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オカルトBL触手プレイありな一冊。面白かったですー!
初めての渡海先生。
文章も読みやすく面白かったのですが、登場人物の名前が難しいー!
陸海・温・越阪部・志菜…そんなにキャラクター多くないのですが、いちいち読みにくく難解で少し大変でした。(章の始まりにフリガナは付けてくれてるのですが、小説からちょっと離れてしまうと読み方迷子になる)
そのスムーズに読めないところが一瞬のノイズになってしまい少々残念に感じました。
憑き物を払う攻めと物心ついた時から憑き物に憑かれている受け。
最初はクールで塩対応な攻めですが、徐々にお互いを知り心を通わせていく様子が良かったです。重たいもの背負う故に世間知らずな受けも可愛かった。
そして夜になると憑き物が触手を伸ばしてきて受けが身体を弄ばれてしまう。その憑き物を払うために攻めが受けの身体から直接口で吸って…なんてグフフ展開でしかありませんね。
トーンはシリアスなんだけど。
割と攻めがシンプルというかカラッとしてるところがあるので、2人の関係性も変に拗れることがなくて読みやすかったです。
最後は純愛?この2人今後まだまだ気になるような。。
割とすんなり終わってしまったような気がするので、最後にもう一歩なにかグッとくるポイントが欲しかったような気もします。
あるかないかも分からないけど、もし続編出たら読んでしまうかも!
本当にキャラ設定から話の終わりまで
自分の好みど真ん中でした!
電子書籍で買ったんですが、これは紙でも購入しようかなと思います…
個人的に、物語の最初、攻めが受けのことを
嫌ってて〜からの溺愛が大好物なんですが
この作品はまさにそれで、攻めの陸海は最初受けの温のことが嫌いで、それを隠そうともしないのですが、温に段々と絆されていく過程が堪らないです
温の世間知らずさ、健気さ、全部可愛い〜
こりゃ陸海が絆されるのもしょうがない
作者さんもあとがきで書かれている通り、温が憑き物に夜な夜な体を弄ばれるのですが、その様子が大変淫靡でよかったです!
受け様に対して嫌悪感満載だった攻め様が、次第に受け様溺愛になる…この変化が、堪らん……!
もう、この〝神〟率の高さも納得の面白さ。
両視点で描かれている為、徐々に惹かれ合う様子が分かりやすくて、めちゃくちゃ萌えました。
特に、攻め様の溺愛変化が堪りませんね!
出会った頃は、憑き物を宿す受け様を毛嫌いし、仏頂面で刺々しい言葉ばかり向けていた人が、ラストではめちゃくちゃ甘やかして隙あらばイチャつく、甘すぎ溺愛彼氏になるとは……(大歓喜)
受け様は、17歳にしては泰然自若な態度で感情が読めず、浮世離れした謎多き坊ちゃん。
…かと思いきや、物語が進むにつれて受け様の生い立ちや、心境が痛々しくて、可哀想で……
化け物の依代として生まれ、化け物を身体に宿し、隠されるように奥座敷で暮らしていた17年間を思うと、どんなに孤独だったことか…。
そんな孤独さを少しだけ癒してくれた、優しい人々との僅かな思い出を大切にしている様子が、健気で愛おしい。
カップ麺に喜んで苦戦しながら食べる様子や、「レンジでチン」を楽しむなど、斜め上な世間知らずさが可愛くて庇護欲が唆られます!
オカルトBLらしい魑魅魍魎を感じるストーリーは勿論のこと、お祓いシーンが予想外にエロくてビックリ……!!
「怖い話と言うよりは、淫靡な話にしたかった」と、先生が仰るとおり、夜毎、触手のように蠢く憑き物に凌辱されてしまう、受け様の艶っぽさが半端ない。
何より、〝口付けで吸い出す〟お祓い方法が凄い……!
憑き物が触れている部分に口付けして吸い出すって…お口は勿論、首筋や胸や腰や背中など…全身リップですよ。
お祓いなのに、本気でディープキスしちゃう2人が非常に淫靡。
触手なんでね…勿論、局部にも巻き付いてる訳で……(後はご想像にお任せします)
全て読み終えてから、タイトル見返して「なるほど…」と思わず唸りました。
1冊で綺麗に纏まってますが、是非とも続編が読みたい!
2人の今後が見た過ぎて(温をデロデロに甘やかす陸海が見たい)、もはや二次創作しちゃいそうな勢いで妄想が広がるCPでした。
オカルトファンタジーBLはお好きですか?
これにYES!の方はぜひこちら読んでほしいです。
いや〜面白かったです。渡海先生作品は実はあんまり読んだことがなくてですね、こちらミドリノエバ先生のイラストと昭和歌謡のようなタイトルがエモいな〜というわけでたどり着いたのですが、期待以上に面白かったです。最強の憑き物落とし師・陸海と最強の憑き物体質助手・温が怪事件を解決していくバディものシリーズとして続きが読みたいな〜と思いました。
糖度は控え目なんですけどエロ度は結構高めな印象です。憑き物が温を陵辱する触手エロが性癖にささりました。触手ものを好んでよむわけではないんですけど、物語のなかに自然にこういう設定が入ってくるとw、なんだかラッキーすけべな感じがしちゃって楽しいです。しかも、陸海がその様子を見て、最終的にそこにジョイント(憑き物を祓う行為として)しちゃうという淫靡!
閉鎖的な世界から外に出た温が陸海と出会い、欲だけじゃない人間の善い部分に触れたことで、悪だとみなされていた憑き物も感情を学習して変化していったっていう、単純な勧善懲悪じゃないオチがとてもよかったです。
護摩業とかやられて苦しくて憑き物が体から滲み出ちゃったりする時の人の悶える様ってエロいと思っちゃうんですよ、私は。
薄暗い屋敷で衣擦れの音がした後に御簾から女人の長い髪が少しばかりはみ出したりするのとか、めっちゃくちゃエロいと思っちゃって鼻息が荒くなるのですよ、私は。
そう、渡海さんがこの本のあとがきに「淫靡な話という風情にしたかった」と書かれておりますが、私が滾るのはまさに『それ』!温の、いや、ひょっとすると温に憑いている『何か恐ろしいもの』の淫靡さに私はノックアウトされてしまいました。
ところが同時にこの温は本当にいじらしいのですよ。
世を儚んだり、自らの運命を恨んだりして当然なのに、ほんの少しだけ自分に優しくしてくれた人たちの想い出から「自分は人間が好きだ」と言ったりします。
憑き物の依り代としてしか育てられなかった彼は、ちゃんとした教育を受けていません。知識というノイズがない分だけ余計、純に見えちゃうのよ。
そんなシーンがある度に涙ぐんじゃったりして。
とんでもなく強い祓い屋の陸海(『陸と海』なんて世界最強の名前じゃん)ですら手こずる憑き物。「どう解決するのか、下手なやり方で興ざめさせないでね」と思って読み進めましたが……なるほどねー、そう来たか。なかなか力技とも思いますが、確かに『最強であることは、世界を倦むことでもある』訳ですから、なんか納得しちゃうんですよ。
そしてね、何と言っても『物語の初めには受けを忌み嫌い軽蔑すらしていた攻め』が『受けの仮面の下にある傷つきやすい善良な心』に気づき『魔物を退治(この辺『退治』といっちゃって良いのか疑問ですが)する』というのは、古くから脈々と続いてきたロマンティックなおとぎ話ではないですか!
登場人物の名前の読み方が覚えられず、するする読めなかったことを差し引いても、べらぼうに萌え滾りました。