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お伽話は地獄の果て、 2

otogibanashi ha jigoku no hate,

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表題作お伽話は地獄の果て、 2

サフィール,6歳,第13王子
レヴィ,16歳,サフィール付き宮廷魔術師

あらすじ

武の大国ヒライスの王宮で、第13王子サフィールは、
周囲の人間に不幸を呼ぶ“死神王子”と呼ばれ、忌まれている。
しかし、実際は常に命を狙われ、自分のせいで周囲の人が
死ぬことを恐れる、心優しい王子だった。
そんなサフィールを守るため、宮廷魔術師のレヴィは
サフィール付きの魔術師になる。
サフィールもまた、初めて純粋な好意をくれたレヴィを守るため、
強くなることを誓った。
悪意と敵だらけの宮廷で、ふたりの闘いが始まる!!

作品情報

作品名
お伽話は地獄の果て、 2
著者
市梨きみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033356
4.6

(92)

(75)

萌々

(9)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
429
評価数
92
平均
4.6 / 5
神率
81.5%

レビュー投稿数9

いびつになりつつある?

なるほど、だから1巻であんなに魔術師の定義を何度も書いてあったんですね。

なんとな〜くサフィールが狙われる理由が少しわかったような…。恐ろしい女だな!

二人のイチャイチャも増えて。お互いが大好きで。レヴィがいれば百人力ですね!
だけどその力が彼を不幸な境遇にして…。
今こそ君の出番だ!

このお話のゴールはどこなんでしょうね。
逃げるのは無しだし、サフィールが大きくなったとき2人はどこにいるんでしょう。なんか狂いだしてきてる気がするのですが。
これは続きが気になりますね。

0

続きはまだですか?待ってます

心中するまで、待っててねの市梨きみ先生の作品です。安定の絵の美しさと、ダーク感
暗黒お伽噺かな?素晴らしい作品です。心優しい王子様が、魔術師レヴィのためにどんどん、壊れていくのがたまらない
レヴィは魔術師と言うよりはサイキック?超能力者っぽいところがカッコいい
宮廷の屑だらけの世界で2人の純粋な想いが輝いてるの最高に好きです。まさに世界はふたりのためにある!
第四魔術師団の中にも面白い魅力的な人たちがいてあきません
蛇をこよなく愛するセルペンさんが良い味出してる。以外と良い人?リリーちゃん可愛かったです。
なんだか一癖ありそうな王妃と側近2人はどうなってしまうのでしょうか?
できるならハッピーエンドで終わってほしい
続き早くでないかそわそわしている毎日なのでした。

0

6歳の第13王子✕16歳の宮廷魔術師

歪んでいて、いびつで、それでも愛に溢れてて。
どこまでもお互いがいれば良くて、お互いしか必要ないという純粋さが狂気でしかない。
すごく感情を揺さぶられるお話でした。

特にハンスを殺した犯人を突き止めても、他の真っ当な騎士が死ぬのは嫌だけど、ハンスを殺した犯人が死ぬのは構わないらから護衛騎士のままでいさせるという狂気が凄かった。
優しいだけじゃ生き残れないことを痛感しました。

第二王女と第十王子に物理的にも精神的にも痛めつけられますが、まさか黒幕が王妃殿下とは驚きです。
サフィールの母を殺してしまうほど『好き』を拗らせているようで、その捌け口にされているサフィールが哀れでなりません。

ちなみに、今巻でも1巻冒頭のカラーページにどう繋がるのか分かりません。
3巻の発売が今から待ち遠しいです。

今巻でも沢山人が死にます。
四肢欠損描写もあります。
第二王女が媚薬の効果を試そうと侍女に媚薬を盛ったり、男にサフィールを襲わせようと計画したりと胸糞悪い描写もあります。
苦手な方はご注意下さい。

0

3巻が待ち遠しい!

1巻からのことですが、サフィールもレヴィもしれっと互いへの独占欲を表す行動や言動をしあっていて、見かける度に顔がニヤついてしまいました。
そういうほのぼのも摂取できますが、やはり死はつきまといます。
悲しい喪失もありました。
でも、この両方見せつけられるバランスがとてもいいんです。

主人公たちのこの先は3巻が待ち遠しい程気になるのですが、同じくらい王妃陛下とリュミエールも気になります。
愛なのは間違いないけど、あの歪んでしまっている感じが堪らないのですが。
BLで女性キャラを気にさせる描き方をされているということも好きな点かもしれません。
王妃陛下が気になるので、第1王子だと思われる1巻の黒髪王子が出てくるであろうこれからが余計に気になります。
こんな状態の母親を持っているのもあり、彼も一物抱えてそう……(わくわく!)

5

禁断は、主従の恋か。愛憎の果てか。

サフィール王子を献身的に護っていた唯一の騎士、ハンスが殺害され。
王子の身を案じたレビィは、片時も離れまいとサフィール王子の専属魔術師となる。
レビィの秘密。それは。魔術師団に属しながら魔術は使えず、術式を展開する事なく人を殺す事が出来るというもの。それは、魔法使いでは無く、魔物の力だと言うのだ。彼の力は生まれつきのものであるが、それがテレキネシスなのかどうかはまだ分からない。
念じているのか、危機を察して暴発するものかも分からない。ただ。レビィはサフィールを救わんが為にそれを使う。自分でも使っている意識があるのかどうかも分からない、発動せずにはいられないのかも。
サフィールは度重なる自身への攻撃が何処から来るものかを知っている。
サフィールの産みの母、リュミエールは王妃付きの侍女であったのに、唯一王の寵愛を受けた女性であった。作中、王妃がリュミエールを、ことの外気に入っている描写がある。居室には王妃とリュミエールの肖像画さえある。リュミエール自身も毒殺され、今際の際、サフィールに「王妃を恨まない様に。」と言い聞かせてもいる。嫉妬を拗らせたのか。可愛さ余って憎さ100倍なのか。権力者である王妃の想いもまた、重過ぎるのだ。ここにある禁断の恋は、主従であるレビィとサフィールの恋以前に。王妃とリュミエールの愛憎があったのかも。しかし。王妃の矛先が王に行くのでは無く、サフィールの周囲に向く異常さ。サフィールを頼る者の無い孤独に突き落とす事が目的の様にも見える。
そして。その王妃の為ならどんな非道な事でもやってのけそうな、見目麗しい侍従もまた、忠誠以上の気持ちを持っていそうだ。

BLらしい絡みは今のところ無し。幼ない王子に媚薬を飲ませ、おっさん達にモブレさせようと目論んだ王女達は未遂。ショタモブレなんて笑えないので、ホッとする。
レビィはおそらく守りたいという気持ちと、健やかな温かさを求めてサフィールをよく抱きしめているが、今のところ劣情は見えず、ホッとさせてくれる。むしろ。幼心にもレビィを愛しく想い始めているのはサフィールの方かも。この、おませさん。彼はレビィを護れる男に早く成長したいと願っている。彼が逞しく、麗しく成長してくれる様を、早く見てみたいと思う。

0

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