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もしも恋に堕ちてしまったら…楽園追放
Ⅲ巻はアポロとフィーの心の機微を美しい情景と共にじっくりゆっくり余すことなく描かれていて圧巻でした。
Ⅰ巻序盤のファーのモノローグ、「手」は人格やその人の過去までも投影していることがある、意外なほどおしゃべりだがここにきて改めて大きな意味を持ってきたなと思いました。
ラストシーンが特に好きでした。いつも性的接触にすぐに繋げていたフィーを静止する姿にどれほど真剣なのか、思い知らされました。
Ⅳ巻の発売は2年以上先になるんですかね…とりあえずそれまで死ねないです。
そっか、アポロは身体からではなく心からフィーに惹かれていくのか・・・。
物語が始まった当初、過去には妻を心から愛し、裏切られ、男性との関係などまったく考えてこなかったアポロがどうやってフィーとの関係に堕ちていくのかとワクワクしていましたが、その極上の身体ではなく、比護欲から変わっていくのか・・・。
フィーはフィーで、恋をしても仕事はこなすタイプだと思っていたけど、単にそういった経験がないだけで、本来は性に奔放なタイプではない様子。アポロへの想いを、そしてそれ以上にアポロからの想いを感じて、客と関係を持てなくなったフィー。
普通の性フーゾクであれば、仕事を変えてサヨナラ、もあるのかもしれないけど、シャングリラはフィーの職場であり家であり、オーナーは彼の親も同然。小鳥たちのことを調べ回っているグループもいて、この先どうなることやら。
早く幸せになってほしい気持ちと、この物語がまだまだ続いてほしい気持ちのせめぎ合いです。
このシリーズを読むときは、体調は勿論のこと、精神も安定している最高なコンディションで読みたいので発売されてから随分と温めまくってしまいましたがやっと拝読いたしました、、、。
もう、あぁあああぁぁぁと声にならない叫びが漏れまくりました。フィーもアポロもお互いを見る目が愛おしいの何ものでもないよ!!!アポロの丁寧な丁寧な行動のおかげでフィーが自らこれは恋なのか?という初めての気持ちになる瞬間を読書は垣間見ることができるんですよね!あぁなんて甘美な時間でしょう。
タブーを犯してしまっている2人ですがもうどうなることやら、、、早く続きがよみたいです!
好きすぎて続編を読みたいけど読みたくないという謎の状態に陥ってしまい、発売から数ヶ月、やっと読みました。
ああ、どうしてこう、許されない愛って燃えるんでしょう。
はあ、、、。
アポロが自分の気持ちに気づくシーン
フィーが自分の気持ちに気づくシーン
それぞれ丁寧で美しく描かれていて、蘭丸先生の絵とストーリー構成には毎度惚れ惚れします。
何度でも読み返したくなる。ホントに美しい。
楽園追放になってしまうのかああああ!?!?
それでも2人が幸せならいいんじゃないのおおおお!?!?!?
と、感情が入り乱れました。
またしばらく発売から読むまでもったいなくてあたためてしまいそうですが、次巻も楽しみにしています。