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待ちに待った下巻です。
上巻ではどうしてリョウと兎太が同棲を始めたかが描かれていました。
そして下巻では何故2人が一年間キスもHも無しのセックスレスになったのかが判明してました。リョウがスパダリになった理由もです。
全ての謎が解けたところで上巻の冒頭のシーンに戻るのですが、上巻との違いはお互いの感情が見えている演出がとても秀逸でした。
途中で兎太がリョウといる為に無理をしていた事と、病んだ思考に陥っていたのが痛々しかったです。
片や30歳で童貞を卒業したリョウは、兎太の様子に気がつく事も無く幸せの絶好調なのです。
やはり思った通りに2人は両思いなのに、どうしてここまですれ違ってしまったか…。
ひとえにリョウが兎太を幸せにしてあげたいって気持ちの暴走なんです。それに兎太が余りにも卑屈だったせいでもあると思いました。
ちょっとリョウが可哀想だと思ってしまったのは、兎太の元カノに協力して貰ったプロポーズの場面でしょうか?あの兎太のセリフは無いと思ってしまいました。
でもこのプロポーズで2人の誤解がやっと解消するんです。リョウが1番に考えているのが兎太の事だというのが伝わって良かったです。
兎太の上司の狸穴さんが何度もナイスアシストしていました。
実家での兎太の窮状に気が付いたリョウがとても男前で、思わずカミングアウトしてしまった兎太のその後のフォローにキュンとしてしまいました。
お互いの気持ちが通じ合ってからのエッチが、色っぽいしコミカルだし最高でした。
上下巻通しての感想とさせていただきます
久しぶりにガチに泣きながら読みました
性的マイノリティーでなくても自分の言いたいことを言えずに相手と関係性を結び続ける人は少なくないんではないでしょうか
好きで結婚している相手だとしても
恋人だとしても
何もかも打ち明けられる人と付き合っている幸福にたどり着ける人がどれだけいるでしょうか
このお話は自分が本当に思っているを言えるようになるまでの1年間を描いています
相手を大事にしたいから手を出せなくなって躊躇する気持ち
勇気を持って誘ってみてもすげなく断られどん底に突き落とされる感じ
セックスは最大のコミニケーションと言いますがそれを封じられたときの関係性の構築は恋人と言えるのか
結婚している人も
結婚したことがない人も
結婚に興味がない人も
いちど読んでみていただければと思います
自分の気持ちを正直に打ち明けて
それを相手だけでなく
社会にも受け止められるんだと思う多幸感
BLの根底が変わってきているのかもしれませんが
こんなふうに変わるのは嬉しいなと思います
上巻のレビュー通りかなり完成度の高い作品でした。BL漫画でのテンプレ的展開ではなく、リアルすぎるわけでもなく、かと言ってあまりに無理筋すぎて萎えるでもなく、絶妙なバランス。
生亀の今から始まり、ダメンズな過去を見せ、高校時代のつながりでドラマティックさも演出、サプライズプロポーズで今なおちょつと抜けてるところも見せつつ努力と成長で倍返し!!兎太の可愛いけど打算で生きててネガティブなところも、可愛いカッコいい性格いいばかりの令和キャラではなくてかなり良い!!キャラブレと感じる方もいそうですが、この多面性こそ人間だなぁと私は思う。
なんでこんなに点数伸びてないのかな?神率の高さが良さを物語っている。幻冬舎セールもきてますので、皆様是非。
作者の、ストーリーの作り方が大好きです。
それぞれが色々な悩みを抱え、考え、ハピエンに向かう過程が、現実的なような、ファンタジーのような。泥臭いようで、キラキラしていて。
続き読みたいなぁ、ハピハピになった2人のその後。幸せになれー!❤️
リョウが兎太とHしない理由をみてボロ泣しました
リョウがどれだけ兎太のことが好きで大切に思っているか、それがしっかり描かれていて、プロポーズの話は大号泣しました。
リョウが頑張っていろいろしていたことに中々気づかない兎太が不器用だなと思いつつ、不器用なふたりが不器用ながら進んで言ってるのに涙が止まらなくて、プロポーズ後に家に行って話すシーンからのHの流れが完璧過ぎました
指輪を嵌めてからの2人がとても幸せな顔をしていて自分も幸せな気分になりました