電子限定描き下ろし付き
王道的な年下献身わんこ攻めストーリー。
そして、この「わんこ」が文字通り本当にわんちゃん/オオカミ族だった、という人外BLでもあります。
主人公の大学生・アキラはオオカミ男の末裔。
一族は、男性だけ満月の夜変身する。が、成獣になればコントロールできる、という設定。
アキラはまだコントロールできず、それどころか小さな子オオカミになってばかりで父親から未熟だと注意されています。
そんなアキラが、全身傷だらけのゲイデリヘルのキャスト・万里と出会って…
…というストーリー。
この万里のバックグラウンドが不憫。
アキラに対しては初めはもちろん恐怖。その後もどうせ体目当てとか自分なんかとか。
言いながらも、いつも誠実に寄り添ってくれるアキラに惹かれていき…
…と、あとは順当に進んでいくわけですが。
万里と向き合っていくうちに、いつの間にか成獣として成熟していくアキラの成長物語でもある。
万里はアキラの尽力でデリヘルから抜け出せて良かったね。
アキラの家族とかデリヘル会社の人はうやむやなのは、まいっか。
とにかくアキラがいい子。人間型はかっこいいし、オオカミ型はモフモフ可愛い。
性格もいい。DTだったのにエロもいい。
万里は設定が悲惨でした。幸せになって良かった良かった。「萌」で。
「ラズワルドは王にしか輝かない」を読んで螺子じじ先生の作品をもっと読んでみたいと思って購入しました。
ちょっと万里の生き方が痛々しかったです。てっきり親の残した借金がまだあるのかと思ってましたが、無くなっても他の生き方が出来なくて惰性で続けていただけでした。
アキラが一生懸命に声を掛けて一緒に居ることによって、やっと思い直して違う道を歩いてくれてホッとしました。
親の借金の形にウリをさせられるとかかなり古くさい印象を受けましたが、去年発売されたコミックスだということに驚きました。
恋をしてセックスをした途端に狼として幼獣から成獣になったのは面白かったけど、もっと一族についてとか万里の匂いについても深掘りして欲しかったです。
あらすじは先達の姐様方にお任せして、感想を。
真っ先に出てくる感想がこれかいって話なんですが、いやもう、攻様のオオカミ姿が可愛すぎてやばい。
コミカルなシーンのコロコロ毛玉なオオカミ姿も、シリアスなシーンの凛々しいオオカミ姿も、どれもめちゃくちゃ可愛くて最高。
個人的に、序盤の(すごい優しい)のきゅん♡と、中盤のお父さんをガブガブしてるコマがベストもふもふです。
動物が可愛いと言うだけで既に萌評価確定でしたね……。
攻様は、オオカミなだけあって、一途なワンコタイプ。押すべき時にはしっかり押すタイプな子で、オオカミ男の家系に少し複雑な思いを燻らせていたものの、圧倒的光男子。この子がいたら安泰だな感がすごい。
受様は、自己肯定感激低で捨て鉢気味に被虐を受け入れている人で、自己確立が難しいながら、攻様にはツンツンするって言うなかなか難儀なお人でしたが、築き上げたバリケードをほろほろと崩してくれる攻様に心を開いた途端デレが溢れるのが良かった!
本編では、性的な面で攻様をリードしていた受様が、巻末漫画では主導権をとることが出来ずにめろめろにされてしまうようになったところが二人の関係性の進展!て感じで好きです。
はー、空きページの挿し絵のもふもふもめっちゃ可愛かった。おっきくなったもふもふももっと見たいなぁ。
モフモフワンコ攻めに癒されました~(꒪ˊ꒳ˋ꒪)ꕤ*.゚
獣の血を引く大学生のアキラは満月の夜にオオカミに
変身してしまうのですが、その変身後の姿が狼というよりは
犬に近い見た目でぬいぐるみのようにふわふわで丸っこく、
つぶらなおめめが愛くるしかったです!
もうモフりたくて、辛抱たまらん状態でした♡
本作はそんな一途なオオカミ男の末裔のアキラと
薄幸のデリヘルボーイ・万里の救済と恋を描いた物語でした。
今回が初のコミックスとのことですが、
どこかアンニュイな雰囲気を纏う絵もとても綺麗だし、
ストーリーもファンタジー設定がうまく日常に溶け込み、
無理なくまとまっていて最後まで楽しく読みました♪
万里の過去や現在の状況が悲惨で、不憫受けの部類に入るものの、
蓋を開けてみれば結局は万里自身の気持ち次第な部分が大きく、
思いの外あっさり救済できてしまい救済BLとしてはソフトな印象でした。
ストーリーはコミカル半分シリアス半分という感じでしたが、
毛玉ver.のアキラが出てくると場の雰囲気が一気に和みました(笑)
ちょっぴり強引なところもあるけれど、万里から拒まれても
見返りを求めることなく懸命に尽くすアキラがとにかくいい子で、
癒しの塊でした。
それだけに頑なで中々落ちない万里にじれじれしっぱなしでした。
初対面時からバチバチに敵意剝き出しで、それでもめげることなく
献身的なアキラに絆されていくものの、素直になることができずに
幾度となく傷つけてしまいます。
だけど、本当はその内側はとても繊細で泣き虫で甘えたな人でした。
万里が他人にうまく甘えることができないのは、子供のうちに
親から捨てられ、ずっと一人で生きてきたからなんだろうなぁ。。。
そう思うとなんだかすごく切なくて、不憫でした。
でも、だからこそ、一度心を許すととことん無防備で、甘えたで、
もはや別人レベルのツンとデレのギャップの威力がすさまじく…
素直に甘えてきたり、自信なさげに初々しく誘おうとしたり、
デレまくる万里にときめきが止まりませんでした(*´˘`*).。oO
ただ、結構ギリギリまで万里が素直になってくれなかったので
イチャ甘が少なめで…贅沢を言うならもう少し堪能したかったです!
前半での獣型はまるで子犬のような姿をしていたアキラですが、
万里と出会い、一緒に時間を過ごすうちに成獣へと育ってゆきました。
つまり、成獣へになるためのキーは恋愛経験値、ということだったのかな?
あと、個人的に気になったのが万里の働くデリヘルのオーナー。
万里の理解者っぽいけれど、万里が大怪我をしたのにもかかわらず
早々に復帰を促したり、アキラに惹かれている万里に対して住む世界が違う
発言をして水を差したり、最後まで良い人なのか悪い人なのか、立ち位置が
良くわからない人でした。
かかわり方がもう少し違えば二人の恋のキューピッド役を務める
魅力的なキャラにもなれそうだったので少しもったいない気がしました。
今回はオオカミ男の末裔の大学生と
怪我の絶えないデルヘリボーイのお話です。
2人の出会いで互いが今までの自分を変えていく本編と
本編後の2人の続編短編を収録。
攻様は満月の夜には狼姿になるオオカミ男の末裔です。
人並み外れたオオカミ男の嗅覚や聴覚は
普通の大学生には不要で不便なモノでしかありません。
成獣になれば満月の影響を受けなくなりますが
20才を過ぎても成獣になれない攻様は
精神が未熟だからだと父親に説教される始末です。
攻様だって成獣になりたくないと思っている訳ではなく
ある満月の日も父親の説教を振り切って家を抜け出すと
先日も街中で嗅いだイイ匂いを嗅ぎつけます。
この匂いを発する男性こそが今回の受様です♪
受様は先日も血の匂いを漂わせていましたが
今夜も怪我をしたまま公園のベンチにいました。
隠れて覗いていた攻様を見付けた受様は
迷い犬だと思った攻様をペット厳禁だと言いながら
自宅マンションに連れ帰ってくれます。
受様は攻様を優しくなでながら
明日の朝を楽しみだと眠りにつきますが
翌朝人間に戻った攻様は受様に何も言えずに
抜け出す事になってしまいます。
受様の事が気になっていた攻様は
その日をぼぉと過ごした挙句、
友人達との帰り道で受様の匂いを感じると
ダッシュで匂いの元に賭けていきます。
そして見つけた受様はホテルの廊下で
スーツ姿の男性と何やら揉めていて・・・
攻様は受様を助けようと割って入ったのですが
なぜか「これで借りはチャラだ」と押し倒されて
強制的に脱童貞されられてしまい!?
雑誌連載作をまとめての書籍化で、
20才を過ぎても成獣になれない攻様と
身体を使う仕事から抜け出せない受様の
恋物語になります♪
攻様はまだ学生のうちに
父親の借金返済の為に風俗に落とされたため
返済後も風俗の世界から抜け出す術を知らず
加虐趣味の客相手に怪我が絶えなかったのです。
最初は訳有もふもふの攻様が
受様に懐いていく感じのふわゆるかなと思っていたら
攻様の背景がけっこうハードで
どうなることかとハラハラでしたが
攻様の一途な想いが届いてのハピエンまで
楽しく読ませて頂きました (^-^)v
描きおろしで受様が"年上の矜持"で
攻様をメロメロのとろとろにしようとしたのに
完敗しちゃうところが実に美味しかったです♡
カバー下にキャラクタープロフィールと
後日談短編とあとがきが収録されています。
忘れずにペラッとしてみてくださいね。