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表題作運命のつがいは巡り逢う

本宮嗣敏,高校生→「EXC」の代表,25歳
来栖佑月,高校生→研究所の事務局長,25歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

特別なオメガの佑月は『必ず高級アルファを産むことが出来る』という躰の秘密を隠して生きてきた。学生の頃、アルファのふりをして、片恋のまま肌を重ねていた同級生の本宮にだけは、オメガと知られたくなくて逃げ出したはずが、8年後、再会してしまう。避けても、常に目の前に現れる本宮。制御できない発情は、甘い匂いで二人を翻弄する。本宮から押し倒され、佑月は激しいセックスを受け入れるしかなくて……。エリートαと特別な秘密のΩの、一途な想いが番へと導く再会愛!

作品情報

作品名
運命のつがいは巡り逢う
著者
義月粧子 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866695310
3.4

(25)

(7)

萌々

(5)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
8
得点
80
評価数
25
平均
3.4 / 5
神率
28%

レビュー投稿数8

さらっと

時々、こんにゃろーー!!ってくらい腹ただしい俺様攻めと遭遇してしまうのが義月作品だと思っていますが、許容範囲でした。
そんな許せない俺様攻めと遭遇してしまう可能性があるにも関わらず、ついつい手にとってしまうのは受けが好みなことが多いんですね。
凛としていて芯があってしっかり物申すことができる大人の受けというんでしょうか。
この作品の受けも、非常に有能かつ芯があるお方で好みでした。

αかつ御曹司であることを鼻にかけたクソ生意気な小僧が登場するんですが、うろたえることなくしっかりと釘をさす事ができてて痛快でした。

二人の恋愛描写にかけては、可もなく不可もなく……というんでしょうか。
義月作品の攻めにしてはまぁ配慮があったほうだと思いますが、それでもそんな重要な事は自分ひとりで決めずに受けにお伺いたてろよ!ってところがあり、まぁそれがないとすれ違い&勘違いも生じないので仕方ないかなぁ……とも思ったり。

「溺愛」「スパダリ」属性にチェックが現時点入っていますが、スパダリとは感じなかったし、溺愛ってほどでもないような……。
溺愛&スパダリ属性なら、まず受けを不安にさせないと思うんですよね。
こいつは言葉が足りないから、結果的に受けを放置&勘違いさせてしまって心痛めさせてる始末。もう〜!!なにやっとんじゃ!と思いました。

というわけで、個人的には溺愛&スパダリ認定はしておりません。










αオメガというオメガバースの発展形が用いられていましたね。

0

内容よりも・・・

二人が仕事で再会した時に二人の仕事内容の説明が一切なく、それでも仕事関連の話は続き、なんか内容よりもそういう説明がないことが気になりました。
いったいこの人たちの仕事は何なのよ。
ほんの1行入れればいいことだし、人に読んでもらうなら基本では?

二人とも家は名門?お金持ち?なのはわかったけど、そのあたりの背景の説明もなく、話は続き・・・。
そのあたりにもやっと来て話の世界に入れなかったです。

0

設定は面白い

オメガバースも作者さんによって様々な変性を遂げて独自の設定が生まれてとても面白いなと感じています。
αオメガやデュアルなどの設定、家族構成なども丁寧に作り上げていて説得力があり、違和感はありません。

ただ、ストーリーとしてはそれほど珍しい要素は感じにくい。悪く言えばありきたり。王道な展開にオメガバースの設定が乗っかったという感じ。
確かに、αオメガというカードが最後に効いては来るんですがインパクトに欠けていまいちかなと。
キャラクターは魅力的で挿絵も美麗で、目の保養です。性描写も丁度バランスが良い感じ。
サクッと読みやすい王道ではあるけれど、特に印象に残るものではなかったかなーと。
ただオメガバースの亜種としてバースものにハマっている方には問題なくおすすめできる作品です。

0

αオメガ

オリジナルバースルール
デュアルxデュアルから生まれたαオメガは外観がαの、Ωで、特殊。
バース・カーストの頂点。
世界中の王族や富裕層が探し求める希少種、誘拐事件も多い。

佑月:αオメガであることを隠して育った美貌の主人公。
遊びと割り切れない、しつこい本宮が恐ろしくて、本宮から逃げるために高2で英国に留学。
8年ぶりに本宮と再会。やっぱりなぜか気になる。

本宮:デュアルα。
祖父が決めた許婚が居る、一族の後継者。
遊び相手とは、二回ねない主義だけど、佑月には何度も会いたくなる異例。
再会した佑月を逃がすまいと必死。

・・という展開でとても面白い、
でも文の言い回しが幼くて、
大人っぽい美麗な挿絵に敗けている感が否めなかった。
面白かったけど、文章がちょっと気になりました。

0

揺れる心が切ない

同級生でααタイプのアルファ(デュアル)本宮嗣敏と希少なαオメガの来栖佑月。高校時代に関係を持った2人が、時を経て再会し…というお話。

危険だと認識しつつも本宮に強烈に惹かれていく佑月。発情が始まると同時に距離を置いたのは正解だったと思う。それなのに再会して、また関係を持ってしまうとは…。
佑月は冷静に分析してるし、どうしたらいいかも解ってる。けど、とうしようもなく惹かれるんだろうな。
本人も相当悩み苦しんでて、涙が出そうだった。

また本宮がモテるし、本気が見えないから質が悪い。佑月を排除しようとする者も現れるし、しっかりしろ!と言いたかった。
誤解がとけて、想いが通じた時にはホッとしました。そこでやっと本宮の本気が見えたけど、喋りが上手いんだからもっと言葉にしろ!って思ってしまった。
これからは本当に佑月を大事にしてほしい。

対する佑月は戸惑い悩む姿美しく、仕事はできるし、ここぞって時に凛としててかっこいい。つがいだから惹かれたのは勿論だけど、佑月のかっこよさに惹かれた部分もあると思う。
佑月がリードして幸せになってほしい。

小山田先生の描く2人がかっこよくて美しく眼福。恋の醍醐味を味わえて楽しかった。

1

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