電子限定おまけ付き
最初に言っておきましょう。
今巻はエロがほ・と・ん・どありません。
本編では軽くチュッで、描き下ろしで少しイチャつきエッチシーンがるくらいかな。
ですが、2人が公私ともに充実しているのは分かるので、ラブの部分で足りないなぁと思うことはあっても不安になることはなかったです。
お互いに舞台と稽古と役作りで忙しくしていて、会えることがあまりない2人ですが、着々と経験と実績を積んでいく途中段階な部分だと思います。
お仕事BLの仕事(歌舞伎)の割合が大きく、これBL?ってくらい歌舞伎の世界に浸らせてくれるのは、この作品ならではですね。絵が非常に美しくそれだけで読んでいて楽しい♪
舞台映えする惣五郎の着物姿とカッコかわいい演技は最高です。歌舞伎に疎い私でもワクワクしちゃいます^ ^
稽古や舞台に汗を流し、一方で愛も育んでいく2人の交際は順調と言えるんじゃないでしょうか。(週刊誌事件はドキッとしたけど)
彼らが芸事に励む様はまさにスポ根。BLのサブになっていないところがスゴイです。歌舞伎もBLも同じくらいのウェイトで大事にストーリーを重ねていっているんですよね。同業者だからこそ、BLの部分に歌舞伎が密接に絡むし、歌舞伎の部分にもBLが大事な要素になっていて、歌舞伎とBLの一心同体感が色濃く映ります。
芸を極めることが全ての道に通じると言わんばかりに、目の前に与えられた難役に悩みながらも励む源介と惣五郎の姿が眩しいです。
今巻、ラブがあまりないなー。仕事メインだなー…なんて思っていても、体感的にですけど、ストーリーが2人のために動いていっているのが分かります。源介の兄・蔦丸の態度もちょっと変わってきたかな、とか。惣五郎祖父の、惣五郎と源介の2人の掛け合いを見てハッとするシーンとか。
分かりやすっ!って感じじゃなくて、2人の仲を認めてもらう基礎作りが順調に進んでいるような期待感に満ちました。
源介に稽古をつけた熊じぃと、惣五郎じぃの電話での会話で最後に、
熊じぃ→「楽しくなってきたなぁ」
(惣五じぃは電話越しでニヤけ顔が止まらん感じです)
とのやりとりが…。
いやいや。こっちもこっちも!
私も楽しくなってきちゃって、続刊が楽しみで仕方ないです♪( ´▽`)
歌舞伎も諦めない。恋愛も諦めない。
2人が舞台の上で唯一無二のパートナーになることを目標にするのと同様に、恋愛においても最高のパートナーになることを至上命題として頑張る現段階は、発展途上です。9巻まできちゃってますけど、まだまだ時間はかかりそうかな。
ま、「ガラス◯の仮面」を追ってる私からすると何てことない期間ですけどね!(途中から参入だけどそれでも長い…)
本編が仕事メインだったのと対照的に、描き下ろしはホッとする2人のプライベートな1コマがホッコリ・あまあま・ほのぼので、ビタミン注入できました♪
源介×惣五郎
歌舞伎に最初は興味なかったのに、
いつの間に、のめりこんで、今は9巻まで追随している!
役者の大変さが描かれている中で、
源介が役にもがく惣五郎を支えるアツさ、
惣五郎が役者としても、源介のことも絶対に手放せない気持ち、
2人がお互いが大好きで大事にしているのがしっかり伝わってきて、
安堵感と胸キュンが溢れちゃう!
惣五郎の磨き上げてきた演技に超感心し、
源介がそれを見て感じる愛の故の悔しさがグッと共感しちゃう!
2人の成長を追うのが、今回も最高だった!
2人の関係が大試練にさらされ、
外からの視線やプライベートでの葛藤もリアルに描かれて、
役者として向き合う姿、ドキドキの恋愛、
2人がどれだけ真剣に人生の舞台を踏んでいるのか。
胸を張って生き抜いていて下さい!ずっと応援します!
描き下ろしが可愛くて癒される!
恋人同士しかできない2人のキュン日常を知れば知るほど萌え上がる!
次巻が待ち遠しくて仕方がないです!
・店舗共通特典ペーパー『かわいいところ』:
惣五郎から見ている源介の可愛さが確かに可愛いね!
・コミコミスタジオ限定特典12P小冊子(有償特典)
描き下ろし漫画:
『惣五郎と西田』4P
『源介とヒロト』4P
どっちも源介の独占欲がだだ漏れ!
時代物ではないですが和風(和服含め)BLとして純粋に楽しめる貴重なシリーズです
何よりも歌舞伎の世界の鍛錬やしきたりなど細かい事をおざなりにせず丁寧に描いて下さり、その中で成長し切磋琢磨する2人を存分に堪能出来る!
芸能ものではあるけれど芸能の原点である「芸」に焦点が絞られている
現代の芸能にもちゃんと絡ませながらも「芸」が軸にある
ただただ麗しくかっこいい。。。そして気持ちが凛と締まるよう…日本の伝統文化に触れられる事も感じ取れる感性を磨いて貰えた事も良かったって凄く思います!
好きな世界のお話しだからこそしっかり格式高くこの世界ならではの個性を大事に進んで来てくれているのもとても嬉しい…(*´▽`*)
何やら佳境に向かっている感が漂っている気が…っ!?
そしてそんな中で選ぶ演目にもまた痺れます
2人の美しくも強い舞台をまだ見ていたい (>ㅅ<)
と、同時に2人の行く末もやっぱり気になる。。。(>ω<)
どっちも気になるから知りたいけれど、終わってしまうのは忍びない!!
ワガママだけれど…複雑ーーーーっ!
こんなに良質で特化型のシリーズは滅多に出会えない気がしますし。。。。・゚・(ノД`)・゚・。
次巻も大変楽しみですがまだまだこの世界の住民でいたい。。。‼
惣五郎と源介がどうなっても問題ないってこと、大谷屋の兄弟こそが証明しているような気がしてきた
寿一郎の孫の蔦丸が魅力的な真女形をやっていたり、雲之介が稽古をつけて寿一郎を彷彿とさせる芝居をするようになる源介がいたり
面影こそが大事だと言うのなら別だけれど、本当は血が繋いでいるのではなくて、強い憧れとか、その人らしさが名役者を名役者たらしめているんじゃないのかって思わせられる場面がたくさんあった
惣五郎が蔦丸を尊敬しているのを全開にしてお礼を言うの、蔦丸堪らんと思う
大谷屋の面々は玉乃屋に弱いもんね
てか、惣五郎の可愛いのすごい
惣五郎の弁天小僧だって、蔦丸の影響も受けたものになったんだろうし、芝居や踊りが一皮剥けた描写のときって、いつも教わっているのではなくて惣五郎が自分の感情を表現に落とし込むことに成功したときが多い感じ
惣五郎の感情は菊右衛門の孫だから湧いてくるわけではないし、襲名って、まんまその人になるなんて訳ない
そう思う人が彼らの近くにいてくれますように
寿一郎が大丈夫だって言ってたの、実際は多分彼らのときにはまだ大丈夫じゃなかったんだと思う
菊右衛門がどんな気持ちになっているのか感じ取れる終わり方になって欲しいな
婆ちゃんも傷付きませんように
とても有名な演目が描かれたので、台詞に臨場感みたいなのを覚えた気がして楽しかった
約1年ぶりの新刊でしたが凄く良かったです。
若い2人が真剣に仕事に取り組む様は見ていて気持ちが良いですね。それがお互いが一緒にこれからもいる為なんですよ!これが萌えずにいられますか!
歌舞伎に限らず「芸」の世界を臨場感を持って描くのって難しいと思うんですよね。それをBLの部分もバランス良く描かれているので流石だと思いました。確かにエロは少ないというより皆無です。ただそんなの関係無いくらいには滾りました。
まず最初に惣五郎が弁天小僧という難役を克服し、それを観て刺激された源介が共演の舞台へ向けて大きな変化を遂げるんです。読んでて凄くワクワクしました!
話題になる2人だからこそ記者に狙われたりもしていますが、このまま「芸」で周りを黙らせて祖父達が成し得なかった未来を掴んで欲しいと思ってしまいました。来年の次巻を楽しみに待ちたいと思います。