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雨上がりの僕らについて -そのさき-

amemagar no bokura ni tsuite sonosaki

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表題作雨上がりの僕らについて -そのさき-

真城洸輔
サラリーマン,高校時代の親友
奏 振一郎
出版社勤務,高校時代の親友

その他の収録作品

  • 最終話(コミックス描き下ろし)
  • あとがき(カバー下)

あらすじ

『雨上がりの僕らについて』待望の続編!

親友から恋人同士になった奏と真城はいよいよ念願の同棲を開始。
二人の家での新しい生活を満喫する。
そんな中、奏が家族にある隠しごとをしていたことが明らかになり…。
さらには、二人で帰省することに。

雨が上がったそのさきの、幸せの形とは――。
最終話はコミックス描き下ろし。

作品情報

作品名
雨上がりの僕らについて -そのさき-
著者
らくたしょうこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
comicPOOL
シリーズ
雨上がりの僕らについて
発売日
電子発売日
ISBN
9784758017558
4.7

(141)

(113)

萌々

(20)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
669
評価数
141
平均
4.7 / 5
神率
80.1%

レビュー投稿数11

あー…いい……

雨上がりの僕らについて の続編です。
既刊を読んでいたほうがいいです。
これだけだとグッとくる度が100%ではないです。

既刊では、2人が付き合って、攻めの家庭環境問題がメインでした。
今回は同棲から始まります。
いやー幸せはじまりにほっこりました。
最初はラブラブ、でも仕事とか、生活をしていくにつれ不満は出ます。同棲あるある、同居あるあるみたいな不満で共感できます。

仲直りの仕方はなんかドラマっぽいですが、今回のメインは受けの家庭環境と攻めの家庭のその後、です。

受け側の家庭環境は普通の感じなのかな?と勝手におもっていましたが、やはり父から男はこうあるべき!という考えをプレッシャーに感じて苦しかったんですね。
でも母と妹がとてもよいキャラでナイスフォローのまさに家族でした。そして父もまたひとりのただの人間…
帰郷をきっかけに避けていたカミングアウトができて、しかも理解もしてくれていて、ええ家族ですよ……。

攻め側家族も家族のかたちがいい感じになってきました。ちょっと病み気味の母でしたが、努力したり、おばあさまのフォローもあったり。

終始ジーンときちゃいます。

同棲→喧嘩→仲直り→帰郷→カミングアウト→2人の結婚観(家族観)
どの内容も自然で、2人らしくてとてもよかったです。

以前の攻めにあったほの暗さ部分がとっぱらいになって素直に感情を表現するのはキュンとします。
それもこれもそれを受け入れる側も素直だからですね。

かわいい…こんな2人、応援しないわけないです。

お似合いの2人、これからもお幸せに。

10

そのさきは希望に満ちている

『雨上がりの僕らについて(2)』の続編です。

サラリーマンの真城 洸輔くんとサラリーマンの奏 振一郎くんのお話。

高校卒業後から音信不通だった真城くんと奏くんが偶然再会したところからお話が始まった1巻。
あの頃は言えなかったお互いの気持ちを伝えたことで2人は付き合い始めました。
2巻では、まだまだ手探りでお付き合いをしている2人の元に真城くんのお母様が訪ねて来たことで大きな局面にぶつかります。
しかし、本音で話し合った2人が問題に向き合い、より強い絆で結ばれました。
今作は、その続きになります。
とうとう念願の同棲を始めた真城くんと奏くん。
しかし、考えが異なる2人の生活は楽しいだけじゃありません。
日常の些細なことが積み重なり、喧嘩をしてしまうことも…。
でも、ちゃんと反省し、お互いの好物を用意して仲直りが出来る。
「少しずつ2人の形を作っていこうな」

いや~、続編が読めて感無量です。
奏くんが抱えていた問題に言及した今作は、今までの流れを損なうことなく、真城くんのお母様をも救済する素晴らしいお話でした。
らくたしょうこ先生の丁寧で可愛い絵柄と細やかな心理描写で作品の世界観に入り込めるだけでなく、キャラクターの個性と立ち位置を大切にされ、悪者を作らないストーリー構成に感服です。
イチオシは、“2人の形”を導き出したラストのエピソード♡
読後は、多幸感に包まれることを保証します!

前半は、新生活をスタートさせた2人は喧嘩しながらも少しずつ仲を深めますが、奏くんに掛かってきた電話を真城くんが出たことである事実が判明します。
後半は、帰省を兼ねて地元の同窓会で楽しい時間を過ごしますが、その帰り道で予期せぬ展開に…。
ここからは、本編をご覧ください。
奏くんが背負ってきた苦しみと葛藤に正面から挑みます。
そして、真城くんにも進展がありました。
仕送りしていたお金を返された真城くんが選んだ使い道とは?

当て馬は…今回は、奏くんのお父様ですかね。
言葉が少なく頑固ですが、実は子供のことを真剣に考えています。
脇キャラでは、それぞれの家族、高校の同級生、奏くんの同僚が登場します。
とくに、奏くんのお母様が良かったな。
息子の様子を察知して本を購入していたんですね。
妹の結衣ちゃんも味方になってくれて嬉しかったです。

Hシーンは、コミックス描き下ろしになる最終話にあります。
ほぼ2コマのエロ…しかも肩から上しか描かれてない(笑)
…が、2コマなんだと侮るなかれ、エロさと愛しさがギュッと凝縮されています。
うーん、らくたしょうこ先生の表現力の高さに唸ってしまいました。

描き下ろし『最終話』
藍沢さんと新島さんの結婚式も素敵でしたが…この後が必見です!
5話までしか掲載されていないpixivで満足せず、ぜひ最終話まで読んでいただきたい。

――これから先何があっても隣に入る人が変わらないのは心強い
全てが順風満帆とはいかないけれど、少しずつ前に進んでいる2人。
雨が上がった「そのさき」にある幸せは2人で作っていく。
いつか、お互いの家族や友人にも祝福されて欲しいな。

陽だまりのようなピュアな大人のラブストーリー。
少しでも気になっている方は、1巻から併せてお読みいただくことをおすすめします♡

5

じんわり幸せになれる

既刊からずっと追いかけてました。やっぱりこの本も良かった。
この作品、BLの中では起伏とか派手さはないんです。だけどそれが良くて、とても身近に感じられるといいますか、本当にこういうカップルがいて、その日常を覗かせてもらっている気分になる作品です。
この巻から同棲しているんですが、同棲ゆえの衝突も微笑ましくて可愛いです。
お互いに悩みを抱えていますが、文字通り二人なら乗り越えられるという姿に涙。
ラストもすごく素敵な終わり方をしています。
露骨ないやらしさが全然ないので、BL好きだけどエロが苦手な人にも読めると思います。

4

幸せになって!

雨上がりの僕らについての続編という事で、発売日楽しみにしてました。
pixivコミックで読んでいたので、描き下ろしが目当てでしたが、描き下ろしまで読んで欲しい作品なので、pixivコミックで読んで刺さった人は、購入して読んで欲しいなって思います。

ーそのさきーの前半は、同棲した2人の喧嘩やすれ違いを、衝突しながらすり合わせていく、同棲したばかりのカップルがまず乗り越える壁みたいな話で、微笑ましかったです。
喧嘩してたのに、帰りが遅くなると心配し、おかえりはちゃんと言ったり、お互い好物を買ってくるのが、相談してないのに一緒で、なんだかほのぼのしちゃいました。

後半は奏と家族についての話でした。
既刊では、真城の母親との確執がありましたが、今回は奏と父親の話でした。
よくありがちな頑固親父ですが、親の敷いたレールから外れる奏の苦悩も、自分の思う幸せをつい押し付けてしまって、それが当たり前ではない事に思い至らない父親も、どっちの気持ちも分かるだけに苦しいです。
母親と妹が良き理解者で、喧嘩別れになりそうだった所をアドバイスしてくれて、2人少しずつ歩み寄る事が出来て安心しました。

ちょっと後ろ向き気味な奏に、真城の明るさが染みるというか、5話のラストの2人のシーン、うるうるしました。

それからの描き下ろしの6話ですよ!
真城のサプライズ!2人で幸せになって!と願わずにいられません。
描き下ろしのボリュームもありますし、見てもらいたいなって思います。

4

ウルっと来てしまいました

同棲生活を始めた2人、幸せそうな笑顔にホッコリしました。呼び方も洸輔と振一郎とぐっと恋人らしくなっています。

嬉しい事ばかりでなく一緒に暮らしてみて初めて分かる事もあり…相手の嫌な面も見えて来るわけです。

そんな時に振一郎の妹からの電話をとった洸輔は、振一郎のついた嘘を知ってしまい…というお話てした。

大雑把な洸輔と几帳面な振一郎が、ぶつかって、喧嘩して、話し合って、仲直りしてやがてしっくり来る様子がとても良いです。

夏休みを利用して2人は一緒に帰省するのですが、酔っ払ってキスしようとしたところを振一郎の父親に目撃されてしまいます。

洸輔の母親が親になろうと頑張ってる様子、振一郎の父親が良かれと思って来た事が覆されて落ち込む様子、それでも家族としての絆がそこにはしっかりとあって…。個人的に洸輔の母親の手帳にウルっと来てしまいました。

帰省した事でお互いの大切さを再確認した2人、そして良き理解者になった同僚の藍沢さんと新島との結婚式の日、帰宅した振一郎にサプライズを用意してた洸輔に胸キュンでした。

2人のセックスは全然エッチじゃないし、全然派手なお話しでは無いのですが、この2人の話を定期的に摂取して行きたいと思わせる何かがあるんです。

2

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