コミック

  • その世のどこか、常夜の楽園

その世のどこか、常夜の楽園

sonoyo no dokoka tokoyo no rakuen

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作その世のどこか、常夜の楽園

アマル
私塾の生徒
ヤシュム
ターキア王国の私塾教師

その他の収録作品

  • 楽園の情景(描き下ろし)
  • あとがき(カバー下)

あらすじ

僕に依存して。先生の中が、僕でいっぱいになるまで。
大国ガルシェの王子兼冒険者のシンは、故あって潜入した砂漠が広がるばかりのターキア王国で、私塾を営むヤシュムと出会う。
胡散臭い見た目に反して聡明なヤシュムのそばには、ナイトの如く彼を守る少年・アマルが寄り添っていて…。
悲しい歴史を持つ砂漠の小国で、“薬”を巡ってすれ違うアマルとヤシュムの思いは――。
朝の来ない楽園の、狂おしい依存愛。

作品情報

作品名
その世のどこか、常夜の楽園
著者
鯛野ニッケ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
シリーズ
その世のどこか、地図にない国
発売日
電子発売日
ISBN
9784866693576
4.3

(142)

(77)

萌々

(43)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
15
得点
603
評価数
142
平均
4.3 / 5
神率
54.2%

レビュー投稿数15

ぜひシリーズで読んでほしい!

その世のどこか、シリーズとして3冊出ているうちの2冊目の本になります(シリーズは完結済み)
だいぶ前に読んでおり久しぶりに読み返したレビューです。 
シリーズ3巻読んでいますが、これはぜひ全部読んでほしいなー!
それぞれの巻でお話はまとまっていますが、全てに共通する登場人物がいて、さらにそのカプのお話はこの常夜の楽園ではなく3冊目なのでそこまで読んでほしい気持ちでいっぱいです。

この常夜の楽園のメインカプはアマル少年とヤシュム先生となります。
その世のどこか…というくらいなので、どこかにあるかもしれぬ国の物語シリーズとなります。
2冊目の常夜の楽園は戦争などの話もあり重いです…アマルにも秘密がありますし、先生も大きな秘密を抱えています。
涙なくしては読めないストーリーです。本当に泣ける。乗り越え切れぬ色々なことを経て、2人は2人の中の幸せな生活を手にする訳ですが、そこまでの道のりがとにかくツラい。
でもツラいが故にその先の光は本当に温かいです。

このシリーズは通しで本当に良いので、異国?の話か〜と敬遠せずにぜひぜひ読んでほしいです。
ニッケ先生描くこういった世界、好きすぎます。

1

すれ違った思いが切ない

鯛野ニッケ先生の待望のその世のどこか、の続編、楽しみにしてました。

ガルシェ国第3王子のシンは、ある事情からターキア王国に訪れていた。そこで私塾を営むヤシュムとナイトの如くヤシュムを守る少年、アマルと出会う。
個人的、各項目5段階で
依存愛 3
切なさ 2
エロ 2
嫌悪(生物) 1
な感じだと思います。

前作、その世のどこか、地図にない国の続編なので主人公のシンは勿論、地図にない国の登場人物や前作での出来事なども少し描かれているので、今作から読んでも内容は把握出来ると思いますが、やはり前作から順番に読んだ方がより一層世界観に引き込まれて楽しめる筈です。

タイトルが常夜の楽園やあらすじにも朝の来ない楽園と書かれていますが、本当の意味合いではなく、切なさや悲しさで仄暗い雰囲気を常夜と表現しているのかなと思います。だから初っ端、朝だよね晴れてるよねと思ってしまいました。

今作のメインカプは少年のアマルと若干胡散臭い見た目のヤシュムです。アマルは少年と表記され明確な年齢は分かりませんが、10代半ば以上はある年齢だと思います。前作と違ってシンは間男ポジションではないので、物語初っ端からアマルとヤシュムだけの絡みが描かれています。

アマル曰くヤシュムは身体が弱いとされているが、物語を読み進めていくとヤシュムの症状は何なのか薄々分かっていくのですが、個人的に苦手な生物がうじゃうじゃ出てくる描写があるので、例えヤシュムが見ている幻覚ではあってもそこだけは気持ち悪いなと嫌悪感を抱いてしまいました。
厳密には昆虫ではないですが、昆虫的な生物が苦手な方は少し用心してください。

いつ終わってもいいと思っていたヤシュムとそれを知らず、ヤシュムの為に画策するアマル。でもそれがヤシュムを苦しめている行為でもあったと知った時は切なかったですが、再会する時に、会いたいけど会うべきではないのかも。でも一目見てしまったらそんな逡巡も意味をなさなかったと、お互いに同じ様なことを思っていたのが凄く素敵でした。
因みに本編から2年後のアマルはヤシュムに翻弄されながらも将来有望なスパダリ攻めになりそうだなとウキウキしました。

あとヤシュムの服がそうさせているのもありますが、袖が余ってる感じが好きです。それと表紙の恐らくヤシュムの手が若干透けて描かれているのが何故だろうと思ったが、読み終わった後に表紙を見直してそういうことかと脱帽しました。

生きることを終わらせようといていた者と生きることを制限されていた者が出会ったことで、お互いの為に生きようとする物語、是非とも読んでほしいです。

1

ファンタジーの中のリアルが刺さります

ガルシェ王国の外交窓口、もとい冒険家のフッ軽第三王子シンの次なる新たな旅先は隣国ターキア!
尚、今回はちゃんとリアンドロスを伴っての訪問です
シンも成長したねw(←シンも自画自賛してたケドwww)

お気楽なシンとは対照的にターキアで出会った2人、アマルとヤシュムは何だか訳アリ…
この2人のお話し、とてもツライ内容を含んでいます
ファンタジーの中のリアルはその現実性を余計浮き出させるように感じます
詳細は是非読んで欲しいのですがシンがターキアを訪れた経緯やこの2人のバックグラウンドなどが今回も巧みに組み立てられていて「読み物」として大変内容が濃ゆいです

前回は主従、今回は師弟
それぞれ極上の年下攻めと妖艶な年上受けです
切ない中での逢瀬、、、この意味合いが後半にかけて変化する流れ
見所多いですので是非、ゆっくり読んで欲しい作品です

そしてあとがきにある決定済みの3作品目!
いよいよ近日リリース!
とうとうシンのお話し
相手はリアンドロス⁉(じゃないって事はないよねーーーΣ(゚Д゚)⁈)
実はちょいちょい出て来るシン兄の第二王子も気になっている…

アマルとヤシュムを通して抱える事となったシンの「苦み」に似た感情
この本質の正体は?そして向き合った結果は?3巻で明かされるのでしょうか、、、?
予習は出来ました!予約もバッチリ!
楽しみにしています(´ ˘ `*)

出来たらムスティアとノネをセットで見たいなぁ~
特典ペーパーで見た感じだいぶムスティアの溺愛ぶりが加速してる気がする~♡

1

よくあるBLとは違う読後感

「その世の〜」シリーズ第二弾。

今回はワンコ系の青年と儚げ先生のお話。彼らの国に、シンとリアが来訪することになる流れが、少ないページ数の中で納得度高くまとめられていて、ストーリーの巧みさに唸ります。

BLってエロメインとか、メインキャラクター二人しかほぼ出てこないとかで、ストーリーはそこまで重視してないものも少なくないですが(そしてそれも大好物ですが)、このシリーズは『読ませる』作品です。

シリーズとしては、王族メインが軸なのかな??アマルも、最期は抜けましたが22?23?王子だったわけで…!

個人的には、シンの空白の2年間により興味を唆られました。今作では、『愛の逃避行中♡』なんてふざけていましたが、本当だったらいいのに!と思いながら読みました…シンさま罪深ァ…次はそこのお話ということで、とても楽しみです!

ストーリーは素晴らしいですが、攻受のキャラがそこまでハマらなかったので、萌評価です(好みの問題)。

※作中、先生の禁断症状?で虫やらムカデやらが這うシーンがあり、、なかなかの迫力なので苦手な方はお気をつけください

1

架空の国に想いを馳せる

『その世のどこか』シリーズ2作目。
前作で舞台となった国、オライエの隣の国ターキアという王国が本作は舞台となっています。
こういう架空の国の衣装、風景も楽しめるので設定としてとても好きです。

私塾を開いている先生を慕い、役に立ちたい、救いたい。先生のそれは愛じゃなくても…なアマルの健気さが良かったです。
カプとしては前作のムスティア×ノネが好きでしたが、設定はアマル×ヤシュムも悪くなかったなぁ。

そして他人の恋の成就を見届けてばかりだったシンですが…いよいよ次巻、お話の主人公だけじゃなく、LOVEの主人公に⁉︎な予告が。
もちろんお相手は彼の方なのでしょう。
シンが行動すると半分くらいはギャグテイストになってしまいますが、LOVEはシリアスであって欲しいな〜なんて思っています。

5

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP