【特典付き】【イラスト入り】
あなたを妻に迎えることだけを10年間夢見ていた
先生のXを見て電子セール中だと知り、年下執着+溺愛攻めが大好きなため、飛びつきました。
もう、もう、最っ高に萌える再会ものでしたっ…!!
心に傷を受けて口がきけなくなった第一王子・ルーフェン(攻)。療養のために訪れた神殿で、世話係を務めた神官見習い・ヨルネス(受)に少しずつ心を開いていき、恋心を抱き…
この子供時代のルーフェンの可愛さ一途さ健気さたるや…!言葉を失う可愛らしさなんです。
「何か欲しいものはあるのか」と仲間の子供達に聞かれ、「僕は…好きな人と結婚したい」と頬を染めて答えるルーフェン。もう可愛すぎてキュンとし過ぎて、しばらくページを凝視してました。
で、また最高なのがこの可愛らしい10歳の少年ルーフェンと、20歳の大人の”オス”の魅力あふれるルーフェンの対比!
自分の意思に反して王宮まで連れてこられ、無理やり「妻」とされることに納得しないヨルネスを無理やり抱いてしまうんですが(←本来は自分的にあまり好きではないシチュ)、ヨルネスへの溢れんばかりの恋情が伝わってくるからこそ、責める気にはなれず逆に切なさに萌えてしまった。。
長年の(10年!)片想いからようやく想いが通じ合った時の喜びようにも、きゅんが止まりませんでした。
受けのヨルネスも、しなやかな心の強さを持っていて本当に格好いい!
包み込むような優しさと、嫌なこと・ダメなことにはNoと言える強さに憧れます。
黒髪長髪美人さんなビジュの良さ・兼守美行先生のイラストの美麗さにもうっとり。
竜の”徴”が現れたり、竜の姿に変化できるようになる、そんな重要な変化のタイミングには常にヨルネスとの繋がりがあるー
ロマンチックな二人の繋がり、運命にも酔いしれ、甘い幸福感でいっぱいになれる最高のオメガバースファンタジーでした✨
悲惨な展開の小説を読んだ後なので、
ホッとする純愛ストーリーのハピエンに心が洗われました。
兼森先生の挿絵が、漫画調ではなく、きちんとした挿絵で綺麗。
●幼少時に二人は出会い、ルーフェンが初恋の人を呼び寄せ、再会
経緯から、二人は運命の番としか思えない
ルーフェン:10才アルファ 翠竜帝の長子 金髪碧眼の竜人
精神的重圧で鱗の発生が遅れ、感情を失う 神殿に静養のため逗留
ヨルネスを野犬の襲撃から守る際に言葉を取り戻し、
ヨルネスの性徴に誘引されて鱗が発現。
ヨルネス:15才 オメガ 黒髪翠瞳 神官に拾われた捨て子 神官見習い
ルーフェン王子の身の回りの世話役 気の毒な王子に庇護欲が湧く
ルーフェンの香りで初発情
ホラーツ;退職して故郷に戻った元神官長
ヨルネスを拾い、実子として育てた優しい人
話の構成が秀逸、これに限ります。
再会ものって、よく回想として物語の途中に描かれていることが多いのですが、こちらの作品はまず初めに二人の出会いと過ごした日々が丁寧に描かれています。
おかげで数年後の展開がスラスラと頭に入っていきました。
あと、攻めの一途さがずっっとすごいんです。
皇帝になる過程の辛さもちゃんと描かれていて、それでも受けを手に入れるために頑張ったと言われた日には…もう胸がキュンキュンしました(笑)
それに伴い、皇族な攻めが平民の受けのことを好きになるキッカケもちゃんとしていて軽く感動を覚えました。
こんなに違和感や疑問を抱かない作品、なかなか出会えません。
性に無垢な慎ましやかな年上受けも可愛いし、年下の時に男らしく、時に甘え上手なギャップも最ッ高…。
そして本当の意味での悪役がいなく、それでも物語の盛り上がる展開があり、最後はハッピーエンド。
受けが捨て子の設定にも関わらず養父や村の人が優しく、胸クソな人がいない。
ストレスフリーで読めたファンタジー作品でした。
執着攻めが読みたくてこちらを読みました。
ヨルネスサイドに立ってお話を読むと
ルーフェンが勝手でヨルネスが可哀想に思えるのですが
私はルーフェンの恋が実って欲しいと思いながら読み進めました。
ある意味孤独だったヨルネス。
ルーフェンによって救われて、彼を妻にすることだけを夢見て一生懸命頑張ってきたんですよね。
そしてやっと妻として迎えることが出来るとなったけど
ヨルネスには拒絶されてすごく悲しくなりました。
でも、そこまでしてもどうしてもヨルネスが欲しかったんですよ。
そう思うと彼を責める気持ちにはなれなかったし
ヨルネスの心が動いてくれるのをひたすら願いました。
途中色々あってハラハラしっぱなしでしたが
ちゃんと最後はハッピーエンドでよかったです。
ハラハラ展開も多かったので両思いになった二人をもっと読みたかったなぁ。
二人の子供の行方も気になるし、いつか続編が見たいなぁと思った作品でした♪
年下の皇子ルーフェンの(α)が田舎の神官見習いヨルネス(Ω)に幼き日に恋をして、離れ離れになってもずーっとずーっと想い続け、お妃様にしてしまうお話。
要約するとこんな感じです。
最後はちゃんとハッピーエンドです!
このお話の世界は竜に獣化できる皇帝が統べています。皇族はほとんどがα性をもち、しかも獣化できる。皇帝になるにはもちろん獣化できなければならないのですが、皇帝の息子(のちに正式に皇帝になります)であるルーフェンは獣化の兆候が遅く、7歳下の弟にも遅れをとるほどです。それがルーフェンのコンプレクスにもなっています。
でもルーフェンはめちゃくちゃ有能で皇帝にふさわしい人格。ヨルネスに好き好き言ってばかりで毎晩抱き潰していますが、ヨルネスには全然振り向いてもらえず、ションボリしています。
それもそのはずで、ヨルネスは憧れの神官の資格を得たもののルーフェンに求婚されていきなり王都へ。なりたかった神官職に就けず、無理やり連れてこられてルーフェンに不快感を示しています。
物語の始めはこんな感じなので、ハッピーエンドには程遠いです。ですがベッドシーンはガッツリあります。やはり最初のうちは気持ちが通じ合ってないので、ヨルネスは心なく抱かれています。ルーフェンは早くヨルネスに愛されたくて、その切ない想いを吐き出しながらヨルネスを抱き続けています。
あぁーー…こちらも読んでいて切ないです。
ルーフェンのヨルネスへの思いの行き場がなくて、愛情が一方通行なんですよー…。
しかし変化は確実にやってきます。
(キタキター)
ルーフェンの皇帝としての資質(勉強や鍛錬などなど)や、みんなに尊敬されている姿をみてヨルネスは誇らしくなります。一緒に過ごした頃に見たあどけない顔、子どもっぽいしぐさ、たまに見せるヨルネスに向けられる笑顔や優しさに、ヨルネスは少しずつ少しずつルーフェンを好きになっていきます^ ^
その時はきまして…(思ったより早かった)
ついにルーフェンからキスと告白を受けてルーフェンめっちゃ嬉しがります。そのあとはもう濃厚なエッチですよ。ルーフェンの好き好き攻撃がついに身を結びました。拍手♪
しかし、側近と弟の謀略でヨルネスに危害を加える危機が。簡単にハッピーエンドにしないですね…。
ざっくり言うと、ブラコン弟と理想の皇帝論を持つ保守的側近が共謀して、皇帝であるルーフェンに平民Ωは似合わねーんだよ!ヨルネスは正妃じゃなくて側室にしろ(貴族の娘と結構してくれ)、と言うことでした。
ヨルネスを助けたときに、ルーフェンは初めて獣化します!しかも巨大な竜に。巨大な竜だったからなかなか獣化しなかったとか。おお〜。バチパチ。
なんか一気に問題が片付きました(笑)
そのあとはまたまた濃厚エッチ♪
問題解決したし、しかもちょうどタイミング良く発情期が来たので盛り上がりますね。
ルーフェンは最初にヨルネスを抱いたときからずーっと2人の子どもが欲しいと言いながら抱いてますが、そんなに早くから子ども欲しいかなって思いますけどね。ヨルネスのこと大好きだから子どもに嫉妬しまくりそうだし、しばらく2人の生活楽しみなよって思いました^_^
書き下ろしに2人の子どもいる生活を書いて欲しかったです。あんなに子どもが子どもがって言いながらエッチしてるんですから、最後に少しは見れるかなって期待しましたが…残念でした!!電子版とかに載っていたら泣く…。
どこかで読めたら嬉しいです。
色んな要素(獣化・オメガバース・後継問題など)が詰まりに詰まっていましたが、すごくまとまっていたと思いました。
私はファンタジーものに苦手意識あったのですが、結構面白く読めたので満足です。