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海野先生のホラーBL!面白かったです。
「良き隣人のための怪異指南」シリーズは読んでいたけど、怖さレベルは同じくらい…いや、こちらのが少し怖さレベルは低いかも?(個人調べ)
攻めが元僧侶の超色男な美形花屋さん。
受けは清廉な雰囲気を持つ純粋無自覚美人系サラリーマン。
2人とも霊感ありです。
憑かれやすい受けの周りは視線を感じたりつけられてる感じがしたり、更には髪の毛や爪が家の外にばら撒かれたり…と怪異がいっぱい。受けは幼少期から視えているけれど、霊だと気がついてなくて攻めに出会い自覚していきます。
ホラー部分のお話もちょっぴり怖くてヒヤヒヤが楽しいです。
攻めは昔僧侶を諦めざるを得なくて、その後二丁目で遊んでいた人で、ま〜〜〜〜〜〜手慣れてること!距離の詰め方も口説きもえちも。
腰に香水付けてて服を脱ぐと匂いが濃くなるんですって!えっっろ!
受けの恋心には気がついていて受けが告白してくれるのを待ってた…のに、受けが花屋に来なくなっちゃって…!ジレジレな攻めも良かった。
できれば攻め視点も読みたかったなぁ。
受けには常に優しくて過保護な攻めです。
受けは幼少期の傷もありちょっぴりネガティブ気味ですが、攻めに出会って変わっていくし頑張っている様子が良かったです。
とは言え、優しすぎて他人の霊障を引き受けちゃうのはやり過ぎ。危ないよ!
攻めがサラリと祓ってくれるので安心ですが、もう2人で祓い屋したらいいと思う。怪異指南シリーズよりCPが好きなので、こちらの2人もまた読みたいなぁと思いました。
8月末まで行われていたキャラ文庫さんのバースディフェア。そのフェアに合わせて購入した小説がどどん!と届いていて、一冊ずつじっくり読んでいます。
大好きな海野幸先生の作品、今回読んだこちらはゾクっとする怪しさ・怖さの霊媒BL。コウキ。先生による表紙や挿絵も怖さと怪しさ満点でした。
ワケあり花屋×無自覚霊媒体質リーマンというカプのお話。
主人公は会社員の光春(みつはる・受け)。幼い頃から見えない存在に悩まされてきた彼ですが、それを周囲に告げても誰にも信じてもらえず嘘つき呼ばわりされ、自ら意見を行ったり感想を述べたりすることが極端に苦手になってしまった人物です。
そんな光春が恋をした相手は、商店街で花屋を営む店主・蘇芳(すおう・攻め)。
具合が悪く倒れそうになっていたところを助けられてから足繁く蘇芳の店に通うようになり、思わせぶりな態度にときめく光春。
しかしそんな折、光春の周囲で怪しげな現象が起こるようになりー
と続きます。
除霊の絡むオカルトBLではあるのですが、蘇芳との関わりによって光春が自分自身の言葉を口に出せるようになっていく過程が見事でした。さすが海野先生だなあ…
還俗してから荒れて二丁目を出入りしていたという攻めの蘇芳は手練れっぷりを見せてくれるのですが、ふとした拍子に零れる光晴の言葉に頬を赤く染めていたり、嬉しがっていたりして可愛い!
受けの光晴視点で書かれたお話ですが、実は救われたのは光春だけでなく、蘇芳もまた”嘘をつかない”まっすぐな光春の言葉によって今後の除霊との向き合い方を後押しされ、勇気をもらっているんですよね。
一方的に支え・支えられ…という関係ではなく、互いに影響を与え合っている関係性がとても魅力的でした✨
そしてホラー部分の描写はゾクっとする怖さ!
これからしばらく、カーテンの隙間が怖くなってしまいそうなので、ペットにくっついて心を落ち着かせながら寝ようと思います笑
怪異に翻弄される二人の確かな愛と、言葉を信じること・口に出して発することの大切さが感じられ、考えさせられるお話でした。
夏だ!ホラーだ!BLだ!と言う訳で、1人ホラーBL強化月刊実施中です。
今回は【元僧侶の花屋さん×霊感体質で気弱なリーマン】のCP。
割とがっつりホラー描写が怖くて、ゾクゾク楽しめました〜〜!
幼い頃から霊感体質で、周囲から虚言を疑われて育った主人公・光春。
誰も信じてくれない環境がトラウマとなり、自分の意見を上手く言えない口下手な青年へと成長。
そんな光春が、攻めの蘇芳と出会ったことで少しずつトラウマを克服していく、光春の成長物語でもありました。
一途に蘇芳へ想いを寄せる光春のいじらしさが可愛く、恥じらいながら嫉妬心を認める素直さも可愛い……!
何だか小動物みたいな庇護欲を唆られるキャラクターで、蘇芳が放っておけなかったのも良く分かる笑
一方、元僧侶の蘇芳のキャラが余りピンと来ず……
元僧侶と言う特殊設定なのに、チャラい優男みたいなキャラになっていて、個人的に余り魅力を感じませんでした(すみません)
いっその事、もっと遊び人で色ボケ坊主みたいな癖のあるキャラの方が印象に残ったかな…と。
(そんな色ボケ坊主が、受けだけに夢中になる展開が好きなだけです笑)
ストーリーのクオリティが高く、読み応えのある一冊でしたが、残念ながら今回は自分の好みのCPでは無かったのでBL的には〝萌〟評価に。
ホラー描写がなかなか怖くて、暑い夏にピッタリな一冊でした◎
↑怖いアイテムですよね。
切り離された身体の一部分ですもんね。
夏なのでホラーちっくなこちらの作品、手に取りました。
怖ーい話、大好きです。
攻めは美貌の花屋さん。
元僧侶というポテンシャル持ち。
受けは無自覚な霊取り憑かれ体質のリーマン。
幼い頃からこの世のものではないモノを見てしまい、虚言癖を疑われてしまった過去があります。
そんな二人が、出逢い、対峙する得体のしれない存在。
徐々にこの怪異の正体がわかる経緯もテンポよくて、飽きずに一気に読んじゃいました。
二人の惹かれ合うポイントも分かりやすくて、文句なし。
いや、本当に毎日暑いですからね。
この作品読んで、ゾワッとしてみるのも良いかも、ですよ。
霊が見えたり感じたりできる二人の物語です。確かにホラーの要素がありますが、そういう設定も上手く使って二人が恋人同士になり、更には上手くいってなかった人間関係を改善していこうと前向きになれるストーリーなので、読後感はとても気分が晴れやかでした。
光春は子供の頃から誰かに見られている視線を感じたりして、それを言うと周りからは根拠が無いとずっと嘘つき呼ばわりされます。なので、大人になっても自分の発言が嘘っぽいと言われるのではないか?と、素直な感想などを言葉にする事に恐怖心があります。人とのコミニケーションにコンプレックスがあるんです。会社の人のペットの写真にすら、素直に感想が言えないのです。
光春はある日狭いビルの隙間で具合が悪くなっている所を蘇芳に助けられます。実は蘇芳にも光春よりも更に強い霊感があるんですが、取り憑いた霊に悩まされている光春をさりげなく助けてあげます。
確かに怖い場面はありますが、光春は蘇芳という理解者が現れた事により、少しずつ人との会話も出来るようになっていくのが読んでいて嬉しい気持ちになりながら読みました。
そして、蘇芳にも強すぎる霊を見る力の為に、悲しい立場にあることが分かります。光春は蘇芳を救ってあげたいと、不慣れながらも自分の考える素直な気持ちを蘇芳に伝える場面が良かったです。
蘇芳の立場はなかなか厄介でしたので、直接読んで見て欲しいです。蘇芳はずっと光春に対して優しくて、グイグイと光春に行くのですが、光春から大胆に来られると、急に照れてしまったりする、とても魅力的な攻めでした!
読後に海野幸先生のあとがきを読んだのですが、カーテンの隙間が怖い時の対処法というか、先生のご友人の意見というのが書いてあり。これを読めば大概の人は怖さを克服できるんじゃない?とおもいました(個人の意見ですw)
そして、なによりコウキ。先生のキャラクターのお顔が素晴らしくて、蘇芳も光春もとても素敵でした。