところも好きです。同棲する日はくるのだろうか。

書下ろしではまたまたお題すごろく大活躍。
都の腕力・体力がわかります。
カバー裏はのろけです。
帯芸あり


プレイ
標準とエロエロの間な感じがします。
1回の描写が濃いめです。
受け→攻めへの乳首攻めと手コキあり。
受けへのブジー使用あり。
修正は場面によって白抜き(輪郭あり)か白線です。
挿入 4(書下ろし含む)





4

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