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最後までぜひ読んでくれ!!(なぜか男言葉)
失礼なんですけど全然期待してなかったんです。あんまり作者さまの作品も3~4冊くらいしか読んだことがなくて。
すっごく良かったです!紙で買えば良かった〜。
まず絵!いい感じに変わりましたね(何様?)
そしてストーリー。
最初のうちはほのぼの切ない片想いちょいファンタジーでラブなしかな?と思いながら読んでました。
読んでるうちに夢中になって最初は人間愛的な?お前を一人にしないよ的なところにジーンと来て。
私も歳をとって一人ぼっちになったら友達の実家に住もうよって言われたことがあって。言った本人は忘れてるかもしれないけど、密かに心の支えにしてます。
そして澄春がいよいよ辛くて大悟を好きなことをもう手放そうとして…。
ここからがもう!いや、全編素敵なんですよ?いい台詞がいっぱいあるんですが。
ここからが澄春の人生第二章でしょう!
まだ大悟に恋をする前の明るい自分に戻って。澄春の変化に戸惑う大悟にとうとう理由を話したら…。
大悟を信じれば良かったんだよ!ちゃんとぶつかってなかったじゃない!やれること全部やらないで悔いを残しながらそばに居続けるなんてダメなんだよ!
泣けました。
人生訓とか自分の老後とか大切なものを見つめ直す気になれる、すんごく盛りだくさんで長く感じたお話でした。
美しい絵や台詞や表情など堪能しました。
絵やコマ割りや背景で伝わるもの。
そうだ!漫画って素晴らしかったんだ!
1番大好きな作家さんの絵津鼓先生、単話で読むのを我慢して単行本待っていました。
今回も最&高でした。澄春(この漢字もまた爽やかで素晴らしい語感)の好感度がものすごく高くて、こんなの彼を応援しながら読むっきゃないでしょう、いじらしいのに爽やかでどこまでも感じが良い好青年で本当にいい子でした。また、大悟もちょっと不器用だけど真摯でよい青年。たまに身近で、あの人とあの人が付き合ったんだ!ほんとにいい子同士だよね、すごい嬉しい!!っなるカップルがいますが、まさにそんなふうに感じさせるお二人が、微笑ましく歩み寄り、ベストなタイミングで通じ合って、感動でした。
先生のどの作品も、相手が近づいてきてドキドキする瞬間とか、そんなときの陰影の描写が臨場感あり大好きなんですが、今回もそんな、一緒に動悸がしてしまうような場面が結構ありました。高校生大悟が横からさっと同じ紙に文字を書く距離感、車内に二人で、大悟だよ、大悟しかいないじゃん、の涙など、キスもハグも何もなくても恋心とはこういうこと、という気持ちが凝縮されていて、切なくて一緒に涙が出ました。
この二人以外の住人たち以外の男子達の会話も、プッと笑えるものが多いんだけど、非現実的にキャピキャピしておらずみんな地に足がついた自然な会話で、軽快で、すごく心地よく楽しみました。若いみんながこれからも、自分の心に寄り添った選択をしていき、より良い未来を築いてほしい、と、最後のモノローグとみんなの姿を見ながら再度涙ぐんだおばちゃんでした。
細かいことですが、ティエンくんが外国人とかなんとかラベル付けされることなくティエンくんなのが、すごく嬉しかったです。金髪碧眼のイケメン、とか、ハーフ、とかの特別枠でしか非“純”日本人は存在させてもらえない日本のフィクション界において、ただただティエンくんはティエンくん、で存在させてくれた絵津鼓先生の感覚が尊く嬉しかったです。
ここからまた先生の既刊を再度全部読み返す巡礼読書をして、絵津鼓先生の味をまた噛み締めていきたいと思いました^^
私に過去トラウマを埋め込んだ「IN THE APARTMENT」の槙雄が恋人と別れた原因がずっと絵津鼓先生の作品を読むのを私に怖いと思わせて来ました。
特にその原因になった人物たちの漫画が生まれて、映像になったと知りまた先生がそんな感じの作品に力を入れたらどうしようと思ってしまってました。
なので何の知識や情報も無いままにこちらの作品を予約したのは掛けでもありました。
恐々と読み始めて最初に澄春の身体に変化が現れた時には、嫌な予感しかしませんでした。
ところが段々と読み進めるうちに澄春の一方的な片思いじゃないのではないかと思い、大吾が澄春を大切に思う気持ちにギュンと感じてる自分がいました。
大吾の鈍感で無神経そうなところも、最初から諦めて気持ちを伝える事をしない澄春にも焦ったく思い、いつしかシェアハウスの皆と同じ気持ちで2人を見守っていました。
こちらの作品ではようやく2人が恋人同士になりましたが、まだまだ大吾の祖父の不思議グッズは見つかりそうだし、この2人のその後が読みたいので是非とも続編をお願いいたします。
全てが丁寧です
作家様が楽しそうに(意志を貫いたのか?)真摯に描いている事が伝わります。
商業BLの大体が5か6話完結し1巻で終わり、反応が良ければその後に続編作成
よって取って付けたような続編が始まり1巻を越えられない
最近そんな作品が多い中、初めからなのか?完結と思う所まで思い切り描いたのか?
全10話をゲイ、ノンケ、アンセク、ハーフと様々な人間が交差し、
ちょっとファンタジーも交えながら、若者だけでは無く先達の経験へのリスペクトも感じられ自分もこの作品から何か感じ取りたいと一語一句大切に読みました。
そうさせる力がある作品だと思います!
恋する辛さ切なさと、楽しいだけじゃないゲイの澄春と真面目に人間と状況に向き合う大悟
そんな2人をニュートラルに見守る弟ナリ等々愛おしい脇キャラにも丁寧さが伝わります。
長い長い片思いと恋するハッピーさを
コマで、目線でセリフで漫画として伝えてくれる良い作品でした。
今まで絵津鼓先生ってどこかアンニュイな雰囲気の作品っていうイメージで、コミカルな感じが珍しいな〜&ポップで可愛い〜と手に取りました。期待以上に面白かったです!!大好き!!
不思議MIXなんですけど、”ゆる不思議”っつーか、人生で何度か”こういう魔法が使えたらな〜”って思うときってあるじゃないですか? そういう願望を地味に叶えてくれるマジカルが各話にあるんですけど、最終的にそれを回収してくのは、不思議な力じゃなくて、、人間の意志と行動だったりするのが描かれていて、めちゃくちゃ味わい深かったです。何度も読み返したいな〜と思いました。
主人公の美人系ゲイの澄春(片想い歴14年)が”孤独死”という自分の将来の予言にショックを受けるところから始まる冒頭に惹かれまくりました。(なんとなく親近感…)”未来の老人ホーム”ってコンセプトいいな〜、夢ある〜。 ただ長年片想いしている相手と友人として仲良くして、一緒に住んじゃうって軽く地獄な気がする…。そういう軽い地獄にいる澄春のゆらぐ感情にある悲哀と、シェアハウスのわちゃわちゃした日常にある楽しさがいい塩梅に交わっていて、片想いの切なさが少し緩和されているような気がしました。コミカルな部分なかったらしんどかったかも。
大悟が何の気なしに澄春に優しいのが罪なんですよ!ニブチンが、今まで大切な友人である澄春を苦しめていたのが自分だって知ったあとの展開には、ちょっと泣きそうになりました。。いや〜すごいよ〜すごくいい〜、この二人の間に流れる空気感がたまらないっす!じゅわじゅわっと穏やかに”幸せ”ホルモンが噴出してくるような後半の展開に萌え転げながらページをめくりました。
書いたことを忘れるインクが、実は薄まってたというオチがめちゃささってて、あれは、一回好きという気持ちを忘れて、もう一回好きになったということだろうか?って思ったんですが。。そもそも”気持ち”って忘れられるんだろうか…?とか、色々考えてしまったのでした。この一連のエピソードには涙腺を刺激されました。
というわけで、まだ続きそうな余韻が残るラストだったので、ちょっと期待してます。
ティエンくんと泰生(年の差CP)も気になってるので、よろしくお願いします。