50m以上離れると寿命が縮まる

コミック

  • 三代目同士、喫茶と酒屋の幼なじみ 限定版

三代目同士、喫茶と酒屋の幼なじみ 限定版

sandaimedoushi kissa to sakaya no osananajimi

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作三代目同士、喫茶と酒屋の幼なじみ 限定版

荒木清之介,23歳,酒屋の息子
雨宮一左,23歳,喫茶店の息子

その他の収録作品

  • 描き下ろし(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

酒屋の息子・清之介と喫茶店の息子・一左はお隣さん同士、幼馴染として生まれ育った。
世話焼きな清之介とおっとりした性格の一左は、近所でも有名なニコイチだが、実のところ清之介は物心がついた頃から一左に惚れている。
そんな清之介は朝が弱い一左を起こし、朝勃ちを治めて服を着せるのが日課。
始まりは中学のとき、一左が寝ている間に服を全部脱いでしまうため親を頼れないということからだった。
清之介が世話をしている間、一左は絶対に目を覚まさない…
10年間ずっとそうだったのに――。

【描き下ろし18Pあり】

限定版
描きおろし28P小冊子付き

作品情報

作品名
三代目同士、喫茶と酒屋の幼なじみ 限定版
著者
重い実 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758021852
4.1

(170)

(71)

萌々

(59)

(29)

中立

(11)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
20
得点
689
評価数
170
平均
4.1 / 5
神率
41.8%

レビュー投稿数20

麻雀天使

シリーズものをどこまで読んだかよく分からなくなり、久々の重い実先生。ワールド健在でした。意味がわからないってわけではないのに、独特の世界観に誘われる。不条理系とまではいかない、謎のひとときが味わえます。

哲平がいい奴すぎて。しかしそんな彼もツッコミではなく。ツッコミ不在漫画。故に謎の空気がまったく解消されず放置されたまま最後まで読むことになる。

清之介も麻雀強いんかい!!!麻雀を分かった上で一左の麻雀小ネタみたいなの全部流してるのか…読者につっこませるスタイル…

萌〜萌2

電子限定おまけ漫画2枚◎ 決まり手
シーモア限定おまけ漫画1枚

0

かわいい幼なじみ二人のシュールラブ

重い実先生独特の世界観で、なんとも言えない不思議な本気なの?ギャグなの?
そっかこういうのがシュールギャグなんですね
幼なじみ同士の清之助と一左
天使みたいに可愛かった一左を今でも天使だと思っている清之助、かいがいしく世話をやく清之助はおかん男子で、世話を焼かれる一左が、素直でかわいいです
でもポケットから、麻雀牌えっ?ひょっとして一左は可愛い顔して中身オヤジなの?
Hなこととか何でも麻雀に例えることが笑えました
もうほとんど付き合ってるのに両片思いって受攻ボケ同士で唯一つっこみの役の哲平のおかげで晴れて両思いに
哲平(*^ー゚)b グッジョブ!!でしたね。
重い実先生の作品はビッチなすずきくんがすごく良かったので、今回のお話しはまた違った面白さがありましたエロ度は濃厚です!

5

幼なじみ両片思い

今回も重い実ワールドでした。
毎朝起きれない全裸で寝ている幼なじみを着替えさせて起こすんだけど、朝だちしているからまず抜くことから始まる
こんなちょっと非日常的な設定なのに、素直に受け入れられるのは重い実先生だからだと思う。
幼なじみ両片思い。えっちも多めで甘くて大好きです。

0

愛すべきアホくささ

これぞまさに愛すべきアホくささ!ということかな。

まったくもってアホくささしか無い。
哲平はまさに読者のみなさんの心境の代弁者です。

馬鹿馬鹿しいのに読んでしまう。
もはや何を期待して読んでるのかわからない。

ただ重い実さんの作品には愛が溢れてるんです。
カップル達はみんなお互いの事が何より大切で、好きな気持ちがどんな方向からか溢れまくりで揺るぎないです。

だから安心してバカバカしさを楽しめるんだと思ってます。
ただ、今作ではパンチが少し足りなかった様な気はします。

3

笑いと恋のマリアージュ

モノローグで笑いのツボをついてくる。
狙ってるんだけど、流れから外れないギリギリのところをついてくるから、まんまと笑っちゃう。
笑っちゃうんだけど、切なさや焦燥感はきっちりキープしてくる。

重い実さんの作品の醍醐味って、笑いと恋心の絶妙な融合ですよね。
笑いに関してはちょっとのズレで合う/合わないが変わるから、万人に受けるのは難しいけれど、合うととことんハマるタイプのツボを狙ってくるんだよなあ。
足つぼで言うと、土踏まずとかくるぶし周辺みたいな分かりやすくみんなが痛いところじゃなくて、親指と人差し指の間とか、小指の外側みたいな。

田舎町を舞台にしたこの作品も、ツボを押されまくりでした。

隣同士で、赤ちゃんの頃からの幼馴染み。
お互いに、自分で3代目になる喫茶店と酒屋の跡継ぎ。
せーちゃん(酒屋)の1日は、一左(喫茶店)を起こすことから始まるのだが…。

最初からせーちゃんの恋心がだだ漏れです。
全裸で寝る一左に服を着せて、起こして、店まで連れて行く。
この一連の作業のメインとなるのが、モーニングスタンドアップの処理で。
ある程度の年齢から、男性なら誰でもモーニングにスタンドアップするものですが、これを処理しないとパンツを履かせることができない、誰得?俺得!みたいな出だし。

最初は一左が狙ってるのかと思いました。
わざとなんだろうなあ、と。
読み進めるとわざとか、そうじゃないかが分かるのですが、「え?ほんとに!?」ってなります。

キャラ設定も本当に意味が分からない。
幼い頃から「天使!」と可愛がられて来た一左の外見の天使っぷりは20歳を超えた今も健在で、ビジュアルも「天使!」なんです。
だけど雀荘を営む祖父の影響で、重度の麻雀マニア。
小顔で長身のイケメンにしか見えないせーちゃんの感覚もズレていて、回想シーンがいちいち「良い思い出っぽく言ってるけど、そこ!?」みたいな。
長々と語られるお店情報も「そうなんだ」と思いながら読むものの、ちょっとして「え、それ、大事!?」っていうノリツッコミもどきをしてしまう。
ツッコミとノリツッコミを繰り返しながら、読まざるを得ない。
この胸のドキドキは、2人の両片思いのせいじゃなくて、アクション激し目のお笑いコンビのツッコミの息切れみたいなもの?と思ってしまう。

安心してください、息切れじゃなくときめきです。
「何だろう、この設定」と思っていた麻雀ネタは、とことん引っ張る。
大事なとこでも麻雀ネタ。
麻雀、わからないので夫に聞いてみたものの、説明を聞いてもよくわからない。
よく分からない呪文がなぜかツボにはまる。
水切りが上手すぎるのもツボにハマる。
掴みでツボにハマった漫才で、芸人が何をやってもおかしいみたいな”ゾーン”に入ってました。

ただ笑いは表裏一体です。
掴みで引いた方は、おそらく最後まで波に乗り切れません。
ツボにハマったら何もかも笑えるし、積極的に小ネタを拾いに行って、笑いと切なさとときめきをもらえるけれど、ハマらないとおそらくただただ寒い。
これから購入を考えている方は、まずは試し読みをして、自分にツボに合うかどうかを確認してからが良いと思います。

最後に、喫茶店設定ですが、食べ物はカレーしか出て来ません。

2

朝、君の寝顔と美尻にて

芸術的な陰影の尻から始まるBL。
なんて綺麗な尻なのか。

隣り合った家で育ち、赤ん坊の頃から1度も離れたことがない幼馴染同士。
中学の頃に、イーワン・リャンピン・サンソウの麻雀牌がついた合鍵を受け取って以来、毎朝、全裸で眠る一左の朝勃ちを介助し、服まで全部着替えさせることに喜びを感じている清之介。

「20年来の幼馴染でも秘密はある」
「俺が一左を好きなことだけは、一左には秘密だ」

そんなまさか、である。
全く秘密でもなんでもないほど、愛してやまない幼馴染の天使・一左へのクソデカ感情が、隠すことなく第1話2P目からあふれ出してやまないのだから。
でも、こちらの作品は片想いのお話で。
読み手側からすれば、どう見ても距離感がおかしい上に、そもそもなんでまだ付き合っていないの?な状態。
2人の友人・哲平くんが1番読者の目線に近い人のように思う。
始まりからつかみが上手く、登場人物達がポツポツと語るモノローグと絶妙な間の数々に、これはシュールなギャグなのか?とあちこちでクスッと笑ってしまうのだけれど、本人達はいたって真面目に幼馴染へのどデカい気持ちを持て余してもだもだとしている。
そう、真面目に恋愛をしているんですよ。なのに笑えてしまう。
シュールさと可愛さと微笑ましさが混ざり合う、このカオスのような読み心地がクセになるのは、重い実先生作品を嗜む際の萌えの諸症状といった感じなのかも。
既刊と似た雰囲気を強く感じつつも、なんだかんだで安心して楽しめてしまう。

誰にも入り込めない2人だけの出来上がった世界と、清之介の溺愛っぷりがなんとも気持ちの良い作品でした。
色気も何もないけれど、荒木酒店の前掛けがまた良い仕事をするんだな。

そういえば、トーンでもベタでもなく、同じ髪色処理同士のCPって珍しいのかもしれないですね。

8

安定の重い実ワールド

同作者さんの、「大きい小竹〜」「アホエロ」「愛しのXLサイズ」「ビッチなスズキくん」など、淡々とシュールなエロを当たり前の顔して繰り出しつつ、時にほろっとさせたり、切なくさせたり、純愛って良いなあとしみじみさせてくれる作風が好きです。

で、こちらも淡々とシュールなほのぼのドエロという基調は同じなのですが、個人的にはもう一つ何かを!という気持ちになってしまいました。

この作品は幼馴染がカップルになるまでと、なってからのイチャイチャがメイン。
カップルになる前から、肌色だらけの行為を日々行なっていて、既定路線でくっついて、また画面を肌色で溢れさせています。
くっつく前からニコイチで、余計な邪魔が入る事もなくくっつくので、安心して読めはします。(いや、エロエロなので安心して読んで良い場所は選びますが。)
感じの悪いキャラも、辛いエピソードも出てこないから、気楽に読める良さもあります。

が、好きな作者さんで、他の作品も色々知っているからこそ、他の作品のような、プラスアルファの何か(ドラマだったり切なさだったり、感情が揺さぶられる何か)が欲しい〜と正直思わなくもなかったかも。

そんなわけで、私の好みとはちがうけれど、さくっと気楽にほのぼのドエロを読みたい時には良いのではと思います。

6

重い実ワールド全開

〖DMM電子書籍〗
修正 : トーン、白抜き
カバー折り返し : 著者コメント
カバー下 : あり
帯 : なし
裏表紙 : あり
カバーデザイン : 河野直子さん
電子限定特典 : 描き下ろし漫画2P(絶倫プレイ終了後)
備考 : 限定版小冊子収録なし
ひと言 : 読んで感じろ!!!

〖紙媒体〗
修正 : トーン
三言 : 小冊子読みたさにこちらも追加で購入。結果、まさかの大爆笑。もぉ、ほんと重い実先生大好き♡

5

モーニング…

幼なじみ同士の酒屋の三代目・清之介と喫茶店三代目・一左。

幼稚園時代から会わない日はなく、『50m以内にいないと寿命が縮む』、とニコイチを極めに極め、ちょっと、いや、かなり変わったモーニングスキンシップを日々こなすゼロ距離上等な完全なる両片想いのふたりのあれやこれをただただにやつきながら見届けることのできる幸せ。

清之介の一左へのありえないくらいの溺愛ぶりは安定の重い実先生節が効いていて、安心して読んでいられます。

天使な一左と麻雀というミスマッチ感。
幼稚園の頃から盲牌しちゃうとか(笑)
さらにあの可愛らしい顔立ちで口調はしっかり男の子なのも好きです。
一左への長年隠していた想いが露呈していくのと比例するように清之介の凛々しい眉毛がさらに凛々しさを増して行くところもいい。

あの規模であの佇まいの薬局であの品揃えはなかなかやるなあと感心してしまった(笑)

お酒繋がりで『愛しのXLサイズ』のふたりが出てくるのかなあ、と思いましたが特に繋がることもなく。
その代わり(?)清之介と一左をクール顔で見守る哲平がいいアシストしていました。

10

ムッツリスパダリ × 無垢なおっとり男子

酒屋の息子・清之介(攻)と喫茶店の息子・一左(受)による幼馴染みBLです。

物心がついた頃からずっと一左に惚れている清之介。
その恋心は一左には秘密なのだけれど、50m以上離れると寿命が縮まるほどの溺愛っぷりなのです。
一方で一左にとって清之介は、あくまで「竹馬の友」(←ワードセンス)
そこから少しずつ意識させられていく…というストーリーになります。

正直、意味が分からないところもありました。
一左が「またポケットの中に牌を忍ばせた」とか、すごく意味深な感じだけど、何の含みがあるのか分かりそうで全然分からない(笑)
これ麻雀に通じている人には分かるのか?!
でも、意味がよく分からなくてもそれがまた面白いから不思議です。
さすが重い実ワールド。

夏みかんをフォークで食べさせるシーンだって、絶対ここでしか読めないと思うし(笑)、エプロンをまるでベールに見立てた告白シーンも最高でした。

ただ、わたしは「ビッチな〜」とか「おおきい〜」シリーズのしっとりとした毒気の中毒者なので、ちょっぴり物足りなさも。

7

古典的ハード×革新的ソフト

今回もえげつないくらいの神作。
欠点があるとすれば、すご過ぎて読後、他の人の作品じゃ物足りなくなってしまう副作用くらいかもしれない……。

今作は簡単に言うと、古典的ハードに革新的ソフトを組み合わせたスタイルなんですけど、その掛け合わせ方がとにかく抜群なんです。

ハードの世界観は普遍的幼なじみパターン。
幼少期からの攻→受片想い。近すぎる距離感。
ある日、攻が自分から離れるかもしれない!という事件発生。
自分の気持ちに気付く受。
告白して大団円のラブラブエッチ。
という一切の癖のないストレートな王道展開。

それを癖だらけのソフトの世界観が揺さぶり、厚みと深みを持たせていきます。

これにより実は、読者は序盤から軽くパニック状態。

導入はシンプルで、
隣同士に住む幼馴染同級生モノ。
攻は世話焼き、受は天使で天然。って感じなんですけど、

よくよく読んでみると、
受は素っ裸で朝勃ちさせてる寝起きの悪い麻雀好き。
攻は着替えの手伝い名目に寝ている受にエロいことをしまくり。

……へ?!どゆこと?!
とつかまれたら最後、もうページをめくる手がとまりません。

幼なじみ、わかる。
受のポケットから麻雀牌、どゆこと?
世話焼き攻、わかる。
朝勃ち処理でも目覚めない、どゆこと?。

この独特のリズムが読者をグイグイ引っ張ります。

そうか、俺、せーちゃんのこと好きだったんだ!
って気づいて、次のシーンでパンツが一枚もなくて、攻にパンツを探してもらう件とか。
すっごい良い雰囲気での初キスシーンなのに、荒木酒店のレトロデザインタオルが主張しすぎな件とか。
モノクロマンガなのに、赤黄のトップスに緑のデニム合わせていたり。
コンドームのパッケージがITOSHINO、XLという遊び心だったり。
容赦のない麻雀スラングだったり。

キュンとドキドキと???のオンパレード。

見たことあるようで、見たことない展開。
予測不能のようで、でも最後まで安心できる展開。
常識的なテンポの中の心地よい非常識。
最初から最後まで王道と邪道のいいとこどりみたいな作品なんですよ。

だから、読みやすくて、心地よくて、新しくて、麗しくて、微笑ましい。
そこに重い実先生お得意の神アングル+神表情のエロシーンがたっぷり。
正直濡れ場だけでもお値段以上の価値があるかと。

ハードがごちゃついていると、読む気にならなかったり、上手く波に乗れなかったり。
ソフトが充実してないと肩透かしみたいな読後感になる中で、このバランスの良さはお見事です。
様々なワザで最後まで読者を飽きさせず、
でもストーリーの柱は二人の普遍的な愛情という点はまさにBLエンタメの至高。

本編も書下ろしも「やられた……」と突っ伏しちゃうくらい、イイハナシダナァEndで大満足。
何度でも読み返したくなる最高のクリスマスプレゼントでした。

12

エロバカシュール

重い実さんワールド全開のエロバカシュールでした。

序盤での清之助(攻)の「俺が一左(受)の世話を焼くのは息を吸うみたいなもんだ」
のモノローグから重い実スイッチ入ります。

オカン系イケメンとぽわぽわ系美青年は、重い実さん作品ではお馴染みの
キャラ設定ではありますが、飽きが来ない不思議。

攻めがひたすら受けを世話し、平和にくっついていくだけのお話ですが
独特のエロさとシュールさ、潔さがあって、楽しめました。

バカなほど甘々な作品を読みたい時への第一シードです。

10

甘くて可愛くてエロい♡幼なじみLOVE

作家買いしている大好きな重い実先生の作品です。

酒屋の三代目 荒木 清之介と喫茶店の三代目 雨宮 一左のお話。

赤ちゃんから一緒で家も隣同士の清之助と一左。
清之助の日課は、全裸で寝ている一左の朝勃ちを治め、洋服を着せてあげること!
「一左のためなら 俺は何でもするよ…」
お互いに何でも知っている2人ですが、幼稚園の頃から一左のことが好きな清之助ですが、それは一左には秘密です。
今日も寝ている一左の朝勃ちを治めていると、一左が目を覚まして…。

こちらの作品も他の作品と同様に、甘くて可愛くてエロい♡重い実先生の世界観が堪能できます。
清之助と一左の関係性や心理描写を丁寧に描かれているので、冒頭から物語に入り込めました。
どのページから読んでも楽しめるのがすごい!
重い実先生はキャラが魅力的なのはもちろんですが、コマに対する背景やスクリーントーンの使い方やバランスが上手だなと感心します。

一左から50m以上離れると寿命が縮まる清之助は荒木酒店の三代目。
クールでイケメンだけど、本当は一左のことで頭がいっぱいです。
一方、喫茶雨宮の三代目 一左は、生活能力0だけど癒し系の天使。
しかし、その外見とは異なり、祖父が雀荘を営んでいるため麻雀が強く、町内で一左に勝てる者はいない…。
そんな2人は20年来の幼馴染です。
ある朝、いつものように一左の朝勃ちを治めている清之助。
10年間 絶対に起きなかった一左が目を覚ましました…それは、2人の運命を変える始まりでもあったのです。

清之助と一左のそれぞれの気持ちが描かれていて、最後までキュンキュンしながら読めました。
はぁぁ、お隣同士の幼馴染って最高に尊い (੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
両片想いだからこそ起こる気まずさとモダモダがたまりません(笑)
起きたら自分のチン〇が幼馴染にしごかれている…って、恥ずかしいですよね。
ところが、その気まずさとモダモダを打ち消してくれる人物が登場します。
2人のもう一人の幼馴染 哲平です。
Kirin designに勤めているデザイナーのようで、荒木酒店の仮設店舗のデザイン案を作成していました。
その哲平が清之助と一左に「サービス」をしたことで、2人の距離がさらに縮まったのは間違いないでしょう。
もはや「サービス」ではなく、愛のキューピットですね!
個人的には、清之助と一左(おそらく哲平も)の幼稚園の名前が「きりん幼稚園」だったのが気になりました。
哲平のデザイン事務所も「Kirin」だし…きりんが好きなのかな(笑)

Hシーンは、エロさと可愛さが爆発しております。
一左の朝勃ちを治めたり、2人で抜き合いをしたりする場面でも十分にエロかった~。
でも、両想いになってからのセックスは、一左に対する愛おしさが溢れて清之助が攻めまくりです。
イキそうっていうか…ずっとイっている一左がヤバい!
あまりの気持ち良さに溶けちゃうかも(笑)
ぜひ本編で、20年も一左に執着してきた清之助の溺愛攻めをご覧ください。
一左の部屋の壁になりたくなりますよ〜。

描き下ろしは、本編のその後のお話。
セックスしている最中に「腹減った…」と言う一左。
田中蕎麦屋に行くことにしましたが、田中のおっちゃんは一左の次に麻雀が強くて…。

相変わらずのエロさと可愛さが満載の1冊に仕上がっています。
2人の間には1ミリも入る隙間がないほど愛で密着していました。
将来は、50mどころか1mも離れなくなりそう(笑)
この先のイチャイチャしている2人も見たいな~。
いつもは無垢でおっとりな一左が別人のように麻雀をしている姿も拝見したい!

「甘くて可愛くてエロい♡」が好きな方には絶対に読んで欲しい。
重い実先生ファンの期待を裏切らないおすすめの作品です。

11

ハッピーな世界。

作家買い。
重い実さんの紡ぐ世界観が大好き。容赦なく、ハッピーな世界へと誘われる感じが。

表紙が『愛しのXLサイズ』とちょっと被ってて、しかも主人公が酒屋さんということでしたので、『愛しの~』のスピンオフ?と思いつつ手に取りましたが全く別のお話でした。

生まれたときから、20年来の付き合い。
しっかり者の酒屋の跡継ぎ息子のせーちゃんと、麻雀が大好きで生活能力が若干欠如してる喫茶店の息子の一佐の恋のお話。

重い実さんらしいギャグをぶっこみつつ、深い愛情でつながっている二人。
時にすれ違い、右往左往しつつ、お互いのことしか考えていない。
甘々と、若干のシリアスさと、そして爆笑必至のギャグ。

重い実さん、大好きです!
と声を大にして言いたい、重い実ワールド満載の可愛らしい一冊でした。

いつも思ってるんですけど、重い実さんて、寝相フェチなんですかね?
どの作品にも、寝相とか寝姿とか、そういう描写がある気がします。

今回はマッパですしね。
おパンツを夜中の3時に脱ぎ捨てますしね。
そして、朝、愛しい彼に会うために5時起きだったりしますしね。

この「寝る姿」をいつも楽しく拝見しているので、ぜひとも続けていってほしいなあ、と思っている今日この頃です。

9

期待裏切らない!

のっけから笑いを誘う重い実さんの作品!
今回も楽しみにしていたので!
期待裏切らなかった!

麻雀好きの一左(受け)のキャラクターなので、麻雀の用語が出てくる。
麻雀無知の私のような人間にはその用語は分からないが、笑える要素は多い。

喫茶の三代目、一左。
酒屋の三代目、清之介。

物語開始早々、一左のキャラクターに吹き出してしまった(笑)
でも、重い実さんの面白い所は、そのキャラクターの対(今作品は清之介)が……至って!真面目なんですよ!(笑)でも何か飄々としたキャラクターなんですよね。

天使過ぎる一左に恋してやまない清之介。
お世話するのも役得!

この作品はネタバレ読まずに読む方が楽しい!

二人の気持ちが段々と高ぶり!半径50m以内でも収まらなくなってくる過程が良いし、ちょいちょい笑いのスパイスが入っているのが本当に好き♡♡

至って清之介が真面目に!(笑)一左が自分で選んで着た服の配色を指摘してる所や、パンツの行方等々……台詞を一言一句読み落とさないで欲しい!

後半はエロシーンで終わってますが、たっぷりのエロシーンは小冊子のお楽しみ♡♡

私は重い実さんがどの作品にも必ず描かれるキャラクターの寝姿のページを見るのが大好きで今回も最後のページに描かれてます!一左の本編のパンツの行方が…(笑)なるほど!それであそこだったのね!(笑)と♡
もう最後のページまで楽しかった!!

本当に期待を裏切らない作家さんであり、毎回本当に楽しみです!

2月発送の「愛しのXLサイズ」とのコラボしたのも予約してます。
今から楽しみです♡


10

世界観に緊張!

重い実先生の世界観! 
二人の視点で二人が自分の想いをトツトツと語るのが続くのですが、それがシュールで面白くてでも本人達は大真面目で。何かある度にお互い考えこんだり。
〜なんだぜ。〜だ。という語り口がたまりません。

幼なじみものでもここまでお世話するのは珍しいですね。酒屋の跡取り清之介は幼なじみでお隣りの喫茶店の跡取り一左を毎朝起こす。何をしても絶対に起きない一左、全裸でアソコを勃たせた一左の一左を鎮めてパンツをはかせ服を着せて。
俺の可愛い天使一左を起こすのは俺の役目。

一左には届かない想いを抱えて今日も朝夕と顔を合わせ。

麻雀がわかればもっと意味がわかったんだろうなあ悔しい。
そしてなんと小ネタが仕込まれてました。見つけた時は大喜びしました。

幼なじみ哲平がいい仕事をしてくれ二人の仲が進展します。
この哲平がまたまたシュールで。男同士の二人のことも当然のように受け止め、一左が普通にアダルトグッズを買うのに顔色を変えず付き合って。

一左は可愛いし清之介はいつも真面目な顔ですごいことやってるし。
お店の方も跡取りとして着々と背負っていってるようで、将来もずっとニコイチで安泰かな?

読者としてはひたすら黙ってついていくのに一生懸命でした。
50m以上離れると寿命が縮まるって言ってずっと一左のそばを離れなかった清之介のいじらしさ、お互い何でも共有してきたのにいつのまにか背が伸びてかっこよくなってる清之介にドキドキする一左、良かったです。

緊張感が張りつめたお話でした。

小冊子のレビューはここでいいのかな?
絶倫元童貞清之介が一左をあんなことこんなことして汁ダクです。良かったね!

7

50m以上は離れられないから。溺愛距離の限度。

重い実先生らしい、シュールな溺愛攻めストーリー。
幼馴染で、家が隣り同士。ほんの幼ない頃から清之介は一左が大好き。天使だと思っている。
重い実先生の溺愛執着攻めは、大抵男前で、受けをとことんお世話して甘やかせたい欲に溢れているのだが、清之介も漏れなくその伝統を受け継いでいる。
寝ている間に全裸になってしまう一左の、朝勃ちを治め、着替えさせるのが清之介の1日の始まり。
一左は眠りが深いので、そんな事では起きない。この時間を清之介は大切に大切にしてきた。
ある日、事の最中に一左は起きてしまう。顔を赤らめて、平静を装う2人。一左はどこから、いつから気付いていたのか。物語は、清之介視点から、一左視点に移り、互いへの想いが綴られて行く。
もちろん。両想いなんだが、鈍い一左が自分の気持ちに気付くのは、もう少し後である。え⁈ 気付いて無かったの⁈確信犯だろー⁈と思わせる、あざとさなんだけど。純粋に天然煽り受け。というのも重い実先生らしいところ。もう1人の幼馴染、2人の友達、哲平が、当て馬にもならず良いアシストをするのも、これまた定番である。実に生温かく見守っている。
おじいちゃん子で、麻雀が強くて、何かというと麻雀に例える一左。
激しい情動を素知らぬふりでかわす清之介。
抱き合えば夢中。
独特のテンポは相変わらず。不思議。
重い実ワールドどっぷり。耽溺出来ます。こうでなくちゃ‼︎

ただ惜しむらくは。私はこの世界に慣れ過ぎていて。「アホエロ」を初めて読んだ時の様な、衝撃と感動は無かったりする。すんごく可愛いのは変わらずなんだけども。
修正はまっ白抜き。

0

重い実先生だなぁ

ほのぼの、ほんわかで当て馬も居ない。
お互いに相手の事が大好きで、両片思い。
二人だけの世界に入っていて、他を寄せ付けない。
執着しすぎて変態っぽい重さがある。
そんな感じのいつもの重い実先生のお話でした。

重い実先生ならこれだろうと言う安心感ありますよね。
正直ギスギスした重い実先生の話は見たくないので、ホッとします。

最初重い実先生の話を読んだ時は、え?ギャグだったのか?と大変困惑したものですが、何も不思議に思わず読めてしまい、慣れてしまったのだなと感慨深いです。

今回は受け攻め共に美形で目の保養になりました。

11

真摯と可愛いとエロいの反復

すごく可愛くて面白かったですよ。萌x2ですよ。
しかし。
こんな事書いていいのかな。営業妨害になるのかな。やばいのかな。
でも書く。
巨根の話と同じじゃん?表紙からして。
だから重い実先生の絵が大好きっていう方には大おすすめ。
巨根の話が好きな方にも絶対面白いはず。
私はさ、絵も可愛くて好きですし、巨根の話も好きでしたよ。でもこんな事でいいの?と思う。
巨根の話はその後続々と番外編を描いて下さってはじめはそれも嬉しかったけど、固定ファンいるから何出しても喜ぶべ。どんどん出すべ!になってないか?と今の私は感じてる。
この作品もそれと同じニオイがする。
この先生はこういう話、っていう事自体は悪くはないと思う。それがその先生の存在感だしコアだしアイデンティティだもんね。
だからこの作品がその過程なら。それもいいけど。
ま、一人の読者が「またこんな感じ?モヤるわ…」と思ってるだけなんで、この作品サイコー!重い実先生サイコー!っていうファン層に水差したんだったらほんとごめんですけど。

16

重い実先生にしか描けない幼なじみBL!

いつも思うんですけど、重い実先生は本当に文章が上手い!
攻めの清之助が自分語りをする前半、そして受けの一左が語る4話。芝居がかった特徴的な言い回しとシュールさにセンスを感じます。
単調になりがちなモノローグの中に挿入される際立ったセンテンスが効いてるなあ、と思いました。
絵がなくても読めるくらい、文章と構成が良いのがすごいです!

内容としても重い実ワールド全開で、要所要所に効かせたスパイスが最高でした!

まず、喫茶店の三代目・一左と酒屋の三代目・清之助は幼馴染のお隣同士なのですが、清之助は一左にずっと片想いしていて……というありきたりな設定の中に、一左の寝起きの悪さという面白設定が加わり、そこに清之助の一途なムッツリさが合わさってなんとも言えない独特なお話に仕上がっています。

毎朝5時に起きて一左を起しに行く清之助。
すると、脱ぎ癖のある一左はマッパの尻出して寝ていて、しかも朝勃ちまでしているのです。
一左を着替えさせるため、清之助はまず朝勃ちを鎮めるところから始めます(笑)
しかしある日、何をしても起きないはずの一左が処理中に目を覚まして……というところから話は展開していきます。

一左が依存している間は、清之助は彼のことを手中に収めておくことができると考えています。
その一左が自分で目覚め、しかも清之助がしていたことを知ってしまったことで感じる絶望感…。
一方、清之助が離れて行ってしまうと勘違いしている一左…。

2人のすれ違いは、切ないというより焦ったい!
そんな2人のアシストをするのが、同級生の哲平。
どう見ても両片想いの2人に、半ば呆れ気味の哲平がいい味出してます。
濃いキャラの中にいる普通の人で、逆に際立ってました!

意外にもエロい一左と、一左に翻弄されている清之助。
行為はエスカレートするのに進展しない関係にモヤりつつも、やっと気持ちを伝え合う河原の場面はグッときました。

そして、そこからのHがイイ!
ガックガクに感じまくる一左も、ねちっこい絶倫の清之助も、どちらもめちゃめちゃエロいです♡
手書きの喘ぎ声が臨場感だしてますw

清之助の溺愛ぶりも最高に萌えたー
夏みかんの薄皮まで剥いて食べさせてくれるって、そこに愛を感じてキュンとしちゃいました♡
可愛い顔して麻雀狂な一左のギャップも可笑しかったし。

蕎麦屋の田中のおっちゃんに嫉妬する清之助を描いた描き下ろしも可愛くて笑いました。最後までシュール!
電子限定描き下ろしになるのですが、ナチュラルにアクロバットな〝立ち松葉〟を決める清之助にも笑ったw

最後まで楽しい一冊でした!
いつもの世界観を全く損なっていませんので、既刊の作品が好きな方にはおすすめです!

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