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組長の死をきっかけにヤクザから足を洗った間宮。組長は愛する人のために命を落としたけれど、恋をした事がない間宮にはその気持ちが理解出来ず…。そんな時に見かけた彼氏と一緒に幸せそうな笑顔の青年翔。後に翔が彼のためにデリヘルで身を売り働いている事を知り、その時間を買い占めて他の客の相手をさせないようにする間宮。
実は翔の相手は本当の彼氏ではなくかなり拗らせているのだけど、恋を知らない元ヤクザの間宮とお互いに不器用でもどかしいながらに気持ちを通わせていくのが良い〜。
初めての本物の恋。心から愛し愛されるのって素敵な事だよね。
おじさんと大学生の恋が、とてもピュアに描かれている素敵なお話でした。実は西本先生初めて読みます。表紙に惹かれました。
はじめの恋というタイトルながらも、恋も愛も実感したことの無いはじめが恋に落ちて行く過程だけじゃなくて、叶わぬ恋ばかりしかしていなかった香坂くんがはじめと一緒に過ごすことで、温かい気持ちや、幸せな気持ちに目覚めて行くのが、とっても萌えがありました。それに香坂くんは、無自覚なセクシーさがたまりませんでした。
そして、脇役で出てくる、タピオカ屋の店長や、動物病院の院長、元ヤクザの頭などみんな好感が持てて、一人一人がみんな色々な角度で好感持てる人達。そして、何より出てくるネコちゃんがとっても可愛くて。そういう様々な要素が、ヤクザに失望していたはじめの心を温かいものにしていくのが、とても良かったし。そういうはじめに恋心をどんどん感じていく香坂くんが可愛くて美人で。でも、香坂くんをはじめは美人とか、美しくしていて欲しい等とは思わずに、メガネ姿のままで良いって言ってあげるのが、はじめは優しいなぁと。
「幸せ」
という言葉とは縁のなかったはじめが、穏やかな同居生活で「幸せ」な顔を向けてくる彼にトキメク所は、本当にピュアな恋心を感じました。
そして、はじめはヤクザを辞めた時には分からなかった、愛する人の為に行動する気持ちを理解しました。孤独なヤクザが人間らしい感情を知って、人の為に生きる気持ちを理解したのが、とても嬉しくてほっこりした気持ちで、読み終わりました。とても好きな作品に出会いました。
上半身に派手な刺青をしている元ヤクザの真宮が獣医学生の香坂とピュアな恋をするというギャップを楽しむお話でした。
しかし、ヤクザはそう簡単に辞められないし、真宮が1千万を持っている理由が分からないままだし、香坂の売掛金を払う為に1千万を出すのは後先考えなさ過ぎだし等々、細かいところが気になりました。
組が組から離れた真宮を家族扱いする優しい世界観に最後まで馴染めなかったです。
シーモアは白抜き修正でした。
前戯長め挿入短めな初夜でした。
あの「トワイライト」の作者さんで合ってるよな?と何度も確認しました。
すごく印象が違ってびっくりです。
辞めヤクザと純情くんの恋物語か?と思っていたら、そんなもんじゃなかった!
1冊でこんなにも心を揺さぶられ幸せを感じられるなんて!久しぶりな読後感です。
人物の描き方がはじめは硬質なのに香坂は細くて柔らかな線で対象的ですね。
内容も熱い片想いの香坂の熱に惹かれたはじめ。恋ってやつを教えてくれよ…な元ヤクザなはじめ。元ヤクザにこだわり過ぎなのは自分で、関わる人たちはそんなことかまってないのに。
香坂のきゅんかわと思いきや、ズルいところも等身大な感じで善き!!
胸の謎の動悸に戸惑うはじめ。
いい!いいよ〜!
好きな人にはどうしたいか?どうなりたいか?
とーっても良かったです。あと一歩なにかあればもう一歩のところが惜しかったです(何様?)
年の差のゆっくり初恋ピュアラブでした。
はーー、すごく素敵な作品でした。
恋を知った人が見せる表情って、なんでこんなにも素敵なんだろう。
思わずどきっとする表情の数々に魅了されてしまいます。
平穏とは真逆の世界に身を置いていた真宮はじめ。
これは想像ですが、世の中の人々がおよそ経験はしないであろうハードな物事をひと通り経験していそうな36歳の元ヤクザが、きっと誰しも1度はしたことがある「恋」を知らないという設定に惹かれてやみません。
偶然バスで出逢った青年・香坂くんが一瞬見せた恋する表情を見てからというもの、何故だか妙に気になってしまって…と、恋を知らない真宮が恋だけではなく、今まで知らなかったいわゆるカタギの世界のあたたかさに触れていく姿がなんだかとっても良かったのです。
受けの香坂くんもかわいらしかったのだけれど、私は攻めの真宮が愛らしくてたまりませんでした。
なんだろうなあ。分からないことを分からないと言えて、16歳も年下の香坂くんに勉強を教えてくれと素直に言える素直さと真っ直ぐさがとても好ましく見えたんですね。
香坂くんとの生活の中で、時にときめいたり、臆病になったりもしながら「むずがゆい」感情を少しずつ知っていく真宮が良いです。
相手のことを想ってもっとむずむずしてほしくなります。
いかつめの男前な攻めの赤面顔って、なんでこんなにも栄養価が高いのでしょうか…たまらん。
それを魅力的に引き出しているのが、小さくてかわいい系の受けというのが王道ながらまたたまらないところ。
どちらも本当にかわいらしくて、そっと見守りながら応援したくなる2人でした。
自然な話運びとやさしいストーリーはもちろん、誰も傷付かず救済されていく読み心地の良さにぽかぽかとします。
終盤は少々ゴタついている印象を受けこちらの評価になりましたが、ハートウォーミングなんて言葉がぴったりの素敵な恋のお話です。
ああ良いお話だったなと思える、読んでいて気持ちの良い1冊でした。
ちょこちょこ登場していた娘を溺愛する堀のカシラが個人的にツボです。