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「青くて苦い」のスピンオフ作品。
一癖も二癖もあったホストクラブオーナー・邑の
現役時代や本命との関係が描かれた作品です…!
(すっごい待ってたのよ… 読めて嬉しい…)
前作読んでいなくても大丈夫。独立して読めます。が!
今作に登場する"蓮くん"のその後が「青くて苦い」なので、
合わせて読むと邑のヒリついた罪深さが沼かもしれません。
さて。いや~~~~…これはレビューが難しい。
なんせ数回読んだだけでは邑が掴めそうで掴みきれない。
寸手のところで躱される感じがめっちゃ『天王寺邑』!
邑の罪深さだけを実感した読後感…(;´///`∩)
(支離滅裂なレビューになっていたらすみません;)
というわけであらすじも難しいのでザックリと。
「青くて苦い」から時間が遡って邑の現役時代のお話。
ちょっと傲慢な接客態度でさえ彼の持ち味で、
資産家の娘という極太客を抱えてブイブイいわせてます。
そんな邑の一挙手一投足を見つめる黒服の弥勒。
弥勒は邑の言葉にとても従順な犬でした。
しかし ひょんなことから邑のトラウマに触れ、
それまで従順だった犬が欲望を知ってーーと展開します。
私は「青くて苦い」のレビューで
正直ミヤにしたことがムカつくので、
理由を知りたいからスピン希望╭(;`皿´)و ̑̑
って書いていたんですね。
けれど邑はどこまでも掴みどころの無い男で、
人を魅了し、人を不幸にし、その上に立つ男だったなと。
ミヤにしたことなんて……店と金以外の理由はなかった。
表面的にはそうなんですけど、
邑の幼少期が少しずつ明らかになってきて
「蓮」は特別だったのかな?と思いました。
ミヤ自身は知らないだけね…。多分。
んで、
邑は自分の客を蓮に回して代わりにヤらせてたけど、
その客に蓮が何をされていたか。
それを知った時の僅かな動揺が印象的でした。
ミヤ(蓮)との関係はほぼ描かれていなかったけれど、
私はこの僅かな動揺を見られただけで良かったです。
邑を慕ってた幼い蓮の気持ちが少し救われる気がする。
(単に客がやべー奴と気付いて焦っただけかも)
(だけど私は蓮の為と解釈する!萌えるから!)
そして!
その動揺を拭いきれぬ内に目の前の弥勒がーーー。
『天王寺邑』の外側が少しずつ崩れて
憑きものが落ちたような表情に変化したのが印象的です。
突然ポッカリと真上の雲が晴れたような、
邑自身が「自分」を突然理解したような、
ようやく邑の真綿に包まれた核が見えた瞬間でした…!
その移り変わりが自然で、
どこまでも邑のキャラがブレなかったのが流石だなぁと。
弥勒との関係も恋愛って感じを前面には出ないんですね。
邑の本命というのも周囲がそう感じてるだけで邑自身の言葉ではない。
けれど弥勒にだけ許してる部分があるのは明確でね。
恋とか愛とか一括りには出来ないけれど、
確実に特別で唯一の人間を側に置く意味を考えるとグッときます(∩´///`∩)
人なんて信用しない。
信用出来るのは金だけ。
そんな邑が弥勒にだけ心許してるのがすごく良い…!!
蓮への感情はなんだったんだろな…。
もしかしたら自己投影でほっとけなかったのかな。
そうだといいな。店と金の為だけじゃ悲しすぎる。
(「青くて苦い」を読むとマジ邑の酷さが際立つ…)
(タマがいて邑の影から脱却できてよかったけどさ)
他、弥勒の忠犬っぷりが萌えでした…!!!
邑の後ろに控える番犬っぷりも、
邑の命令に従う従順犬っぷりも、
1度だけ牙を出す狂犬っぷりも、
も~~~めちゃくちゃ犬!ですっごい好き。
年下ワンコなんて可愛い代物じゃないけど、
ワンコ攻めスキーとして萌えしかないやつでした///
「待て」に従って我慢してることめっちゃ可愛い///
(「青くて苦い」を神にしてたつもりだったけど)
(さっき確認したら違ってて過去の私に渇ッ…!)
このシリーズひっくるめて全部神です(∩´///`∩)
赤くて甘い、青くて苦いは読了済み。
あの、人を人とも思わない邑さんのお話ということで楽しみにしてました!!
弥勒の忠犬っぷりも、従わせようとする邑さんも、攻防にゾクゾク!!
邑さん!!ひっどい男!!
ずるくて、ずるくて、でも従いたくなる魅力よ!!!寂しさを押し殺して強さを得てる人の放つものってなんでか囚われてしまいます。
弥勒の盲信っぷりが恐いくらいなんだけど、喉にピアスなんて見てる方が痛い!!その気持ちが重い!!!(好き)
弥勒の忠犬っぷりに可愛さ楽しさを見出す邑がヤバい。
手懐けてるつもりで、懐に入り込まれて噛まれるのたまらん!!
犬だった弥勒がワンコになってくの可愛かった!!
「青くて苦い」の時から酷い人とは思いつつ、嫌いではなかったので、邑さんの魔性を堪能できたのも楽しかった!
色気がとんでもない。美!で許されるとこありますね。徹底したNo.1俺様っぷりのゲスさがとても良い…
そんな人が!!向き合うの面倒くせぇって言いながら「そばにいさせてやるよ」って!「ついてこいよ」って!!
「好き」のようにストレートではないけど、求めるような言葉をかけるのがグッときました!!!
かわいい……強気であればあるほど美しさ惹きたってかわいいも光る。
今の邑×弥勒も見てみたいです!!!
女達の弱さには辟易ですが、ユリさんは昔からカッコよくて、痛いとこも含めて、グサグサきました!!
「青くて苦い」ではすでに経営に回っていた邑が現役だったころのお話でした。
邑が"世の中金がすべて"的な考えになったキッカケの出来事や蓮(ミヤ)との関係性、弥勒との出会いから彼が「本命」になるまで。
夜の世界特有の刹那的な関係とヒリヒリした駆け引きを存分に楽しむことができた作品でした。
どんな場面でもブレることのない邑の芯の部分は、強さでもあり弱さでもあり。
誰にも見せることがなかったソレを弥勒に明かした後も、自分のペースで生き続ける邑にはなんとなく惹きつけられてしまうような不思議な魅力があって。
相手が何を望むのかをすぐに見極めてしまうところもさすがだなと思ったし、弥勒や蓮も含め太客たちもそんな邑に魅せられていったのだろうなと納得できました。
どこまでも従順な弥勒と飄々としている邑はアンバランスなようにも見えたけれど。
Borzoiでの様々なやり取りやいざこざを越えて、邑自身が妥協ではなく弥勒を選んだ結末になっていたのが良かったなと思いました。
彼らの現在のお話もぜひ読んでみたい…!ミヤとタマのその後も気になります。また続編が出てくれることを期待しています!
まだ飲み込めてない気はするけどやっぱり芽玖先生はすごかった。
とにかく分厚いのに夢中で一気読みしました。邑さんの話ってだけの情報で読んだらびっくりしたというのが正直なところです。あんな邑さんを目の当たりにすることになるとは…でも邑さんが抱えていたものが少し理解できた気がします。金しか信じてない、でも最後にひとかけらそこからこぼれ落ちたものも信じたいってところがスタイリッシュに描かれていたと理解しているけど正直まだ理解できていかも。
わざとらしくない自然なえぐさ、女性をちゃんと登場させるし、メインCP以外の描写もあるのがさすがで好きです。
ちゃんとラブも描かれているけど甘すぎず、でも救いもある。単純な話ではなくてまだ消化できておらずうまく感想が出てこないけどとにかくかっこよくてセックスしていてもしてなくてもエロい。単細胞読者としてはこの絵だけ見れただけでも買った価値はありました。
何度も読み直したいです。
ホストの悪行が巷の一部で話題の昨今ですが、本作のホストは極太客にガッツリ貢がせる、伝統的? なタイプのホストなので安心して読めるかと思います。
ホストに貢ぐ姫達が竜虎相搏つ場面も若干ありますが、富豪VS富豪の頂上決戦なので、庶民にはなんかすげー! ってだけで脅威にはなりません。一生手の届かない世界なので。
ホスト三部作の3作目です。私はまだ他の2作品は長めの試し読み程度しか読めていないのですが、それでも本作品単体で楽しんで読めました。
主従BLというか、従主BLでした。待てが出来かねる忠犬×圧倒的キングな歌舞伎町No.1ホストのカップリングです。
ラグジュアリーで緊張感のあるストーリーと絵柄がマッチしていてよきです。
受けの邑さんがなかなか落ちてくれないのと、忠犬攻め弥勒がめげない・打たれ強いのがよかったです。
従×主……だけど、下剋上にはならないこの感じ……素敵……。
ピリッと引き締まっていて、とにかくカッコいいカプです。
辛口のBLが読みたい方におすすめです。