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表題作ロングピリオド 上

有馬佑征、高校生
早川樹、高校生

その他の収録作品

  • 描き下ろし 今日だけは

あらすじ

この気持ちが早く、失くなるように。
何度だって逆の言葉を吐いてやる。

高校生の佑征は、幼馴染の樹が「嫌い」だ。
天才肌で人気者、才能の塊みたいな樹に、昔から色んな所に連れ出され、振り回されてきた。
今はなるべく関わらないよう樹を避けているのに、しつこく絡まれる。
だからいつまでも、この恋が、消えてくれない。
この気持ちが叶うことはないのに。

作品情報

作品名
ロングピリオド 上
著者
古矢渚 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784829686799
4.4

(80)

(47)

萌々

(22)

(11)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
9
得点
356
評価数
80
平均
4.4 / 5
神率
58.8%

レビュー投稿数9

言えない気持ち

 佑征と樹は幼なじみです。樹は勉強も運動もできて、その上人気もあります。一方佑征はどこにでもいるような男子です。ふたりは、ファミレスでのドリンクバーの飲み物も「いつもの」で通じてしまうほどの親しい関係ですが、佑征が、樹のことが好きなことは隠しています。樹も佑征のことが友達としてではなく、それ以上の関係で気になっている、好きなのかなと思いました。佑征の物語を書く行為は、樹と同じ彼の才能で、書くことで佑征の気持ちを昇華の表れなのかなと思いました。

0

斜光な子達です

古矢先生だからの作家買いです。
心理描写のモノローグを読むと、うん、古矢渚先生ワールド来たな~って実感します。

佑征と樹の間にあるもやもやした気持ちが、読んでるとなかなかしんどい。
幼なじみだから、ずっと一緒だから解り合えるけど、知られたくない気持ちにもんもんとする佑征がしんどい。

樹は飄々としているようで、ちょいちょい佑征の気持ちを見透かしたようなジャブ打ち仕掛けているし。

どちらも優しい。どちらも聡いからこそ、上手く行かないんだろうな~

自分の弱さ全開にして、好きですとか、構って欲しい、触って、互いの熱が欲しいとはならない子達。
でも、愛おしいなあと思いました。
大人になると自分のためなら弱さだって上手く使えるけど、まだ佑征も樹もそれは出来ないんですよね。
高校生ならではの殻に入っている描写がしんどいけど好きです。

私は、すっかり大人だから高校生だった自分の気持ちなんて忘れていました。読むと、何だか思い出してしまうなぁ。

下巻では、素直になれよ~と願います。

0

上巻のみの感想です

古矢先生作品好きなので作家買いです。
が、この上巻は個人的に微妙でした。
悪くはないです。おもしろいと思います。切なさや萌えもあるし。
でも正直に言ってしまうと、まだ上巻しか読んでいないこともあり…感想としては、薄くて気だるい。

どうしてそう感じるかと言うと
佑征のだるさ、面倒くささがメインだからなんですが。でも樹への気持ちがハッキリしているのでそれはまあそんなもんかと思えるところもあり。

全体的に話が薄い。必要ないセリフや、ありがちなエピソードが多く、先が読めたり、間延びしているように思ってしまう。
ダブルデートとか、わかりきった展開。女子キャラの古典的な使い方。
ダブルデートはその後、佑征が具合悪くなって樹とくっつくシチュエーションに持っていくためだと思いますが。

佑征の気持ちを知った上で、樹も佑征のことを好きなんだろうなと思ってしまい。
なのになかなか進まない。もどかしい。

↑こういうのを丁寧な描写と感じて、じりじり展開が好きな人はいると思います。
ただ私が見飽きてしまったというか、めんどくさいなぁ〜となってしまって。すみません。

上巻ラストでお約束な展開になったので、下巻でわくわくできるかなと期待して読みます。

2

上巻だけの感想です

古矢渚先生の絵を見るといつも誰かの絵に似てると感じるのですが、それは流行りを掴むのが上手いからなんだと思っています。

上巻しか読んでませんので樹が兄を避けている理由がまだ分かっていません。まだ「君は夏のなか」ほどハマりきれてないというのが本音です。

ただ、身近に樹みたいな人がいたらと思うと佑征の気持ちは何となくわかる気がしました。かと言って彼の逃げの行動自体は好きになれないし、樹の意味ありげな言動からはそんなに悲観しなくても良いのにって思ってしまいました。

それに比べて女子の神経の図太いことよ…。
下巻に期待したいと思います。

0

切なさともどかしさが凄い!

幼馴染高校生男子のもどかしくてせつない恋物語♪
佑征が樹に対して抱いている想いが上巻で描かれていました。
佑征の心情が話数を重ねていくたびに募っていく恋心を切り離すために、樹と距離を置いたり態度を冷たくしたりと苦悩する彼が切なかったです(;´・ω・)
樹も佑征がおかしいことに気づいているのに踏み込んでこない、寧ろ試しているような素振りがいじらしくてもどかしい、樹の気持ちを早く知りたい!っとなりました(。´・ω・)?
ファミレスでの友達と駄弁りながら2人の仲の良さを聞かれたりと、周りからも2人が幼馴染で腐れ縁という認識なんだなと感じました。実際、お互いのこと察しが良くて些細なことでも気づけてしまう2人を見て長い付き合いだと分かってしまうものなのかな…と思いました。
女子からの誘いでダブルデートすることになった2人どうなるのか、ドキドキしました…でも2人ともお互いのことしか考えていないのが分かるあの表情。
普通に幼馴染で腐れ縁って感じなのに時折みせる、そうじゃない部分が心臓バクバクでゾクゾクして描写が上手すぎてグサッときました♥
ファミレス帰りの久しぶりに触れる体温、図書室での樹の佑征から目を離さない描写と樹の心情。ダブルデート帰り駅での手つなぎ、そして上巻ラスト。
急に空気感が変わるのが読んでいても伝わってドキドキでした!
物語で気になったのは樹の兄・一哉と樹はなにかあった?とても気になる。

0

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