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あ〜萩の月食べたい。
樹はなにも悪くないんだよ。周りが変わっていっちゃうんだよ。
妬み嫉み僻みにさらされ続け、サッカー部に誘ったお兄ちゃんからもあんなことを言われたら…。長かったね、あの時から今まで。
絶対的な味方な存在だった佑征も自分を避けるようになってきて…。
それでも幼馴染で繋がってたから、結局優しいから、好きだから。
樹の行動がじわりときます。特に雪合戦から最後まで。佑征が悲観的に逃げてた間、樹がどう思ったか。樹、器がでかいね!
樹は何でもできてしまう器用さ故に、周囲の人を傷つけてしまいます。下巻では、樹の過去、周囲と足並みが揃わなくなったところが描かれていて、樹の天才肌故の苦悩が垣間見えました。
勉強も部活もあえて手を抜いても目立ってしまうのは、樹の持つリーダー性なのだと思いました。
佑征が樹のことを好きなことを樹は知っていますが、どちらから言いだすのかが最後までじれったかったです。手を握り返すところは、もう二人だけの世界だなとしみじみと思いました。
上巻から引き続き読みました。
距離感と、関係性に悩む二人が続いていました!
樹の抱える孤独感は、切ないなぁ。寄る辺ない。
何でも出来てしまう樹は、いわゆるギフテッドとかタレンテッドのような感じですもんね。
出来すぎて、回りからバリアを張られてしまう。
だけど佑征は違う。樹が唯一、寄り添える存在なんですね~
正直、じれ焦れしながら二人の関係性を追うのはしんどさも有りまして。
え?これ着地どうなります?
ついね、半分くらい読んだところでラスト近くをチラ見してしまいました。
つい、朝チュンで良いけどございますかしら?
と、思ってみたけど、さすが古矢渚先生。
ある意味裏切らないぁ。
いいとこまで行くんだけどな~!
とはいえ、佑征も樹も互いに向き合って幼なじみから関係を進められたのは良かった。
タイトルどおりの展開でした。
ロ〜〜ングピリオドでしたね。
佑征は気持ちが重いし、こじれまくってるし、あきらめきれないしで、両思いになった時はさぞうれしかろうと。
それが伝わるシーンよかったです。
これだけ重い佑征みたいな人は、付き合ってからどうなるのかめっちゃ見たい。
もうほとばしってましたが、これからこの2人はどうなるんだろうと。
ま、樹はこのままかも知れませんが、佑征の執着がすごくてまた自己嫌悪になったりめんどくさくなって、樹と共に成長して大人になってくんですかね。
で、また気の毒な女子キャラ出てきた。
気の毒と言ったらいけないか。
メイン2人を触発すふ役割とは言え、健気に告白してあっさり振られて、友だちときゃびきゃぴ泣いて、絵に描いたように前向きになって。
こんなBLにおけるザ・当て馬女子キャラたち、令和でもまだ見られるんだなと感心してしまいました。
下巻では樹が何に対しても興味を無くしてしまった理由が描いてありとても切なく感じました。そして佑征の言葉によってどれだけ救われたのかが分かって、樹が佑征に固執する理由も判明したのでスッキリしました。
だけど、申し訳ないけど、私はハマり切れなかったので上巻より評価を落としました。きっとひと月後には内容を忘れていると思います。
それは多分だけどいまの私の感性に合わなかっただけで、あと10歳若かったら刺さる内容だったかもしれません。
それから個人的な好みなんですが、上下巻通して登場した女性徒の2人があまり好きじゃなかったのも原因かもしれません。
もう作者名で予約はせずに評価が出揃ってから購入を決めたいと思います。すいません。
