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表題作嘘とキスと純情

馬場、新人会社員
羽鳥、会社員、馬場の指導系、29歳

同時収録作品恋とは不思議なものだから

(仮)小野寺、高校生
(仮)一宮、高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし 今時の男の子

あらすじ

社会人一年目の馬場は大学生だった頃、終電間際の駅のベンチで眠る男に、別の男がキスするシーンを目撃した。
キスする男の表情が印象的で忘れられずにいたが、入社した会社で自分の指導係として、彼・羽鳥と再会する。仕事に厳しくクールな羽鳥に最初は臆するものの、一緒にいるうちにどんどん惹かれていく馬場だが…?
片想いが連鎖するリーマン・ロマンス。シリーズ四編+描きおろし、読みきり「恋とは不思議なものだから」を収録。

作品情報

作品名
嘘とキスと純情
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
レーベル
集英社ガールズコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784088552095
4.2

(59)

(26)

萌々

(24)

(7)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
249
評価数
59
平均
4.2 / 5
神率
44.1%

レビュー投稿数10

続きが待ち遠しい

木下先生の描かれる年下×年上は、じわじわもだもだと進んでいく関係性が味わえて心に沁み入りますね。
直接的な言葉の出てこない関係性は、キャラたちの表情で雄弁に語ってくれます。

個人的に好きなのは、年上に翻弄される年下攻めの構図。
とくに木下先生の年上受けは、近づかせておいて一瞬で線引きしてしまう、かなりずるい大人が多いなあと思います。

年下攻めが可哀想に見えてくるときもあるのですが、絶対諦めないところが良いところ。
「好きでごめんなさい」なんてセリフ、切実すぎてキュンときます。好きすぎて泣いてしまうところは、受けが心を掴まれるのも納得です。

受けに許しをもらえてからの攻めのワンコ具合は可愛すぎます。
まだまだこれからな関係なので、続きがどうなるのか楽しみで仕方ありません。
幸せで楽しい時間が過ごせますように。

0

先輩を追いかける一途素直ワンコ後輩に胸キュン

大好きな木下けい子先生のリーマンもの。

後輩×先輩の再会(と言えるかな)愛。
どことなく魔性の雰囲気を持つ格好いい先輩、羽鳥にドキドキ・:*+.

内容です。


社会人一年目の馬場(攻)。まだ大学生だった頃、終電間際に駅に駆け込んだところ、ホームのベンチで男にキスしている男ー羽鳥を目撃します。

「秘密だよ」とでも言うように黙って指を唇に当てた男の表情が印象的で、ずっと忘れられずにいたのですが、入社した会社で自分の指導係になったのは、なんとあの時男にキスをしていた男、羽鳥でした。

クールで厳しい羽鳥に「抱いていた印象と違うな」とは思ったものの、一緒に過ごすうちにだんだん惹かれていく自分に気付きー

と進むお話。

可愛いワンコ系後輩の馬場が真っ赤な顔で必死になって「忘れてくださいよ それで俺の事好きになってくださいよ」と言うシーンが胸に刺さりまくり!

それで、それで、その次の羽鳥パイセンのアクションにも心臓が止まるかと思いました。ドキドキが過ぎて。

羽鳥の言動にいちいち振り回されてる馬場が可愛くて微笑ましくて、クスッと笑っちゃいます。

クールで小悪魔系の羽鳥に振り回されてる馬場くんの天然っぽさもたまらなくて。
「キスしたら殴る」って言われたら、普通黙って手を引くところなのに「えっじゃあ 殴っていいんで キスさせてください」とか。なんじゃそりゃ笑

グイグイ押してくる後輩くんの素直さ、青さとキラめきが眩しい一冊でした✨

そしてこちらの本編とは別に、巻末には高校生同士の恋を描いた「恋とは不思議なものだから」が入っています。

これ…もうね…めちゃくちゃ青春でピュアで可愛くて切なくて萌えました…!
いろんな方に読んでいただきたい!と鼻息荒く興奮気味に言っちゃう。

早く続きが読みたいな…
2月に「京極家の結婚」シリーズの最新刊が出るので、しばらくはそちらで木下先生を補給しますが、こちらの「嘘とキスー」の続刊も楽しみにしています(*´꒳`*)

0

なぜそこであっさり…

リーマンもので、新人君と上司のお話。
新人とはいいつつ、馬場は妙な落ち着きがあるというか、熱さはあっても青さはない感じ。
羽鳥はクールで表情から感情が読み取りにくいです。あの顔で「デレた」って分かる馬場すごい!ふいに陰と陽のスイッチがポンポン入れ替わっているような、不思議な雰囲気。それでいて人間味を感じるところもあって、惹かれるキャラでした。
ずっとホレた馬場が押しまくってるわけですが、それに対する羽鳥のつかみどころのなさが好き。ただ4話の終わりが急展開で、ここはあと1話くらい使って丁寧に描いて欲しいところだったと思いました。
最後に「つづく」とあるので、ここからが本番ってとこなのでしょうか。次巻に期待。(追記:単話で5話目が出てたので、続くみたいですね~良かった!)
男子高校生二人の読み切りは、ずっとくすくす笑いながら読めるお話でした。
本編は適度に萌えはあるけどストーリー的には物足りない、が正直な感想かな。あまり練られてない印象…。
若さの表現は語尾に「っス」を付ければいいってもんじゃないし、すぐに「今時の子」とカテゴライズしたがる羽鳥から滲み出る、設定年齢以上のオジサンぽさが気になりました。

0

指導係

けい子先生なのでマストバイ。指導係と新人君のお話と、読み切りのお話+描き下ろし15P。カバー下なし。表紙のそっぽ向いている男子の表情が好きな方でしたらおススメです。塩対応大好きで、くすくす楽しかったですが、ちょっと覚えている自信なかったので萌にしました。

終電にぎりぎりと駆けこんだ駅のホームで、酔っぱらってベンチで寝っ転がっている男にキスしている男を見た馬場。ちらっと横目で「内緒」とけん制した男の表情が忘れられず終電に乗りそこねます。その時の男が就職先の指導係(羽鳥)と判明!思っていたのとちょっと性格が違っていて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
間下(羽鳥にキスされた能天気男)ぐらいでは?間下なあ・・いいやつなんだが。

++攻め受けについて(予想)

キスしかしてないんですよね。だから攻め受けは仮置きで。

攻めは元気玉な年下新入社員くん。ゆるやかにまっすぐ裏表ない良い子とでも言えばいいのかな。ほめられるとニッコリ笑って「あざっす!」という方です。若いねー

受けはアラサー、表情そんなに豊かではないクール系ですが、なぜか人から「聞いて聞いて」と寄ってこられたり「これいいんだよー」とおススメされたりするオーラを持っている方。(職場にいるいる、こういう方。ほんと不思議)ノンケ同期に恋してひっそり失恋したところを、想定攻めに懐かれて惚れられてというお話です。

くすっと笑うところあり、イタイなと思うところあり、けい子先生通常運転で、沁みる恋心・・というものでした。リーマンものが好きなのよ!という方は良いのででは。

0

同時収録が大好き

木下先生やっぱり流れるようにストーリーに入り込めで読みやすいわ〜と毎作思います。

□表題作
さすが要所要所で見せ場があってよかったです。
例えば
・馬場が羽鳥に片思いは無意味、新しい恋始めましょうと言い羽鳥の「バッカだなぁ お前」の後、馬場が資料を忘れるとこ
・馬場曰く「(羽鳥は)この人に好かれたいっていうナゾのオーラがでてるんだよネ」
・馬場が羽鳥を好きだとわかりキスをして「ま、がんばってみれば?」←これはかっこいい
・馬場「本気で検討して下さい」羽鳥が持っていたパンの上から具が落ちる←心の動揺の表れで上手い
これらの場面が好きでした。

ただストーリー的には、馬場がぐいぐいいくなと思ったら陽キャなパリピなのがちょっと苦手なのと、もう気持ちは落ちていそうな羽鳥が拒んだり受け入れたりがどうなん?と思うところがありました。

□恋とは不思議なものだから
こちらがめちゃくちゃ好きでした。
木下先生が描く変人とそれに翻弄されながら惹かれるピュアっ子のお話大好きです(由利先生シリーズとか)
小野寺はいつもひとりでいるけどまったく淋しそうでなく…というのがまず好きだし。
耳の穴を見られるのがめちゃくちゃ恥ずかしいのくだり。ずっと声出して笑いました。
真顔で変なことを言う小野寺と、一宮の「いやあ‼︎やらしい‼︎」とかのリアクション。
そして小野寺の「君 耳の穴凄くかわいかったから好み」もおもしろいし。
「何聞いてんの? 君」に対し泣きながら「俺 おまえが好きになったんだけど」「でもごめんムリ」「俺凡人だから〜」の返しがそうくる?と笑えるし
そこからのやりとりがもう最高でした。
こんな2人をもっと見てみたいです。

3

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