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表題作あかないとびら

薄井・大学時代の先輩
升岡・大学時代の後輩

同時収録作品みにくいアヒルと王子様 / 王子様の恋人は

立花 大学生・ドS王子様
田山 大学生

同時収録作品冷たいさびしがり

村岡武生(26) 刑事
西島尚(39) コンビニ店員

その他の収録作品

  • 合わない鍵【表題作シリーズ】
  • あかないとびら 番外編
  • あとがき

あらすじ

大学時代、ゲイだと噂される後輩がいた。そいつが俺のことを好きらしいと聞き、俺はそいつと距離をとった。男のくせに俺を好きになるマヌケ野郎を俺が好きになるはずがない。だから…、もう二度と会うことはないと思ってた―!?
鬼畜でオレ様な先輩とエッチな妄想で頭がパンパンの気弱な後輩の恋を描いた表題シリーズ他、描き下ろし番外編も収録した待望の麗人セカンドコミックス!!
【出版社より】

作品情報

作品名
あかないとびら
著者
鈴木ツタ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812467060
3.6

(128)

(40)

萌々

(28)

(45)

中立

(10)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
40
得点
457
評価数
128
平均
3.6 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数40

急展開にビックリ

ツタ先生作品初読みです。
単行本2作目なんですね。

短編3本。
どのお話も、設定とキャラがわかる導入部がおもしろくて、この先どうなるんだろうとワクワクして進むと…即始まって少々ビックリしました。

最初の2本は、いきなり攻めがどS、受けがどMになるのも驚いた。

「冷たいさびしがり」も意外な展開でおもしろい。
予想していたのと攻め受けが逆で。
イケメン西島の受けが色っぽくてよかった。
武生のリアクションや咄嗟に出る一言もツボ。
武生がまさかの刑事さん。
武生の申し出にあっさり乗る西島。
西島がいろいろ出す条件に「試されてる?」と言いながら全部飲む武生が潔くて気持ちよかったです。

さあ、これからツタ先生作品を続けて読みます〜。

0

案外糖度は高くないところがいい

◆あかないとびら(表題作)
 後輩の升岡が無意識にフェロモンを出して男を誘ってしまう健気系のキャラだったので、Sっ気のある先輩の薄井には丸め込まれるばかりなのかと思いきや、頭の中では先輩に手を出してもらえることに大喜びしている、というギャップが面白かったです。無理矢理奉仕させられることすら、彼にとってはご褒美のようなもの。さらに、挿れられるなんていうのはもはや天国。先輩好きさに振り切っている彼の頭の中を読めるのが楽しかったです。薄井は最後まで甘さは見せてくれないけれど、こういう終わり方も最近はあまり見ないので、新鮮でした。読者の好きなように想像すればいいんだと思います。

◆みにくいアヒルと王子様 / 王子様の恋人は
 明るくて常に穏やかな口調の王子キャラ・立花が、実はそういう雰囲気になるとぐいぐい責めてくるキャラでした、というこちらもギャップが素敵な作品でした。普段は突っ張っている田山がすっかり押さえ込まれてしまい、立花の毒牙にかかっていく様子は王道だけど、やっぱり萌えますよね。長編なら立花が田山に毒気を抜かれるシーンや、彼に何らかの影響を受けて絆されるシーンなんかがありそうだけど、短編だからかほぼ立花が優勢なまま終わったのもキャラが一貫していて良かったです。

0

虐めたがり達

3CPで一冊です。どれもキャラクターがいいのに、これからってところで終わってしまうのが残念。

表題◾︎薄い(先輩 微サド眼鏡)×升岡(無自覚誘惑小動物系ゲイ 後輩)
フェロモンとか日常で素で言ってる人がいたらドン引きですけどここはBL漫画の世界

大好きな人にはかなりハマる設定だと思います。自分は小動物系というか平凡受け萌がないので、そこまでなのですが、面白かった。
升岡が初心な小動物属性のみだったらそこまでなのですが、先輩の事が大好きでエッチな意味で先輩に奉仕したいと思ってるのが非常に良いです。先輩のを口でしながら「女なら抱いてもらえるから●●●欲しい」とか思ってる変態なんですよね〜

◾︎立花(サド王子 大学生)×田山(大学生)
◾︎村岡(26歳 刑事)×西島(39歳 美形コンビニ店員)

※電子書籍ebook 修正薄め

0

ギャップ萌え?

なんでしょう?
ギャップ萌え?
とにかく、ギャップのあるキャラが多かったです。

表題作「あかないとびら」は、攻めの薄井はSです。
まぁ、こちらは予想できる展開…。
しかし、受けの升岡は大人しくて控えめ…と思いきや、心の声はエロエロです。
薄井に色々したいしされたいし…。
このギャップは凄かった!

「みにくいアヒルと王子様」は、王子様と言われている攻めの立花が、実は意地悪なドSでした。
これも衝撃!

「冷たいさびしがり」は、攻めの誠実そうな青年・村岡が刑事で、受けのモデル並みのオーラのあるコンビニ店員・西島は、生活力ゼロで売りまでしています。
しかも、西島39歳…!

とにかく、ギャップがあり驚かされる人が多かった。
でも、私はもっとラブラブな話が読みたかった…。

0

反応してるよ、先輩が‼︎ 好きです‼︎ 対になった表題作はアイロニー。

鈴木ツタ先生の作品の中では、今のところ一番好き♡
薄井先輩がカッコいいのも良いし。
表題作の「あかないとびら」が薄井視点。続く「合わない鍵」が升岡視点という。
アンサーソングの様な。対になっていて。
一見、無自覚そうな升岡のフェロモンに抗えなくなった薄井先輩が、翻弄されていくお話かと思いきや。
升岡の『少しくらい変に思われたって、構わないんです。』と、結構チャンスを逃さない、
その貪欲さ。『あーーー辛抱たまらん』と、先輩とのアレコレを一生のオカズにするんだという…。
無自覚天然受けと見せかけて、なかなか大したモノです。
ドS風の先輩でしたが、結局は落とされている。
むしろ先輩のが、無自覚天然ちゃんではなかろうか。というのが番外編にて明らかに。

同時収録の『みにくいアヒルと王子様』『王子様の恋人は』も対になっていて。
初めての恋にジタバタとしている田山に嗜虐心が湧いて、王子様に似つかわしく無いほどのドSっぷりを発揮する立花だったが。必死でジタバタして、泣いて、怒っている田山に、結局は翻弄されてしまう。王子様だとチヤホヤされて来た彼にとっても、心が揺さぶられた初めての恋だったのだ。っていうね。立花が王子様と言われる程にはルックス的にカッコ良く無いのがちと残念。完全に好みの問題だと思うけどね。

もう一つは、「僕の知るあなたの話」に出ていたカップルの数年後の話。あの養子縁組していた彼は西島さんに先立たれ、二人で住んでいたマンションを汚部屋にしてしまい。
朦朧とした眼をしてウリをやっている。
けれどまた。刑事と出逢い、新しい恋をする。彼が愛する人を亡くしてからの事を思うと、苦しくて泣きたい気持ちになる。今度の彼は若いから、どうか長生きしてくれよ、とも思う。
ビターな恋の物語。

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