恋じゃないなら愛かもね

koijanai nara aikamone

恋じゃないなら愛かもね
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×212
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

93

レビュー数
9
得点
84
評価数
21
平均
4 / 5
神率
28.6%
著者
海野幸 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
たつもとみお 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525643

あらすじ

結婚相談所勤務の信彦は、所内で「結婚できない男」と評判の黒川の担当になる。強面で横柄な黒川に最初は絶望するものの、親身にアドバイスを重ねるうちに彼の意外に素直な一面を知り……?

表題作恋じゃないなら愛かもね

黒川 正人、33歳、建築会社社長子息
桜庭 信彦、28歳、結婚相談所アドバイザー

その他の収録作品

  • 一生もののお約束

レビュー投稿数9

タイトルなし

作家買いです。
発売前 表紙見た際、
これめちゃくちゃ私の好きそうなやつかも?!と期待しすぎたのかもしれません。

話の展開や設定もありきたりかなぁ、と…
個人的に受けも攻めも特別好き!って感情が湧いてこず… 。。
現代物で普通(?)の作品が読みたいーって時には安心して読めるかなぁと思います。
辛口すみません。

2

結婚相談所での出会い

結婚相談所ナンバーワンの担当アドバイザー桜庭信彦(受・主人公)の前に、「デート2回目はない」で有名な相談者の黒川正人(攻)が現れて、というところからのスタートです。信彦視点オンリーですが、読者も信彦と一緒に黒川の心情を探っていく感じが良いです。黒川の相談に乗りつつ、信彦の悩みも解決していくストーリーがスッキリしてて読後快適です!

たつもとみお先生のイラストは可愛らしくて、黒川の強面が不愛想レベルになってしまいましたが、イラストを補う以上に海野先生の本文が怖いと強調されたのでその辺りはOK。ただ、黒川が日本酒を注いでる挿絵が妙に気になりました。あんな高いところから注ぐ人いるの?丁寧に描かれてるのにちょっと惜しかったです。

3

暖かい

海野先生買い。通常運転、登場人物が皆さん暖かいんです・・・だから好き。圧倒的な何かがあるわけではなかったので萌よりの萌2にしました。強面の攻めがお好きな方でしたらめちゃハマると思います!雑誌掲載の本編150P弱+その続き100Pほど+あとがき。

紅茶の国の王子みたいなキラキラ風貌なんだけど、恋人からは「どうせお前だって二股かけてんだろ」などとこっぴどくフラれてばかりの信彦。せめて人の幸せをと、心をこめて結婚相談所の相談員を勤めています。ある日所長から依頼されたのは「どうやっても2回目のデートに進めない」という難関物件で・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
枝元(やっかいなクライアント)、相田(ゲイ仲間)、藤峰(攻めに紹介する♀)、受け家族、攻め祖父(怖い。任侠?(笑))ぐらいかな。

++ 好きだったところ

攻めが職業ヤさんと見まごう圧のある方。海野先生のお話で時折そういう攻めさんが出てきますが、この方はご実家が何代か前まではガチのヤさんだったところで、お祖父様、お父様の3人で並ばれたらたぶんチビるレベル(爆笑)。普通デートにまっ黒スーツ着ていく?????怖いよう(笑)でかいし顔面怖いし、あんまり付き合わされる側のことを考えたデート先じゃないし、そりゃ二回目進めんわと思う方。でも受けさんのアドバイス(必死になって声を絞り出してます)をちゃんと聞き入れ、改善します!まっすぐなんだと思います。

受けさんの面白いところは、すごく惚れているのになぜか信じてもらえず「一体何が狙いだ?!」的に言われてフラれるところ。酷いあんまりだw 自分はうまく行かないんだけど、誠心誠意アドバイスして、担当している皆さんに幸せになってもらおうと頑張るんですよね。いい方だ。家族にも申し訳ないという様子で、ちょっと寂しがっている様子がめちゃ沁みました。最後攻めに「とっくに一生ものです」と告げるシーンは、ほわーと温かく幸せな気持ちになれて良かったなあ。

ほんわり沁みる幸せ話、強面攻めが大丈夫な方限定でおススメしたいと思います。

3

ハイスペック男子の婚活事情

今回は社長令息の現場監督と
結婚相談所のアドバイザーのお話です。

祖父の命で婚活を始めた攻様が受様の恋人になるまでと
攻様の祖父が婚活を始める続編を収録。

受様は生粋の日本人ながらはっきりとした目鼻立ちで
少し日本人離れした雰囲気を放つ美青年です。

受様は結婚相談所でアドバイザーをしており
その美貌と優しく親身に寄り添ってくれることから
担当した女性がストーカー化してしまった事もあり
現在は異性の担当はお断りしています。

受様の容姿は私生活でも面倒ごとや誤解を生む事があり、
それは恋愛面において陰りともなっています。

受様の恋愛対象は同性なのですが
真面目にお付き合いしているのに遊びとされたり
親切にするのは何か裏があるのでは?と疑わたりで
長続きしないのです。

そんな自分が結婚を目指す相談者にとって
良いアドバイザーなのかと悩む事すらあるのです。

そんな受様が所長の命で
1度も2回目のデートに進めない男性の担当となります。
彼が今回の攻様になります♪

攻様は建設会社勤務の現場監督をしていますが
勤務先は祖父が起こした会社で父が社長、
結婚歴、離婚歴ともになく、年収も良く

このプロフィールでお断りが続くなら
とんでもない欠点があるとしか思えません。

受様は構えて攻様と初面談するのですが
攻様は体格が良い上にスーツもコートも全身まっ黒、
眼光鋭く見据えてくる威圧感はまるで
ヤの付く職業と言われても信じてしまいそうです。

果たして受様は攻様を成婚させられるのか!?

雑誌掲載のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
婚活の為に結婚相談所を訪れた攻様と
その担当となった受様のラブコメディになります♪

結婚相談所の所員と利用者の恋物語って
利用者側が先に所員に惚れるパターンが鉄板で

惚れられた社員側がどう自覚していくのかとか
軌道修正しようとするのにままならない展開に
萌えるパターンが多いように思います。

本作の攻様は入会はしますが
今までの担当者の改善策を受け付けなかったようで
受様は初面談から大苦戦の予感しかしません。

相手に寄り添う事を信条とする受様は
少しづつ攻様の話を聞いていく事で攻様事情を知っていき
攻様も受様の苦言も受け入れてくれるようになります。

そんな2人受様と仲の良いゲイと元の接触したり
攻様の初恋らしい女性会員が現れたりと
それぞれにとって相手を意識する刺激があり

お互いが相手の手を取るまでハラハラ&ドキドキ、
とても楽しく読ませて頂きました。

描き下ろしの続編は
それぞれの家族との関りが絡むお話でした。

攻様の家族はある意味ドライな関係ですが
孫の恋人を知った祖父が相談所に入会した事で
受様は自分の家族との関係を変えていく展開が
とても良かったです。

4

書き下ろしが良かった

一定レベル以上の作品を書き上げて来る海野幸先生には、毎回期待しながら本を予約してるんです。

今回は試し読みした上で購入する筈なかったこちらをコミコミさんで追加予約しました。
最近では結婚相談所のアドバイザーと会員という設定は、BLでもさほど珍しくも無くなって来ました。

そういう意味では黒川というキャラは今までにない面白さがあったと思いました。ただ深く相手に関わってしまうのは、既に信彦が恋に落ちるセオリーを踏襲しているのは間違いなく、その点はありきたりだったかなと思いました。

信彦がゲイだとバレる経緯は想像通りの人物がキッカケでした。
だからこそ黒川の態度が変わらずに、信彦が更に惹かれる理由も自然でした。アドバイザーという仕事を必死でこなしながらも、黒川が初めて選んだお見合い相手に心を痛める様子が凄く切なかったです。

ただ、黒川の見合い相手が本当はどう思ってたか、信彦に付き纏ってた男性会員の真意とかが軽く流してあって、もっと深掘りすればより切なくなったのかなと思いました。

黒川の祖父が結婚相談所の会員になる書き下ろしは、アドバイザーとしての信彦が自分を見つめ直す再確認になったのが凄く良かったです。
雑誌掲載作の表題作では黒川の気持ちが何となく弱いと思ってたのが、書き下ろしを読む事で信彦への愛情の強さとか臆病さとかが強調されてたように思います。

ひとつだけ引っかかってるのは信彦は長身の部類に入ると書いてあって、黒川は頭1つ高いそうなんですが180はあるだろうとありました。

私の長身の部類は176以上で、そこから頭1つ高いのは185は超えて190近いと思うしイラストもそれくらいの体格差がありました。
私の感覚がおかしいでしょうか?

3

不器用なふたりらしいほのぼのラブ

海野先生の作品は属性がとても好みな感じがして数作読んだことがあって、今だ手探り中ですが(汗)、本作はとくに属性がいい!たつもと先生のイラスト最高!D+掲載時に面白く読んだ!っていうので購入しちゃいました。やっぱたつもと先生のイラスト好き。そして、書き下ろしで攻めのじーさんが出てくるんですが(金蔵さん)、わりとそのエピが好きだったんですよね。そんな奴のレビューです(と前置き)。

萌えポイント:
①強面で無愛想な攻が、実際は不器用なだけで真面目でいい男な点。この属性好きなんですよね~。昭和のお父さんみたいで。。あとこのご時世であれですけど、喫煙者っていうのも昭和のお父さん感があって好みなんです。映画好きっていうのも親しみ…。
②受が頑張り屋さん、健気で壁際から応援したくなるところ。真面目さが危なっかしいところがいいですね。実は、クライアントにストーカー化されるエピに膨らみがほしかった…というS的視点は残ります。
③金蔵。不器用さんのオリジン。あれ?本気で再婚する気あったんか?という意外性はありましたけど(孫可愛さだけかと思ってた…)、ちょっぴり取り扱い面倒くさいけど話せばわかる素敵な先輩で、受と仲良くなりそうな気配があって、その妄想でニヤケました。
④金蔵の登場でキャパオーバーした受さんが、非協力的な態度に見えた攻さんに逆ギレするところ面白かったです。(夫の実家に帰省した際、夫の態度にイラっとする妻…みたいなイメージだった…)見事に八つ当たりじゃ!でも八つ当たりってある程度心許してないとできないから、それがいいなと。

もやったところ:
①え~?このスペックで2回目デートにいけないの??と結婚相談所事情気になりました。(この程度のネガティブ要素だったら結婚したがる人いるんじゃね?…とかw)
②攻のしゃべり方…。え?令和にこういう会社員(しかも30代)ってまだいる?と若干気になりました…。今どき黒づくめで強面で不穏な目つきなだけで遠巻きにされるのかな~?とかw ”あんた”呼びは、受→攻だと萌えるんだけどな…。(この差ってなに?)
③枝元に待ち伏せされたらストーカーなんだけど、黒川がそこに待ってたら恋が始まるっていう仕方ない件。(行為は対象によって正にも負にもなるってゆー事情)

総括としては、読み終えてほのぼのするので、私のもやもや視点気にならない人には萌2以上になるはずです!

2

これが愛なんだろう

結婚相談所で働いている信彦と、結婚出来ない男(黒川)のお話。
信彦は成婚率ナンバーワンで、そんな信彦が『どう足掻いても二回目のデートに進めない男』こと黒川の担当をすることに。
そしてー…。
と、こんな感じで二人の話が始まります。

最初、黒川への印象があまりよくなかった信彦だけど
黒川は黒川でただ不器用なだけで、
そんな黒川が可愛いなぁと思いました。

信彦が結婚相談所で務める理由を聞いて、胸が痛くなったし
元カレのことも腹立たしかったけど、かわりに黒川が怒ってくれてよかった。

徐々に二人の心の距離が近づいていく様子がわかって嬉しかったけど
そこで黒川の初恋の人の話が絡んできて、切ない気持ちになりました。
信彦が自分の気持ちを話した時、そしてその後の信彦視点がさらに切なかったです。
黒川…ノンケだもんなぁ…って思っていたら
その後の展開で胸がきゅんきゅんしました。

でも、きゅんきゅんだけじゃないんですよね。
元々は結婚相手を探しに相談所に来ていた黒川だけに
お付き合いのその後ってのがあって
そこに祖父が絡んできたまた…ね…。
前途多難ってやつですよ…。
ずっと甘々な二人が見たかったけど、そう上手くいくわけでもなく…。
だからこそそこを乗り越えた後の甘々が胸に沁みて沁みて…!!!

とんでもなく幸せな気持ちにしてくれました。
黒川が信彦と出会ってくれて良かったし、
信彦が黒川と出会ってくれて良かった。
二人の恋愛だけじゃなく、お互いの家族の話も入っておりそこも私はすごく良かったです。

5

二人ともとっても良い!

さすが海野さん、ほのぼのじんわりの中にも大切な言葉がたくさんつまってます。

結婚相談所に務める信彦は、二度目のデートに絶対に進めない男、黒川の担当を任されます。全身真っ黒で長身で終始無表情で眉間に皺でとにかく怖いのですが、よくよく向き合って話を聞き出してみると…。

色んなエピソードがあってどれも考えさせられました。仕事に真剣で、ゲイな自分にひねくれたり変に卑屈じゃないけど諦めてもいる信彦ももちろんとっても良かったのですが、興味深いのは黒川ですね。

昭和か!な理想の女性像と結婚生活。だけどそもそも家庭環境が特殊で。彼の子供時代を思うと痛ましく、でも本人は全てを飲み込んでこんなもんだと思ってるんだろうなあと想像すると抱きしめたくなります。
見た目は怖いし会話は傲慢だったのが、信彦の教えを素直に聞いて少しずつ変わって行くのも良かった。
懐が深くてどっしり構えてるようで自分に自信がなくて、言葉足らずで信彦に愛想を尽かされるのではと行動したり。

男に慣れた身体の信彦を嫉妬するどころか燃えたみたいで。
お互い相手ならこの先もずっと一緒にいたいと思える人になれて本当に良かったね!
末永くお幸せに。

6

「愛」について考える

色んなことを考えさせられたな〜…って感じた読後でした。ちょっと哲学的?
前半部は「愛する」ということ。後半部は家族とのこと。物語を通してそれらに向き合いながら、2人の関係を考え深めていく道のりがとても良かったです。


ストーリー自体は私の好きな現代物。これだけでテンション上がるし、イラストはたつもと先生。うわわ…楽しみしかない♪

舞台が結婚相談所。これが好き!
相談所のアドバイザー(信彦)と利用者(黒川)とのラブストーリーです。出会いはあんまり印象良くないところから始まります。黒川の人柄を知っていくうちに惹かれていく過程が素敵でした。

しかしここで問題が。
信彦はゲイで黒川はノンケ。しかもアドバイザーと利用者。黒川にいいお見合い相手が見つかると、信彦の気持ちはザワザワ…。
相談員としては喜ばしいことなのに、信彦にとっては喜べないのが切なかった。

信彦が黒川をお見合い相手の元に送ろうとするのは、信彦の黒川を想うが故の「愛」。黒川には結婚して家庭を持って欲しいと思っているからです。
対して黒川は、最初は人の気持ちが分からず自分の気持ち優先だったのに、今では信彦のことを心配し考えてばかり。彼の方もまた信彦に愛を感じていました。

「恋」は自分の気持ち、「愛」は誰かを思う気持ちのこと。2人の間には互いを想う愛がありました。あれだけ自分自分…だった黒川の恋愛成長は嬉しい〜!信彦が黒川に愛することを教えたんですね^ ^

めちゃ良い話なのに、信彦に執着する顧客は気持ち悪過ぎましたー…。結局信彦への執着は、好意なのか構ってちゃんだったのか分からずじまいでした。


もうひとつのお話は、付き合ってからのもの。
家族に恋人を紹介するかどうかのエピソードです。2人の価値観の違いからすれ違うんですけど、これがまた興味深いアプローチでした。

家族だから同性であっても恋人を紹介するスタンスの黒川と、家族だから同性の恋人を紹介したくない信彦の考え方の違いから巻き起こる話になっています。
どっちが正しくて間違いとかはないんですけどね。家族への信頼や気持ちの問題かなと思います。


信彦も本当は大好きな黒川を大事な家族に紹介したくて堪らないんです。結婚して祝福されて幸せな未来を誰かと歩む顧客たちの姿を目にしてきたからこそ、自分もいつか…と思う気持ちはあって当然!

セクシャルな問題も含めて家族に温かく迎えてもらえる未来はすぐそこにあると、期待できる終わり方だったのがとても良かったです。できればその先も見たかった!(^ ^)

特段大きな事件が起こるストーリーではなかったけど、色んな愛(他者愛・家族愛)に触れる胸打つ作品だと思いました。

7

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う