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※買ったその日に書いてます
表紙買いです…最初は切ない感じのお話かとおもいました。いざ読んでみると、泣きました。最初の距離感からの最後の結末。一巻だけでも十分感動します!それぞれの秘密もあり、それでもお互いへの思いはてぇてぇの極まりです。エッなシーンはあまりない印象ですが、それでも勝る沼り方です、純粋めなものを読みたい人や初心者のかた、地雷が多い方も読みやすいと思います。(ノンケやDキス、抜き合いが地雷の方は気を付けてください…)表紙もあまりエッじゃないので、買いやすいと思います。(個人的には)
とてもいい話…
なんだろう。
すごいことが起こったわけでもなく
本当にどこかの日常を切り取ったような世界で
人間の心の弱さとか温かさとかを
丁寧に描いていて絵津鼓先生の作品とても好き‼︎‼︎
そして、いつも好みのイケメンを描いてくださり
ありがとうございます‼︎
この作品は
ゆっるい感じの2人、
人間にそれ程興味もないように思えるのだけど
深いところにあるのは、愛され愛したいという
誰かと関わって生きていきたいと思う程の
とても優しい心の持ち主でとても切ない話でした
彼女と別れたことをキッカケに
一緒に暮らすようになる。
お互い“一緒にいても嫌じゃない”から始まって
いい意味で気をつかわずに話して打ち解けていく
なんとなくそれが居心地が良くなっていきました。
でも、“付き合う”とか“好き”とかいう確信には
触れずに過ごしていく。
出会いというより始まりから
知り合いぽい感じで始まり
一緒に暮らし始めて
重いものを抱えているなと気づき始めて…
下巻へ
不確かな自分の“居場所”を、ギリギリのところで守っている、そんな作品。
木内も、ナカジョーも、母の帰りを待つ少年も、そのほか誰もが、脆く崩れそうな自分の居場所を守っている。それは、暖かくないかもしれない、求めていたものではないかもしれない。それでも、それを手放したら、今度こそ生きていく術がわからない。
多くは語らないキャラクターばかりで、読者はいろんなことを想像しながら読むことになります。今の二人の関係が、ハッピーなのか、アンハッピーなのか、さえ、解釈が委ねられている感じ。
ドキドキしたまま下巻へ。
ひょんなことから同居することになった中城と木内は、朝勃ちからの流れで木内に抜いてもらったりふざけてキスしたりするような描写はあったけれど、適度に距離があってまだ友達の域を超えない関係。
確実に親しくなっているのに木内にはなんだか壁があるように感じて、それがどう拭われていくのか今後の展開が気になるところで終わる上巻でした。
チラリと明かされたバンドをしていた過去のことも、きっとまだ重いモノとして彼の心にあるのだろうし。謎の多い木内が心に抱えている闇は深いのだろうなと予想しています。
彼らの表情や纏う空気感から心情を読み取るような部分が多くて、すごく充実した気持ちになりました。
そして絵柄を変えられたそうですが、人物やお話全体が以前よりグッと大人っぽい雰囲気になり、素敵だなと感じました。下巻も楽しみです。
絵津鼓先生は作家買いです。
信頼感が半端無いです。
今回は自身が体験されたご病気が絡むキャラクターだったのですね。一見明るくてちょっとチャラついた感じのキャラクターだったので驚きました。
私自身そのような病気に今のところ縁がなく、ほぼ決定的な部分まで察することができなかった鈍感な自分に半ば呆れつつも二人が徐々に心を開きあい、お互いに癒しあう描写に涙がこぼれました。
あれ、BL作品ってこんなだったかと読了後は放心状態が続き、また一気に2度読みしました。なかなか世界観から抜け出すことができませんでした。
日常的な世界観にも関わらず、絵津鼓先生の描く優しいキャラクターに溢れた世界は唯一無二だなと思います。
あとは描写がすごく細かくなっている!!という点ですね。表情や仕草などは元々すごくはっとさせられることの多い作家さんですが、BL作品で背景や小道具までこだわって描写されているものはあまり多くないと思うので丁寧で好きです。
この二人は上下巻で完結ということでも十分拍手なのですが、小話でもいいからやっぱりファンとしては今後も見守りたいキャラクターです。
きっとまた読み直す、買って間違いないしの作品でございます!