電子限定おまけ付き&イラスト収録
小説
アワードにノミネートされている中で、未読のものを投票期間中に読んでおきたい…!という気持ちで購入した、こちら。
やー……萌え転がったし、最高にドキドキして柄にもなくときめきました…!こんなすごい作品を今まで読んでいなかったなんて、、
さすが、ノミネートされる作品です。張られた伏線とその回収が素晴らしかった…。
以下、若干ネタバレ含んだ感想となります。
ルカが転生を繰り返す理由とは?無形の魔女の呪いと、その正体とは?ウィルフレッドとの出会いとはどんなものだったのか?
と、あれもこれも気になり過ぎて夢中でページをめくっていました。
自分だけが皆の人生の中の記憶にならず、忘れられてしまう…と深い孤独を抱き、にこやかに接しながらもどこか一歩距離を置くルカの姿が切なくて、気づけばじわっと涙が。。
そんなルカにウィルがかけてくれた言葉。この言葉の持つ意味が、また素晴らしくて、胸いっぱいになっちゃいました。
前世で自分が言った言葉を、現世で相手からかけてもらえるという、その意味…胸熱だよーーー!!
最初は指が掠っただけで頬を染めていた攻め様が、二人の関係が深まるとともに徐々に大胆になっていく様子もたまらなかった◎
二人がやっと体を重ねた時の、ウィルフレッドの言葉。
「この先君を手放してなどやれない」
「そうだそうだ!もう絶対に絶対に手放さないできつーく抱きしめてあげててねー!と、神の視点で強く願っちゃいました。
ワクワクと切なさと甘さを思う存分堪能できる、読み応えある転生物語。
素敵なお話を読ませていただきました✨
所謂〝死に戻り〟モノ
主人公は、なぜ繰り返し生まれ変わるのか?
なぜウィルフレッド(攻)と関わると、必ず死に繋がるのか?
等、散りばめられた伏線をハラハラ堪能し、ラブ要素も満載で大満足な一冊でした。
しっかり作り込まれた世界観で、読み始めたら止まらず一気読み!
ロマンチックな情景描写に、すっかり惹き込まれました。
特にお祭りでのダンスシーンはディズニーのラプ⚫︎ツェルのような印象で思わずうっとり♡
騎士と魔女に扮して、相手を変えながらクルクル踊る様子を是非とも見てみたい!
そして、伴奏の終了に合わせてルカの手を取ったウィルフレッドの台詞が、見事に伏線になっていて驚きです。
魔女や生まれ変わり等、お伽話のようなファンタジー色強めの作品ですが、〝運命〟が引き合わせるドラマチックな展開に終盤は涙が止まらず……
しっかり感動した後は、お待ちかねの濃厚ラブシーン♡
村崎先生の作品はエロの回数は少なめですが、相変わらず濃厚な描写でたいへん良きエロスでした(ご馳走様です)
見事な伏線回収で〝死に戻り〟のファンタジー作品としても、ドラマチックなラブストーリーとしても読み応えバッチリな一冊◎
ファンタジーBL読みたいな〜の気分の方に是非!
電子限定書き下ろしのシャーロット王女視点のお話がめちゃくちゃ可愛くて、痴話喧嘩は「お召しにならない」にホッコリ癒されました♪
小山田先生の荘厳さを感じる重厚なイラストが素敵。
メルヘン要素のBLファンタジーとマッチして、凄く楽しく読めた。
作りこみがとても丁寧な作品。
美貌のルカの不思議な魂の歴史。
計174年・・25才にになる前日に死亡、
前世の記憶を保持して再生を繰り返すルカ
死の切っ掛けは、常に王弟のウィル。
前世の自分が元聖書に書き残した記録を元に助言して、人々を救うルカ。
本職以外の占い業でよく当たると大人気。
封印した魔女が150年ぶりに復活、
ルカの預言で危機回避したい王の命でルカは呼ばれて、
ウィルにまた惹かれてしまう
・・そして魔女退治。
初めて手に取った作家さんのお話。
流行りの転生ものかと思いきや、なるほどですね~。
受け様は、薬師で占術もするルカ。
『翠眼の予言者』なんて呼ばれる程、先読みが当たっているのだけど、実は前世の記憶を持ったまま、同じルカとして、同じ時を生きていて、25歳の誕生日前日に亡くなってしまう。
そんな人生が既に7周目、175年。
転生ではなく、人生をあゆみ直してるルカ。
攻め様は、王弟ウィルフレッド。
ある日ルカは王宮に呼ばれ『無形の魔女』と呼ばれる魔女討伐に、その予言の力を貸してほしい、と依頼される。
青くなりつつ、断れるはずもなく王宮で過ごすことに。
ウィルフレッドがルカを前にドキマギしてる様子に、にまにましちゃう(>ᴗ<)
ルカのことを意識しまくりで、かわいい、なんて最初は思ってたのに、どんどんカッコよく情熱的になっていっちゃって(≧∇≦)
『無形の魔女』がルカを執拗に狙い出して、最初の人生でのそれぞれのが関わりがなんとなーく見えてきて。
どうなる事かとハラハラしてた魔女討伐、なるほどなぁって唸りました。
ルカの修道士っぽい決めゼリフ、素敵(*^^*)
2人だけで通じる"約束"もなんかいい。
ルカ視点で進みましたが、ウィルフレッド視点も読んでみたかったな。
運命の人に出会えて舞い上がってるのとか、ルカがいなくなって青くなるのとか( *´艸`)
村崎樹先生の作品は「年下Domの溺愛コマンド」と「清らかな雪は白金の狐の愛にとける」以来になります。
もう、タイトルに書いた通りです。余計な知識を入れないで楽しんで欲しいお話でした。ルカが転生を繰り返している理由は、ウィルフレッドがルカを王城に呼び寄せた理由と関係あると考えるのですが、それがどういう理由なのかなかなかハッキリしないところが気になって色々と考えてしまうんです。この自分で推理するのがとても面白いのですよ。
ルカが最初は警戒してるのでなかなかLOVEには発展しません。でもウィルフレッドの気持ちが誰に向いてるのかは分かるので、2人の気持ちと距離が近付いて行くのに凄く萌えるんです。
多くは語りませんが、ルカの愛する人を思う気持ちに泣きました。あの瞬間にそんな事を考えられるのって凄いと思いました。
最後に嫉妬って恐ろしいです。身勝手過ぎてその事が身を滅ぼすキッカケになるんですから。彼女には主演女優賞を贈りたいですね。
因みに全てが解決してからウィルフレッドとルカが結ばれるのでエロは少ないです。そこも凄く良かった要因でした。