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元同僚、現居候。変化するのは仕事と住処だけではなくて。
すごく紆余曲折がある話ではないので、毎回似たような感想になってしまって感想を書きづらい作品ですが…。今回は初めて泣かされたので感想を書きたくなりました。
ついに久慈の実家から二人とも出て行くことになった今巻。久慈以上に吾妻が寂しがっていることに泣かされました。でも、確かにそれが現実なんだろうなぁ。管理している当人は、自分に子供がいなくて、古い家に住み続けたとしても年老いたときに管理を任せる人がいないから、お兄さん家族が住むために新しい家に建て替えるのは現実的。でも、吾妻の寂しさもすごくよくわかる。吾妻のおかげで久慈の寂しさや喪失感も多少は報われたんじゃないかと思い、ほろりときました。
あと、家を出たら二人の関係はどうなるんかなぁと思ってたけど、変わらず付き合いが続くようで、それもよかった。
同棲編が始まりました。そして終わります。2人は40歳になったそうです。見えないけど。
この作品の、脇やら股やらの毛がしっかり描かれてるところが好きです。お湯を流したシンクが大きな音を立ててるのも好きです。
久慈の子供時代で兄が水泳部だったエピソードをエグめの内容で描写して、そのあと吾妻の心内台詞で「長い事 水泳をやっていた」って書くのがまた。こういうところもこの作品が好きだなと思う。
玄関ドアを閉めたらすぐさまキスは青臭くて、空港でキスはありという、吾妻さんの分別がわからないよ。
とうとう久慈のこの素敵なおうちともお別れかぁ、と私も寂しく思いました。傍から見ている分には美しくても、実際に住むとなると家も庭も綺麗に維持するのが大変だったり、お金がかかったり、時代に合わない住みにくさがあったり、困難も多い。田舎へのダム建設のように久慈兄が悪者のように描かれるのではなく、彼は彼なりに反面教師だった父親とは異なる家族に優しい父として暖かい家を建てたいのだ、と久慈が弁護するシーンが印象的でした。それでも短い間にたくさんの思い出が詰まった家との別れに涙する吾妻が愛おしかったです。久慈も他人の吾妻がこれだけ泣いてくれたら、思い残すこともないでしょう。久慈の海外生活で再び離れた2人ですが、帰国後は当たり前のように最初に会って、相手の家に行って、セックスをする。言葉がなくてもお互い欲しいものを理解している空気感、最高です。
GWにシリーズ再読中です。
個人的には最新刊の4巻が神巻だと思っているのですが、こちらの3巻も「一つの区切り」の巻で、グッとくる。。4巻と同じくらい、この巻も、というよりシリーズ自体が神だなと勝手に納得。
住処と、仕事。この二つが大きな変化を迎える3巻。
久慈の友人真鍋の、「聴覚と嗅覚で この家を覚えてる」って言葉が印象的だったな…
本当、家の「匂い」って忘れないよなあ、友達の家を訪れた時のちょっと不思議に感じた匂いとか、いまだにおぼえてるもんなあ…と、ノスタルジックな気分に浸ったりしました。
その真鍋の帰宅後、吾妻が帰ってきて生み出す音の数々に、久慈が自然と耳を傾けている様子がなんとも良くて、表現しづらいんですが胸にじわっと来ました。
この巻では吾妻が翻訳学校に通い始め、翻訳の向こう側をちょっと覗き見できるのも楽しい!
「handsome」って女性に対しても使うんだー、とか、確かに「at the door」って短い言葉一つとっても「戸口」「ドア」「扉」、どの言葉を選ぶかで印象ってガラッと変わってしまうよなあ…奥深いよなあ…と、一つ一つが興味深くてのめり込んでしまいました。
何度も読み返しているけど、続けてまた4巻も読み返そうと思います。
本当、この空気感が大好き…
この二人は最高にいいですね。
というか、コマの時間の流れかたとか、ちょっとした仕草、雰囲気、表情に気持ちが表れてて、こんなに素敵な漫画があるんだ、とむしろ驚いてしまうくらい。
3巻は、やはりまだ名前がつかない二人の関係が、少しずつ甘く、そして強くなてきていることを感じさせてくれる一冊でした。
久慈の実家で同居しながら、翻訳の学校に通い出す吾妻。しかし、兄に家を譲る日が迫り、二人は別々の住まいをさがしはじめている。
新しい人生の始まりと、同居の終わりが交錯します。
しばらく海外を放浪する久慈と、彼のマンションでその帰りをまつ吾妻。そう、妻のように。。
しかし約束は何もなく、確実な関係でもまだない。
そんな二人は今後どうなっていくのでしょうか。次巻も楽しみです。
